開講年度
開講学部等
2025
国際総合科学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期前半
金5~6
5.5
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1091011162
社会調査法Ⅰ(質的調査)[Social Research Methods I]
日本語
1
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
北西 功一[KITANISHI Koichi]
ー
担当教員[ローマ字表記]
北西 功一 [KITANISHI Koichi]
特定科目区分
対象学生
a
対象年次
1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
社会調査法Iでは,主に観察,インタビューなどから構成される質的アプローチを用いた社会調査の視点と方法を学ぶ。質的アプローチは,ある人びとや出来事を理解するために,調査者が実際の現場で見たこと,経験したこと,聞いたことを要約・編集し,その場に居合わせなかった他の研究者や一般の人たちとシェアできるようまとめあげる過程である。観察やインタビューの方法などについて,グループワークを通して実践的に学ぶとともに,調査にともなう倫理上の課題についても考える。また,フィールドワークに先立って,事前の情報収集のやり方と必要性についても学ぶ。事前の情報収集としては統計資料,出版物,先行研究などが含まれる。
授業の到達目標
本授業は受講者が,質的調査を実際に行えるようになること,具体的には,事前に調査対象に関する情報を収集する方法,観察,インタビューなどの調査方法を理解し実践できる,調査において発生する倫理的問題を理解し,それに配慮した調査を行えることを目的としている。
この授業は国際総合科学部の学生にはDP2-1情報収集処理能力、DP2-3コミュニケーション能力を主に身につける。ひと・まち未来共創学環の学生はDP2-2社会科学的素養を身につける。
授業計画
【全体】
授業の第1,2回は、質的調査の概論として,質的調査の意義・魅力とともに難しさを確認し,また調査における倫理について解説する。第3~5回は観察について学ぶ。テーマにそった写真を撮り、その説明を考えることでより深い観察ができるように練習する。第6~8回はインタビューについて、実際にやりながら学ぶ。通常のインタビューとフォーカスグループインタビューを行う。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
社会調査とは?
授業全体のガイダンス。社会調査の必要性。質的調査と量的調査の違い。質的調査のいくつかの方法の紹介。
授業内容の復習(目安時間:3時間)
第2回
社会調査における倫理、GISの利用
調査における相手の合意,集めた情報の管理,個人情報・プライバシーなど公開してはいけない情報,調査結果のフィールドへの還元などについて説明する。また、簡単なGISの活用法についても説明する。
社会調査における倫理、GISの使い方についての復習と宿題の提出(目安時間:4時間)
第3回
実際の調査の行われ方とポイント
今後いろんな授業で行う質的調査の一般的な流れやポイントについて説明する。また、質的調査法で重要な観察についても説明する
テーマに基づいた写真を一枚撮り、その説明の文章を作成する(目安時間:4時間)
第4回
観察1
宿題で撮影した写真とその説明文をグループで各自が説明し、コメントをしあうことで、観察したものが人にどのように見えるのかを知るとともに、どのように記述すべきかを考える。
テーマに基づいた写真を一枚撮り、その説明の文章を作成する(目安時間:4時間)
第5回
観察2
宿題で撮影した写真とその説明文をグループで各自が説明し、コメントをしあうことで、観察したものが人にどのように見えるのかを知るとともに、どのように記述すべきかを考える。
観察を振り返る(目安時間:4時間)
第6回
インタビューその1
インタビューのやり方についての説明後、インタビューフローを作成
インタビューフローを提出する(目安時間:4時間)
第7回
インタビューその2
インタビューを実施する。
インタビュー内容を整理し、インタビュー記録を作成する(目安時間:4時間)
第8回
インタビューその3
フォーカスグループインタビューの説明と実施
インタビュー結果をもとにインタビュー記録を作成、提出する。(目安時間:4時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 20% B: 20% C: 15% D: --%
成績評価法
毎回の授業で課す授業内のミニレポート、観察やインタビューの実践におけるいくつかの課題で評価する。
ミニレポート30%、観察の課題30%、インタビューの課題40%
教科書にかかわる情報
備考
教科書は使用せず,レジュメをMoodleで配布する。
参考書にかかわる情報
備考
該当なし
メッセージ
質的調査はPBLなどでも用いるのでしっかり学びましょう。
キーワード
質的調査,インタビュー,観察、資料分析
持続可能な開発目標(SDGs)
関連科目
社会調査法Ⅱ(量的調査)
履修条件
連絡先
kitanisi@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
いつでも気軽に研究室を訪ねてください。確実に会いたいなら上記のメールで時間調整をしてください。
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