タイトル

開講年度 開講学部等
2025 国際総合科学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期後半 木7~8   7.5
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1091011096 知的財産法[Intellectual Property Laws] 日本語 1
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
足立 勝[ADACHI Masaru]
担当教員[ローマ字表記]
足立 勝 [ADACHI Masaru]
特定科目区分 STEAM関連科目 対象学生 c 対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
知的財産入門Iで学んだ著作権法に係る知識をもとに、具体的な判例を通じて著作権法の保護範囲を考える。
授業の到達目標
本講義は、受講生が
1)著作権法制度をよりよく理解する
2)知財訴訟における多くの判例を読む
3)グループで、著作権等の判例について報告をし、類似の判例との比較をする
ことを目的とする。
授業計画
【全体】
著作権法に係る現実に起きている裁判例をもとに、その内容を把握し、裁判所の判断について理解することを目標とする。最初の講義の後、学生にはグループにわかれて、具体的な判例をテーマに報告準備をする。各グループで、1)事案の概要、2)争点、3)各当事者の主張、4)裁判所の判断、をまとめ、最終的なコメントをグループで検討し、その判例の位置づけについて報告する。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 著作権判例演習 1
(著作権法の救済)
グループ分け
著作権侵害とは何かについて解説する。
1)著作権侵害
2)みなし侵害
3)差止請求権
復習をする。
第2回 著作権判例演習 2
(著作物性の判例)
発表する判決の選択
各グループで、どの判決を題材にして発表をするかを決定する。
最高裁HPの使い方を学ぶ。
実際にHPにアクセスしてみる。
第3回 著作権判例演習 3
(著作者の判例)
判例を紹介したのち、各グループで発表内容について検討する。 判例を読む。
第4回 学生による報告(第一回目) 報告グループ以外の学生は、報告を聞いてその内容を評価する。 第2回発表用の判例を読む。
第5回 著作権判例演習 4
(美術の著作物の侵害事件)
判例を紹介したのち、各グループで発表内容について検討する。 判例を読む。
第6回 著作権判例演習 5
(音楽の著作物の侵害事件)
判例を紹介したのち、各グループで発表内容について検討する。 判例を読む。
第7回 著作権判例演習 6
(文芸の著作物の侵害事件)
判例を紹介したのち、各グループで発表内容について検討する。 判例を読む。
第8回 学生による報告(第二回目) 報告グループ以外の学生は、報告を聞いてその内容を評価する。 プレゼンの振り返り
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 25% B: 15% C: 10% D: 25%
成績評価法
小テスト・授業内レポート30%,受講者の発表(プレゼン)・授業内での制作作品50%,演習20%,出席:欠格条件
教科書にかかわる情報
備考
参考書にかかわる情報
参考書 書名 著作権判例百選 ISBN 9784641115422
著者名 小泉直樹[ほか]編 出版社 有斐閣 出版年 2019
参考書 書名 ケースブック知的財産法 ISBN 9784335305085
著者名 小泉直樹 [ほか] 編著 出版社 弘文堂 出版年 2012
参考書 書名 たのしい著作権法2019 ISBN 9784990393557
著者名 小川明子 出版社 山口TLO 出版年 2019
備考
メッセージ
著作権法を理解するためには、条文の内容のみならず、実際に裁判所で争われた事例を研究することが重要です。判例の読み方を習得し、たのしく著作権について考えましょう。

尚、本講義はa,b,cと3つのグループに分かれていますが、学生が希望する曜日を選ぶことはできません。学籍番号順に振り分けられます。
キーワード
著作権、判例
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 人や国の不平等をなくそう
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
関連科目
科学技術と社会(知的財産入門I)、著作権法(集中講義)
履修条件
連絡先
足立勝 ma-adachi@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
メールにて事前に予約の上、研究室に来てください。

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