開講年度
開講学部等
2025
国際総合科学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期前半
水9~10
10.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1091011078
デジタルファブリケーション1(レーザー加工/CNC)[Digital Fabrication 1 (Laser Cut / CNC)]
日本語
1
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
冨本 浩一郎[FUMOTO Koichiro]
ー
担当教員[ローマ字表記]
冨本 浩一郎 [FUMOTO Koichiro]
特定科目区分
対象学生
対象年次
1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
デジタル工作機械の小型化・低廉化や、ものづくりのノウハウがインターネット上で公開されるようになったことで、これまで個人では難しかった材料の加工や物理的表現が可能になっている。このような技術的な背景によって、DIY的な個人的ものづくりはもちろん、デザインプロセスにおいても早い段階で精度の高いプロトタイピングが可能となっている。本科目は、デジタル工作機械を用いたものづくり、すなわちデジタルファブリケーションのスキルを獲得することを目的とした演習科目である。 本演習では、デジタル工作機械の中でも2次元(平面的な)加工を行うデジタル工作機械(レーザーカッター等)を使用した演習を通して、デジタルファブリケーションの基礎を習得する。
履修にあたっては、以下のことに留意すること。
(1)履修学年を問わないスキル習得を目的とした選択科目(創造支援科目)であるため、授業レベルは高めに設定している(毎回予習復習と制作課題あり)
(2)2次元ドローイングソフト(Adobe Illustrator等)の基本的な使い方を習得していることが望ましい
(3)本演習の受講者は、授業外で別途実施するスタジオ利用説明会および機材講習の受講を必須とする。
また、限られた機材の数や教室の広さにおいて、十分に演習時間を確保するため、履修者数の上限を10名とした少人数の形式で行う。 履修希望者多数の場合は、抽選によって決定する。
授業の到達目標
デジタルファブリケーションの知識の獲得と,2次元(平面的な)加工を行うデジタル工作機械を用いたものづくりのスキルを習得し,様々なデザイン領域において応用できるようになることを目標とする。
授業計画
【全体】
本演習は、デジタル工作機械やソフトウェアの使い方を中心に、授業内で各回のテーマに応じた演習課題制作を行う。 受講者は学んだ技術を使って最終課題制作(プロダクトデザイン)を行う。課題は授業内にて提示する。
本演習では、以下のソフトウェアと機材を使用する。
・2次元ドローイングソフト(Adobe Illustrator、Inkscape)
・レーザーカッター
・ペーパーカッター(カッティングプロッタ)
※使用する機材については、状況によって変更することがある。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
デジタルファブリケーション基礎
2次元ドローイング演習
授業概要および受講上の注意事項についての説明。デジタルファブリケーションについて、技術、事例等について説明する。
2次元ドローイングソフトの使い方を教授する。
【事後学習】2次元ドローイングソフトの使い方について復習しておく(120分)
第2回
レーザーカッター講習 ①
レーザーカッターの使い方を教授する。
【事前学習】レーザーカッターの使い方に関するマニュアルと動画資料によって予習をしておく(60分)
【事後学習】レーザーカッターを用いた演習課題制作(120分)
第3回
レーザーカッター講習 ②
レーザーカッターの使い方を教授する。
演習課題を制作する。
【事後学習】レーザーカッターを用いた演習課題制作(120分)
第4回
ペーパーカッター講習 ①
ペーパーカッターの使い方を教授する。
【事前学習】ペーパーカッターの使い方に関するマニュアルと動画資料によって予習をしておく(60分)
【事後学習】ペーパーカッターを用いた演習課題制作(120分)
第5回
ペーパーカッター講習 ②
ペーパーカッターの使い方を教授する。
演習課題を制作する。
【事後学習】ペーパーカッターを用いた演習課題制作(120分)
第6回
課題制作:アイデアスケッチ、設計、プロトタイピング
課題のデザインコンセプトを言語化する。設計、試作を行う。またその方法について教授する。
【事後学習】次回までに、課題に対するコンセプトの言語化と初期段階のプロトタイプを制作する(120分)
第7回
課題制作:課題レビュー
各自制作課題のレビューを行う。
【事後学習】課題を仕上げ、プレゼンテーションの準備を行う。(120分)
第8回
課題制作:プレゼンテーション
制作したプロダクトを発表する。
【事前学習】課題を仕上げ、プレゼンテーションの準備を行う。(120分)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: 95% D: 5%
成績評価法
評価は、授業態度(10%)、授業内で課した演習課題(30%)、最終課題制作(60%)によって行う。演習授業であることから、原則欠席は減点とし、3回以上の欠席で欠格とする。
教科書にかかわる情報
備考
資料は適宜提示する。事前学習資料はmoodleからダウンロードする(詳細は別途連絡)。
参考書にかかわる情報
参考書
書名
FabLife : デジタルファブリケーションから生まれる「つくりかたの未来」
ISBN
9784873115559
著者名
田中浩也著
出版社
オライリー・ジャパン
出版年
2012
参考書
書名
ファブラボのすべて : イノベーションが生まれる場所
ISBN
9784802511599
著者名
マッシモ・メニキネッリ編 ; 高崎拓哉訳
出版社
ビー・エヌ・エヌ新社
出版年
2020
参考書
書名
実践Fabプロジェクトノート : 3Dプリンターやレーザー加工機を使ったデジタルファブリケーションのアイデア40
ISBN
9784766125412
著者名
Fabの本制作委員会著
出版社
グラフィック社
出版年
2013
備考
メッセージ
機材やソフトの使い方については十分予習復習して授業に参加するようにしてください。
キーワード
プロトタイピング,ものづくり,デザイン,デジタルファブリケーション
持続可能な開発目標(SDGs)
関連科目
デザイン基礎(立体構成)、デジタルファブリケーション2(3DCAD/3Dプリンティング)、ファブリケーション技術、デザイン概論、’デザイン演習
履修条件
連絡先
fumoto[at]yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
特に設定なし(事前にメールでアポとってください)
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