開講年度
開講学部等
2025
国際総合科学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期後半
水9~10
7.5
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1091011095
知的財産法[Intellectual Property Laws]
日本語
1
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
足立 勝[ADACHI Masaru]
ー
担当教員[ローマ字表記]
足立 勝 [ADACHI Masaru]
特定科目区分
STEAM関連科目
対象学生
b
対象年次
2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
知的財産入門Iで学んだ著作権法に係る知識をもとに、具体的な判例を通じて著作権法の保護範囲を考える。
授業の到達目標
本講義は、受講生が
1)著作権法制度をよりよく理解する
2)知財訴訟における多くの判例を読む
3)グループで、著作権等の判例について報告をし、類似の判例との比較をする
ことを目的とする。
授業計画
【全体】
著作権法に係る現実に起きている裁判例をもとに、その内容を把握し、裁判所の判断について理解することを目標とする。最初の講義の後、学生にはグループにわかれて、具体的な判例をテーマに報告準備をする。各グループで、1)事案の概要、2)争点、3)各当事者の主張、4)裁判所の判断、をまとめ、最終的なコメントをグループで検討し、その判例の位置づけについて報告する。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
著作権判例演習 1
(著作権法の救済)
グループ分け
著作権侵害とは何かについて解説する。
1)著作権侵害
2)みなし侵害
3)差止請求権
復習をする。
第2回
著作権判例演習 2
(著作物性の判例)
発表する判決の選択
各グループで、どの判決を題材にして発表をするかを決定する。
最高裁HPの使い方を学ぶ。
実際にHPにアクセスしてみる。
第3回
著作権判例演習 3
(著作者の判例)
判例を紹介したのち、各グループで発表内容について検討する。
判例を読む。
第4回
学生による報告(第一回目)
報告グループ以外の学生は、報告を聞いてその内容を評価する。
第2回発表用の判例を読む。
第5回
著作権判例演習 4
(美術の著作物の侵害事件)
判例を紹介したのち、各グループで発表内容について検討する。
判例を読む。
第6回
著作権判例演習 5
(音楽の著作物の侵害事件)
判例を紹介したのち、各グループで発表内容について検討する。
判例を読む。
第7回
著作権判例演習 6
(文芸の著作物の侵害事件)
判例を紹介したのち、各グループで発表内容について検討する。
判例を読む。
第8回
学生による報告(第二回目)
報告グループ以外の学生は、報告を聞いてその内容を評価する。
プレゼンの振り返り
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 25% B: 15% C: 10% D: 25%
成績評価法
小テスト・授業内レポート30%,受講者の発表(プレゼン)・授業内での制作作品50%,演習20%,出席:欠格条件
教科書にかかわる情報
備考
参考書にかかわる情報
参考書
書名
著作権判例百選
ISBN
9784641115422
著者名
小泉直樹[ほか]編
出版社
有斐閣
出版年
2019
参考書
書名
ケースブック知的財産法
ISBN
9784335305085
著者名
小泉直樹 [ほか] 編著
出版社
弘文堂
出版年
2012
参考書
書名
たのしい著作権法2019
ISBN
9784990393557
著者名
小川明子
出版社
山口TLO
出版年
2019
備考
メッセージ
著作権法を理解するためには、条文の内容のみならず、実際に裁判所で争われた事例を研究することが重要です。判例の読み方を習得し、たのしく著作権について考えましょう。
尚、本講義はa,b,cと3つのグループに分かれていますが、学生が希望する曜日を選ぶことはできません。学籍番号順に振り分けられます。
キーワード
著作権、判例
持続可能な開発目標(SDGs)
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
関連科目
科学技術と社会(知的財産入門I)、著作権法(集中講義)
履修条件
連絡先
足立勝 ma-adachi@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
メールにて事前に予約の上、研究室に来てください。
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