開講年度
開講学部等
2025
国際総合科学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期前半
火1~2
3.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1091011177
コミュニケーション概論[Introduction to Communication]
日本語
1
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
永井 涼子[NAGAI Ryoko]
ー
担当教員[ローマ字表記]
永井 涼子 [NAGAI Ryoko]
特定科目区分
対象学生
対象年次
1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
本科目ではコミュニケーションの基礎について学ぶ。バーバル/ノンバーバルコミュニケーション,対人コミュニケーション,ファシリテーター/コーディネーターコミュニケーション,異文化コミュニケーション等について実例を参照しながら学習する中で,思想・文化をコミュニケーションと関連付けて理解し,多文化理解能力,コミュニケーション能力,自己省察能力,共働力の基礎知識を修得する。その後の多文化コミュニケーションセミナーや留学生との交流,海外留学での実践を経てコミュニケーション能力と共働力を身につけるための基礎知識を学ぶ。
本科目は,学部DP2-2,2-3,2-4の能力養成に寄与する。
本科目は基本的に対面授業を行う。授業内でグループディスカッションを行う。
授業の到達目標
自らを含む多文化を理解し、その場に応じたコミュニケーションについての知識・理解を得る。またグループ内での自己の位置づけを見定め、多文化社会で円滑なコミュニケーションを行うための基礎を習得する。
授業計画
【全体】
この授業では週ごとに異なる視点からコミュニケーションの基礎知識について学ぶ。机上の知識ではなく実際の問題としてコミュニケーションについて考えるために、授業の後半に、教科書の中の授業で扱った項目に関連するケースを読み、設問について自分なりに考える演習を行う。そして学生間で自分の考えを共有し、考えを深める。また、知識の理解を確認するための宿題を毎週課す。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
オリエンテーション
コミュニケーションの基礎概念
コミュニケーションの基礎概念として、コミュニケーションの定義、コミュニケーションの特性、コミュニケーションのレベル、コミュニケーションモデルの変遷、コミュニケーションの種類と枠組みについて学ぶ。
<復習>
・教科書・講義資料を使って復習
・応用課題(宿題)に取り組む
<事前学習>
・テキストpp.14-17を読み、自分なりの回答を考えてくること
・参考図書『はじめて学ぶ異文化コミュニケーション』第2章を予習として読んでくること
(目安時間:合計4時間)
第2回
アイデンティティとコミュニケーション
カルチャーショックと適応のプロセス
コミュニケーションを学ぶ上の重要概念であるアイデンティティの定義と研究について学び、相互行為分析から見るコミュニケーションとアイデンティティ、コードスイッチング、カルチャーショックの特徴、異文化適応について学習する。
<復習>
・教科書・講義資料を使って復習
・応用課題(宿題)に取り組む
<事前学習>
・テキストpp.17-22を読み、自分なりの回答を考えてくること
・参考図書『はじめて学ぶ異文化コミュニケーション』第7章を予習として読んでくること
(目安時間:合計4時間)
第3回
バーバルコミュニケーション
言語の構造、言語メッセージの意味と用法、コミュニケーションスタイル、文化差・個人差・コンテクストとコミュニケーションの関わりについて学び、バーバルコミュニケーションとは何かを考える。
<復習>
・教科書・講義資料を使って復習
・応用課題(宿題)に取り組む
<事前学習>
・テキストpp.24-29を読み、自分なりの回答を考えてくること
・参考図書『コミュニケーションと配慮表現』第1-4章を予習として読んでくること
(目安時間:合計4時間)
第4回
ノンバーバルコミュニケーション
ノンバーバルコミュニケーションの特徴、ノンバーバルメッセージの種類、ノンバーバルメッセージとコミュニケーションスタイルについて学ぶ。
<復習>
・教科書・講義資料を使って復習
・応用課題(宿題)に取り組む
<事前学習>
・テキストpp.117-120を読み、自分なりの回答を考えてくること
・参考図書『対人関係構築のためのコミュニケーション入門』第7章を予習として読んでくること
(目安時間:合計4時間)
第5回
対人コミュニケーション
対人コミュニケーションの定義、対人関係発展とコミュニケーション、対人コミュニケーション方略について学ぶ。
<復習>
・教科書・講義資料を使って復習
・応用課題(宿題)に取り組む
<事前学習>
・テキストpp.79-84を読み、自分なりの回答を考えてくること
・参考図書『対人関係構築のためのコミュニケーション入門』第7章を予習として読んでくること
(目安時間:合計4時間)
第6回
異文化コミュニケーション
異文化コミュニケーション概要について学んだうえで、異文化コミュニケーションの障壁の実例から意見交換を行い、異文化コミュニケーターとは何かについて考える。
<復習>
・教科書・講義資料を使って復習
・応用課題(宿題)に取り組む
<事前学習>
・テキストpp.114-117を読み、自分なりの回答を考えてくること
・参考図書『はじめて学ぶ異文化コミュニケーション』第3章を予習として読んでくること
(目安時間:合計4時間)
第7回
スモールグループコミュニケーション
支援のコミュニケーション
グループの発達段階、グループのコミュニケーション、グループワークでのスキルなどのスモールグループコミュニケーションについて学んだ上で、ファシリテーターのコミュニケーション、コーディネーターのコミュニケーションといった支援のコミュニケーションについても学習する。
<復習>
・教科書・講義資料を使って復習
・応用課題(宿題)に取り組む
<事前学習>
・これまでの学習内容を整理し、復習しておくこと。(目安時間:4時間)
第8回
期末テスト
筆記試験
<復習>
・テストのふり返り(目安時間:4時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 30% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
期末試験(30%)、授業内レポート(30%)、宿題(30%)、授業参加度(10%)を総合的に評価する。出席は欠格条件とし3回以上の欠席は認めない。また、授業内レポートおよび宿題を遅れて提出した場合は評価点を半分とする。遅刻、早退、ディスカッション時の態度等を授業参加度として評価する。
教科書にかかわる情報
教科書
書名
ケースで学ぶ異文化コミュニケーション
ISBN
9784641281080
著者名
久米昭元ほか
出版社
有斐閣選書
出版年
2007
備考
授業で扱うスライドについては、Moodleで配布する。教科書は授業中のディスカッションおよび授業内レポート作成に使用する。
参考書にかかわる情報
参考書
書名
対人関係構築のためのコミュニケーション入門
ISBN
4894762811
著者名
徳井厚子・桝本智子
出版社
ひつじ書房
出版年
2006
参考書
書名
はじめて学ぶ異文化コミュニケーション―多文化共生と平和構築に向けて
ISBN
9784641281332
著者名
石井 敏
出版社
有斐閣
出版年
2013
参考書
書名
コミュニケーションと配慮表現
ISBN
9784625704079
著者名
山岡政紀ほか
出版社
明治書院
出版年
2010
備考
参考書は予復習に使用することができる。
メッセージ
毎日しているのに、わかっているようでわからない「コミュニケーション」について考え、見つめなおしてみましょう。
キーワード
コミュニケーション、異文化コミュニケーション、多文化理解
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
(実施手段)持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する。
関連科目
コミュニケーション総論、異文化コミュニケーション論、多文化共生
履修条件
連絡先
nagair@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
月曜日13:00-14:00
※必ず事前にメールにてアポイントメントを取ってください。別の時間帯でも対応可能です。
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