開講年度
開講学部等
2025
国際総合科学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期後半
月5~6
6.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1091011133
グローバルイヤー準備[Global Year Preparation]
日本語
1
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
杉野 弘明[SUGINO Hiroaki]
ー
担当教員[ローマ字表記]
杉野 弘明 [SUGINO Hiroaki]
特定科目区分
対象学生
j
対象年次
2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
この授業ではグローバルイヤーの研究計画を立てる。留学予定の学生は留学先の理解を深め、研究計画書を作成する。日本に残る学生は、日本での研究計画を立て、留学する場合と同様の研究計画書を作成する。
まず、留学先の国・地域の地理・歴史・文化などの概要と留学先の大学について学生が個別に調べ、報告書を作成する。次に各自が調査のテーマを決定し、その調査方法・調査内容・タイムスケジュール・期待される成果を含んだ研究計画書を作成する。研究は論文執筆だけでなくプロジェクトや作品制作も想定する。PBLで求められる基本的研究能力を身に付ける。なお、研究計画書は学部共通書式を雛形とする。
なお、本科目で作成した研究計画に基づき、グローバルイヤー期間に各自調査・研究を進め(途中テーマ・計画変更可)、また3年Q3の「グローバルイヤーまとめ」において、その成果を研究成果報告書としてまとめることを想定している。
対応可能なテーマ(キーワード):心理学、人間-環境、社会調査(質的調査・量的調査)、データサイエンス、Well-being、農村計画、沿岸域総合管理、関係人口、テキスト解析(自然言語処理)、合意形成
選考方法:履修希望者が7人以上の場合、成績および面接により選抜する。
履修条件:特になし
*グローバルイヤー中に行う研究の計画を行うための準備を行う講義になりますので、各個人の研究関心が担当教員の専門分野に近しい、ないしは通じていることがより良い学びと準備に繋がります。担当教員の専門について下記を参照し、検討材料としてください。
担当教員専門分野:環境心理学、人間環境学、都市計画学、農村計画学、計算社会科学
担当教員の学術業績など:
https://researchmap.jp/hiroaki_sugino
授業の到達目標
グローバルイヤーの研究計画を立て、それを実施する。留学予定の学生は、留学先の国・地域の地理・歴史・文化などの概要と留学先の大学を理解する。留学先で行う調査方法・調査内容・タイムスケジュール・期待される成果を含んだ研究計画書をを作成できる。日本に残る学生は日本で行う同様の研究の計画書を作成する。
文献・資料調査、研究計画書の作成を通じて、主として情報収集・処理能力、多文化理解能力、深層ニーズ把握能力、課題設定能力を養う。
授業計画
【全体】
この授業ではグローバルイヤーの研究計画を立てる。留学予定の学生は留学先の理解を深め、調査計画を作成する。まず、留学先の国・地域の地理・歴史・文化などの概要と留学先の大学について学生が個別に調べ、報告書を作成する。次に各自が調査テーマを決定し、その調査方法、調査内容、スケジュール、期待される成果を含んだ研究計画書を作成する。なお、日本に残る学生については、研究対象となる地域や事象などの概要などを調査し、報告書を作成した上で、その後に日本で行う研究の計画を立てる。研究計画書については留学する学生と同様のものを作成する。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
オリエンテーション
グローバルイヤーの研究計画作成 その1:研究・調査関心のアイデア出しと整理
ガイダンス。本授業を含めたグローバルイヤー全体のスケジュールについて説明する。留学先の国の概要を調べる、もしくは日本での研究テーマに関する情報を集め始める。
留学先の情報収集、日本での研究テーマに関する情報収集(目安時間:4時間)
第2回
グローバルイヤーの研究計画の作成 その2:研究・調査関心の周辺情報の収集と整理
留学先の国・地域・大学、研究関心のある調査体調地の概要を調べ、また自身の研究プロジェクトテーマに関する情報を集める。
留学先の情報収集、日本での研究テーマに関する情報収集(目安時間:4時間)
第3回
グローバルイヤーの研究計画の作成 その3:先行研究に関する調査と整理について
留学先の国・地域・大学、研究関心のある調査体調地の概要を調べ、また自身の研究プロジェクトテーマに関する情報を集める(主に学術的な知見)。
留学先の情報収集、日本での研究テーマに関する情報収集(目安時間:4時間)
第4回
グローバルイヤーの研究計画の作成 その4:調査手法のオリエンテーション
留学先の国・地域・大学、研究関心のある調査体調地の概要情報を整理し、報告書を作成する。また、それらに対応する調査手法に関するオリエンテーションを行う。
報告書の作成と提出(目安時間;4時間)
第5回
グローバルイヤーの研究計画の作成 その5:分析手法のオリエンテーション
各研究・調査プロジェクトに対応する分析手法に関するオリエンテーションを行う。
調査・研究の背景の情報を収集する。調査方法を考える(目安時間:4時間)
第6回
グローバルイヤーの研究計画の作成 その6:計画書の作成着手
研究の背景・調査方法・調査内容・調査スケジュール・期待される成果を含む研究計画書の作成
研究計画書に必要な情報を収集(目安時間:4時間)
第7回
グローバルイヤーの研究計画の作成 その7:計画書の作成と遂行
研究の背景・調査方法・調査内容・調査スケジュール・期待される成果を含む研究計画書の作成
研究計画書に必要な情報を収集(目安時間:4時間)
第8回
グローバルイヤーの研究計画の作成 その8:プレゼンテーション
研究の背景・調査方法・調査内容・調査スケジュール・期待される成果を含む研究計画書に対応するプレゼンテーションを作成し、発表を行う。
研究計画書を完成させ、提出(目安時間:2時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 10% B: 30% C: --% D: 20%
成績評価法
本講義では、講義中および講義時間外にて作成した成果物、および最終課題となる研究計画書とその内容のプレゼンテーションにより評価を行います。
講義期間中の成果物(40%)、最終課題(研究計画書)(40%)、プレゼンテーション(20%)
教科書にかかわる情報
備考
この授業では教科書は用いません。必要な資料は随時moodle等で共有します。
参考書にかかわる情報
備考
この授業では、特に参考書を用いることはありませんが、適宜クラス内で書籍を紹介します。
メッセージ
グローバルイヤーは、留学先で語学力やコミュニケーション力を磨くだけではなく、学生の皆さんそれぞれの興味関心に沿った個人的な研究プロジェクトを行うプログラムです。そのプロジェクトの実施に向けて、計画をしっかりと立て、準備を進めていきましょう。このクラスを通じて、グローバルイヤー本番を有意義なものにできるように、一緒に取り組んでいきましょう!
キーワード
グローバルイヤー、研究計画、地域研究、コミュニケーション、環境心理学
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
(平和)持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する。
関連科目
グローバルイヤーまとめ、社会調査法I、社会調査法II、文化社会論演習Ⅰ:社会調査概論、文化社会論演習Ⅰ:環境と心理、文化社会論演習Ⅲ:人間環境学調査演習
履修条件
連絡先
Ext.: 5525
E-mail: hsugino [at] yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
特に設けていません。必要があれば小さな質問でも構いませんので、いつでも連絡してください。メールでのお問い合わせも可能です。事前にアポを取ってもらえると助かりますが、ふらっと教員室に来て頂いても構いません。教員室に在室中は、ウェブ会議を行っている等を除き、できるだけ対応いたします。
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