タイトル

開講年度 開講学部等
2025 国際総合科学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期後半 火3~4   2.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1091011088 日本語論述の理論と実践[Academic Japanese Writing: Theories and Praxis] 日本語 1
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
永井 涼子[NAGAI Ryoko]
担当教員[ローマ字表記]
永井 涼子 [NAGAI Ryoko]
特定科目区分   対象学生 a 対象年次 1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
この授業では、日本語を使ってレポートや論文を作成するために必要な基礎知識を学び、それを演習で習得していくことを目指す。高校から大学へのライティングの橋渡しを行い、社会に出てからも必要とされる文章力の基礎を築く。まずレポート・論文を書くための基本を学び、次に基本スキルの習得を目指す。
授業の到達目標
レポート・論文を書くための基本知識を理解した上で、レポート・論文を書くための5つの基礎能力(発想力・読解力・要約力・批判的思考力・表現力)について日本語論述の視点から理解し、身につける。
授業計画
【全体】
この授業では教科書を使いながら、レポート・論文の基本および基礎能力(発想力・読解力・要約力・批判的思考力・表現力)について学ぶ。また、レポート・論文を書く上で推敲力も重要であるため、自身あるいはクラスメイトの論文を推敲することにも取り組む。宿題は授業で学んだ内容についての課題を課すこともあれば、作文課題を課すこともある。宿題の作文を授業中に使用するため、宿題は遅れずに取り組むことが必要である。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 オリエンテーション
レポート・論文を書くための基本
レポート・論文とは何か
レポート・論文のルール
宿題(課題・作文)
復習(教科書・講義資料を使って)
事前学習(教科書 WORK3,4)
自宅学習時間(目安):4時間
第2回 作文の読み直し
レポート・論文を書くための基本
レポート・論文のルール
レポート・論文の種類を知ろう
宿題(課題・作文)
復習(教科書・講義資料を使って)
事前学習(教科書 WORK5)
自宅学習時間(目安):4時間
第3回 レポート・論文を書くための基本スキル 発想力をつける 宿題(課題・作文)
復習(教科書・講義資料を使って)
事前学習(教科書 WORK6)
自宅学習時間(目安):4時間
第4回 作文の読み直し
レポート・論文を書くための基本スキル
読解力をつける 宿題(課題・作文)
復習(教科書・講義資料を使って)
事前学習(教科書 WORK7)
自宅学習時間(目安):4時間
第5回 レポート・論文を書くための基本スキル 要約力をつける 宿題(課題・作文)
復習(教科書・講義資料を使って)
事前学習(教科書 WORK8)
自宅学習時間(目安):4時間
第6回 作文の読み直し
レポート・論文を書くための基本スキル
批判的思考力をつける 宿題(課題・作文)
復習(教科書・講義資料を使って)
事前学習(教科書 WORK9)
自宅学習時間(目安):4時間
第7回 レポート・論文を書くための基本スキル 表現力をつける 宿題(課題・作文)
復習(教科書・講義資料を使って)
事前学習(教科書 WORK19,20)
自宅学習時間(目安):4時間
第8回 作文の読み直し
レポート・論文を書くための応用スキル
文章構成力をつける
まとめ
期末レポート作成
宿題(推敲作文)
復習(教科書・講義資料を使って)
自宅学習時間(目安):8時間
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 20% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
期末レポート、宿題を総合的に判断する。出席は欠格条件であり、3回以上の欠席は単位を出せない。宿題は提出期限を過ぎると提出点が半減するが、期末レポートの提出期限までは遅れての提出も受け付ける。
期末レポート40%、宿題60%
教科書にかかわる情報
教科書 書名 学生のレポート・論文作成トレーニング : スキルを学ぶ21のワーク ISBN 9784407336146
著者名 桑田てるみ編 ; 桑田てるみほか執筆 出版社 実教出版 出版年 2015
備考
教科書は授業中に使用するため、クラスに持ってくること。また、予復習にも使用できる。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 レポート・論文をさらによくする「書き直し」ガイド : 大学生・大学院生のための自己点検法29 ISBN 9784469222449
著者名 佐渡島紗織, 坂本麻裕子, 大野真澄編著 出版社 大修館書店 出版年 2015
参考書 書名 失敗から学ぶ大学生のレポート作成法 ISBN 9784894769700
著者名 近藤裕子, 由井恭子, 春日美穂著 出版社 ひつじ書房 出版年 2019
参考書 書名 ピアで学ぶ大学生の日本語表現 : プロセス重視のレポート作成 ISBN 9784894767096
著者名 大島弥生 [ほか] 著 出版社 ひつじ書房 出版年 2014
備考
参考書は授業中に提示するスライドで引用することの多い書籍を挙げている。より具体的に日本語論述力をつけたい場合は目を通しておくこと。
メッセージ
皆さんにとって母語、あるいは母語に近い言語である日本語ですが、それを皆さんは「自由自在に」使えますか。
これまでたくさんの作文を書いてきたと思いますが、「戦略的に伝わる文章」とはどのような文章でしょうか。
このクラスは「できて当たり前」の能力を磨きます。これからの大学生活および社会人生活の基礎となる文章力を本気で身につけましょう。
キーワード
日本語論述、レポート、論文の書き方
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 貧困をなくそう
  • 質の高い教育をみんなに
  • 人や国の不平等をなくそう
(貧困)あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
関連科目
特になし
履修条件
日本語母語話者(あるいは母語話者レベルの学習者)のためのアカデミックライティングの授業です。留学生は、上級レベルの日本語力が必要となります。
連絡先
nagair@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
月曜日13:00-14:00
※事前に必ずアポイントメントを取ること。
※他の時間帯/オンラインにも対応可能です。

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