タイトル

開講年度 開講学部等
2025 国際総合科学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 月11~12   8.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1091011175 文化社会論演習Ⅰ(比較文学・文化論)[Culture and Society Seminar I] 英語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
藤原 まみ[FUJIWARA Mami]
担当教員[ローマ字表記]
藤原 まみ [FUJIWARA Mami]
特定科目区分 STEAM関連科目 対象学生   対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
本講座は、幅広い学識とその活用能力(DP-1),コミュニケーション能力(DP-2)に関連する。

本講座は、文化社会論演習科目(共働力が重要項目)と設定されてはいる。
しかし、「比較文学・比較文化」は、複言語使用を前提とし、多文化理解に深く関連している学問領域である。
よって、この講座では、DP-2の項目内でも特に、多文化理解能力・自己省察能力に関連する。

本講座は比較文学・比較文化的文学研究の入門である。

比較文学・比較文化の”比較”は「他人と自分を比較して優劣を決める」ことではない。
また、比較文学・比較文化は、単純に、日本語母語話者が外国文学について考えること、あるいは、外国語母語話者が日本語文学について考えること、でもない。

本講座は比較文学・比較文化の入門として、様々な文化・歴史的背景を持つテクストを分析的に読む練習をし、比較文学・比較文化的文学研究の一端に触れ、多文化理解への関心を養い、自己・他者について考える。

moodle、修学支援システムを使用する。

ポーランド、チェコ、オーストリアとの研究者・学生とオンラインの交流授業を数回行う予定である。
オンラインアクセス情報はmoodle、修学支援システムで通知する。
授業の到達目標
地域社会や国際社会、様々な規模・地域において多様な課題が生じている。これらの社会的な課題に対し積極的に関与するには、科学・技術や文化・社会など幅広い知識とそれらを総合的に活用し、多様な文化的・思想的な背景を持つ人々と協調し、適切な課題の設定と解決へとつながる実践力が求められる。本科目では、そのための思想・文化、政治・経済に関わる基本的な知識や様式の習得と共に、人と社会が関わる諸問題に対する自発的な疑問と思考を育み、課題解決に向けて積極的に関与するための実践的な基盤を育むことを目的とする。
授業計画
【全体】
moodle,修学支援システムを使用する。

様々な文化圏の文学を読解する。
課題図書は受講者との話し合いによって確定する予定である。

授業は基本的に以下の3点で構成する予定である。
1。講義
2。演習発表、ディスカッション
3。レポート

最終課題 4,000字

レポート等の盗用・剽窃について(注意喚起) (国際総合科学部 学部長 レール マルク(当時))

「レポートの盗用・剽窃」*は、試験における不正行為(カンニング)に匹敵 する行為です。
発覚した場合、山口大学学則第 63 条及び山口大学学生懲戒規則第 4 条によ り、50 日間の停学以上の懲戒処分になります。また、当該学期の他の科目の単 位もすべて無効となります。
試験において不正行為を行ってはならないことは当然のことですが、同様に、 レポート作成等において盗用・剽窃も決して行ってはなりません。
なお、正当な手続きを踏んだ引用は盗用・剽窃にあたりません。引用の正当な 手続きが分からない場合は、各科目担当教員や担任教員に尋ねてください。
2019 年 5 月 14 日
*「盗用」とは他人の作成した内容を書き写す又は氏名を書き換える等の行為を いい、「剽窃」とは他人の著作物の内容等について出典を明記せず、自己の主 張・考えとして表現する等の行為をいう。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 オリエンテーション オリエンテーション 授業中に指示した学習(学習時間の目安:4時間程) 2週目以降も同様。
第2回 講義
ディスカッション

text 1
課題図書読解
第3回 講義
ディスカッション
text 2

課題図書読解
第4回 交流授業 1
交流授業


課題図書読解
第5回 講義
ディスカッション
text 3

課題図書読解
第6回 講義
ディスカッション
text 4


課題図書読解
第7回 交流授業 2 交流授業


課題図書読解
第8回 講義
ディスカッション

参考文献リスト提出
text 5

課題図書読解
第9回 講義
ディスカッション
text6 課題図書読解
第10回 交流授業 交流授業 課題図書読解
第11回 講義
ディスカッション
text 7 課題図書読解
第12回 交流授業 交流授業 課題図書読解
第13回 講義
ディスカッション
text 8 課題図書読解
第14回 講義
ディスカッション
text 9 課題図書読解
第15回 講義
ディスカッション
text 10 課題図書読解
第16回 総括・まとめ 総括・まとめ 総括・まとめ
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 10% B: 50% C: --% D: 20%
成績評価法
欠席回数は各自把握しておくこと。出席時に必ずカードリーダーにカードをかざすこと。
最終課題(50%)
授業への積極的な参加(授業における発言、授業内レポート、プレゼンテーション、課題提出など)(50%)を総合的に評価する。
期限後に提出された課題は、どのような理由であれ、評価対象外。
指定された課題図書を必ず読んで出席すること。読んでいない場合は欠席相当と判断する。
教科書にかかわる情報
備考


課題図書は各自用意すること。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 The Norton Anthology of World Literature: Shorter Edition (1) ISBN 9780393602876
著者名 Martin Puchner 出版社 W W Norton & Co Inc; 出版年
参考書 書名 The Norton Anthology of World Literature: Shorter Edition (2) ISBN 9780393602883
著者名 Martin Puchner (編集), Suzanne Akbari (編集), Wiebke Denecke (編集 出版社 W W Norton & Co Inc; 出版年
参考書 書名 近代アジアの文学と翻訳 : 西洋受容・植民地・日本 ISBN 9784585325321
著者名 波潟剛 [ほか] 編 出版社 勉誠社 出版年 2023
参考書 書名 Japanese Literature in the World―BOOK II ISBN 4803410380
著者名 鈴木幸夫・紺野耕一編注 出版社 鷹書房弓プレス 出版年
参考書 書名 On Reading In Relation To Literature ISBN 1409751546
著者名 Lafcadio Hearn 出版社 Read Books 出版年
参考書 書名 Can the subaltern speak? ISBN 9783960989004
著者名 Gayatri Chakravorty Spivak ; artwork by Estenfania Penafiel Lo 出版社 Afterall Books 出版年 2020
備考
メッセージ
課題図書はどの言語の版を読んでも構いません。しかし、ディスカッション(英語使用)に備える必要はあります。
キーワード
文学、世界文学、日本語文学、外国文学、比較文学、比較文化
持続可能な開発目標(SDGs)

  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
  • ジェンダー平等を実現しよう
  • 人や国の不平等をなくそう
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
関連科目
履修条件
課題図書を読むことを厭わない者
連絡先
mami-f@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
在室の場合はいつでも対応可能です。気軽に研究室を訪ねてください。
研究室:国際総合科学部 2階 209室
上記のアドレスに連絡し、アポイントを取っていただければ確実です。

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