タイトル

開講年度 開講学部等
2025 国際総合科学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期集中 集中   6.5
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1091011148 不正競争防止法[Unfair Competition Prevention Act] 日本語 1
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
生田 容景
担当教員[ローマ字表記]
生田 容景
特定科目区分   対象学生   対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
知的財産制度の全体像を解説するとともに,企業における知的財産権の創造,保護及び活用のプロセスを解説する。不正競争防止制度とは,企業間における行為規制に関する特別法である。この授業では,不正競争防止制度に関しての法律の理解を基礎とした解説を行う。また,グローバル化に伴い,パリ条約等における不正競争防止の規定にも言及していく。
授業の到達目標
知的財産についての幅広い知識を習得し、知的財産がかかわる社会的問題について考察する力を養う。
1.不正競争防止制度に関わる法制度を理解する。
2.パリ条約等における商標法等の補完制度の意義とその趣旨,位置づけ,その体系を理解する。
3.不正競争防止制度について事例や演習を取扱いながら,グローバル化を視野に入れた実践的な能力の育成を目指す。
授業計画
【全体】
本科目では,不正競争防止法における各々の規制行為の解説を行うとともに,不正競争防止に関する国際的な条約に関しての理解を深める。法律を理解し,商標制度を補完した事業戦略に組み込む方法を解説します。

二日間の集中講義で実施します。詳細日程等は、修学支援システム等を通じて別途お知らせします。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 講義概要(ガイダンス)
知的財産権制度の全体像
演習①
講義の進め方や評価方法などについて説明する。知的財産を取り巻く概況と、知的財産権制度の全体像について概説し、演習を行う。 講義資料を参照して復習を行う。授業計画に沿って準備学習を行う。身の回りにある不正競争事例を探す。
(目安時間:2時間)
第2回 不正競争防止制度の概要
周知商品等表示混同惹起行為
演習②
不正競争防止法の趣旨、位置づけ、体系について解説を行う。周知商品等表示混同惹起行為(不2条1項1号)について解説し、演習を行う。
講義資料を参照して復習を行う。授業計画に沿って準備学習を行う。身の回りにある不正競争事例を探す。
(目安時間:2時間)
第3回 著名冒用行為
商品形態模倣行為
演習③
著名冒用行為(不2条1項2号)及び商品形態模倣行為(不2条1項2号)について解説し、演習を行う。 講義資料を参照して復習を行う。授業計画に沿って準備学習を行う。身の回りにある不正競争事例を探す。
(目安時間:2時間)
第4回 演習④ 不2条1項1~3号に関して、引き続き、演習を行う。 講義資料を参照して復習を行う。授業計画に沿って準備学習を行う。身の回りにある不正競争事例を探す。
(目安時間:2時間)
第5回 営業秘密の侵害
演習⑤
営業秘密の侵害(不2条1項4~10号)について解説し、演習を行う。 講義資料を参照して復習を行う。授業計画に沿って準備学習を行う。身の回りにある不正競争事例を探す。
(目安時間:2時間)
第6回 その他の不正競争行為
国際約束に基づく禁止行為
演習⑥
その他の不正競争行為(不2条1項11~22号)及び国際約束に基づく禁止行為(不16~18条)について解説し、演習を行う。 講義資料を参照して復習を行う。授業計画に沿って準備学習を行う。身の回りにある不正競争事例を探す。
(目安時間:2時間)
第7回 適用除外
民事上・刑事上の措置
演習⑦
パリ条約
不競法の適用除外(不19条)及び民事上の措置(不3条等)、刑事上の措置(不21条等)について、および関連するパリ条約の概要を解説し、演習を行う。 講義資料を参照して復習を行う。授業計画に沿って準備学習を行う。身の回りにある不正競争事例を探す。
(目安時間:2時間)
第8回 総括と確認テスト 授業で取り扱った内容をもとに、確認テストを行う。 本科目全体の内容を振り返る。身の回りにある不正競争事例を探す。
(目安時間:2時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 20% B: 15% C: 15% D: 15%
成績評価法
各種提出物(ワークシート、小レポート、確認テスト)と授業態度・授業への参加度を含めて総合的に評価します。
態度・参加度10%、ワークシート20%、小レポート20%、確認テスト50%
教科書にかかわる情報
備考
講義資料は必要に応じて配布又は配信します。
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
キーワード
商標権,知的財産,マーク,商号,商標権侵害,不正競争行為,マドリッド制度,不正競争防止
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 働きがいも経済成長も
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
(経済成長と雇用)包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
関連科目
共通教育科目:「知的財産入門」、「ものづくりと知的財産」、「知財情報の分析と活用」、「特許法」、「意匠法」、「商標法」、「著作権法」
履修条件
連絡先
yklee@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
宇部の常盤キャンパスで業務を行っています。
とりあえずはメールでご連絡ください。

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