タイトル

開講年度 開講学部等
2025 国際総合科学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期前半 火3~4   10.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1091011191 デザイン基礎(スケッチ・ダイアグラム)[Design Fundamentals (Sketching & Diagramming)] 日本語 1
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
坂口 和敏[SAKAGUCHI Kazutoshi]
担当教員[ローマ字表記]
坂口 和敏 [SAKAGUCHI Kazutoshi]
特定科目区分   対象学生   対象年次 1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
本講義の目的は、山口大学の理念である「発見し、はぐくみ、かたちにする」というデザイン思考プロセスの実践を通して、課題解決のために必要なスキルを習得することである。
本講義は、座学と演習を通じて、可視化のスキルや知識を提供する。
スケッチやインフォグラフィックによってデザイン基礎の理論と実践を教授する。

本講義は、以下のスキル、知識を前提とする。
- グラフィックデザイン、プロダクトデザインに関する基礎的な知識とスキル
- フィールドワーク、データ分析、アイディエーション、プロトタイピング、評価に関する基礎的な知識とスキル

Q1「ユーザエクスペリエンス(UX)」を受講しておくことが望ましい

なお、本講義は担当教員の実務経験(UX・サービスデザイン)に基づく実践的な教育である。
授業の到達目標
本講義の目標は、デザインプロセスに関する中級程度の知識とスキルの獲得にある。
- 観察、インタビューを含む調査手法
- 戦略、ビジョン、コンセプト、ユーザ体験を含むコンセプト構築手法
- プロトタイピングツールとメソッド
- 評価手法
授業計画
【全体】
本演習は、デザイン概論にて学習したデザイン思考やデザイン演習にて実践したデザインプロセスに関連したスキル、知識を前提とする。
スケッチやインフォグラフィックを通して、デザイン基礎としての可視化を習得する。
講義時間にデザインレビューを行う際は、授業外に制作を行いレビューが受けられる準備を行い参加することを前提とする。
対面を基本とするが、授業の内容によってはオンラインで実施する場合がある。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 オリエンテーション まず、スケッチやダイアグラムの概念や歴史的背景について教授する。 演習で行った内容の復習を行う(学習時間の目安:3時間)
第2回 静態のスケッチ1 静態のスケッチ(プロダクト)を教授する。テーマに沿ってスケッチを実践する。
演習で行った内容の復習を行う(学習時間の目安:3時間)
第3回 静態のスケッチ2 静態のスケッチ(空間)を教授する。テーマに沿ってスケッチを実践する。
演習で行った内容の復習を行う(学習時間の目安:3時間)
第4回 動態のスケッチ1 静態のスケッチ(サービススケッチ)を教授する。テーマに沿ってスケッチを実践する。
演習で行った内容の復習を行う(学習時間の目安:3時間)
第5回 動態のスケッチ2 静態のスケッチ(ストーリーボード)を教授する。テーマに沿ってスケッチを実践する。
演習で行った内容の復習を行う(学習時間の目安:3時間)
第6回 情報の視覚化1 情報の視覚化(アイコン)を教授する。テーマに沿ってアイコンを作成する。
演習で行った内容の復習を行う(学習時間の目安:3時間)
第7回 情報の視覚化2 情報の視覚化(マップ)を教授する。テーマに沿ってマップを作成する
演習で行った内容の復習を行う(学習時間の目安:3時間)
第8回 リフレクション これまでの演習を振り返り、実践の省察から知識を得る。 演習で行った内容の振り返りを行う(学習時間の目安:1時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 10% B: 10% C: 70% D: 10%
成績評価法
本演習は、最終レポートによって評価を行なう。また、デザインレビューに向けて時間外に制作を行って来ることがある。

成績評価は授業態度10%、最終課題90%とし、
事前連絡なく2回以上欠席した場合は欠格とする。
教科書にかかわる情報
備考
適宜レジュメ等を配付します。
以下の道具を事前に各自で購入すること(詳細は開講前に別途指示)
・スケッチブック
・鉛筆
・消しゴム
参考書にかかわる情報
参考書 書名 誰でも30分で絵が描けるようになる本 : たった「4つのステップ」で、驚くほど絵が上手くなる! ISBN 9784492046913
著者名 マーク・キスラー著 ; 井上麻衣訳 出版社 東洋経済新報社 出版年 2021
参考書 書名 観察スケッチ : 気になるモノを描いて楽しむ ISBN 9784798619187
著者名 檜垣万里子著 出版社 ホビージャパン 出版年 2019
参考書 書名 アイデアスケッチ : アイデアを「醸成」するためのワークショップ実践ガイド ISBN 9784802510721
著者名 James Gibson [ほか] 著 出版社 ビー・エヌ・エヌ新社 出版年 2017
参考書 書名 インフォグラフィックスができるまで : デザイナー73人のアイデアスケッチから完成まで : スケッチ・作品あわせて639図、見せます。 ISBN 9784756247940
著者名 スティーヴン・ヘラー, リック・ランダース [編] ; 中村雅子訳 出版社 パイインターナショナル 出版年 2016
参考書 書名 マッピングエクスペリエンス : カスタマージャーニー、サービスブループリント、その他ダイアグラムから価値を創る ISBN 9784873118000
著者名 James Kalbach著 ; 武舎広幸, 武舎るみ訳 出版社 オライリー・ジャパン 出版年 2018
備考
自習や復習のために各自で参考書を購入することを推奨する。
メッセージ
デザインプロセスにおいて構想の可視化はプロジェクト推進で重要な役割を果たします。
可視化は構想立案やコンセプト立案などの上流工程において幅広く活用されている理論です。
課題制作を通してデザイン基礎の理論と実践の両面を身につけることを期待しています。
キーワード
サービスデザイン、情報デザイン、ユーザエクスペリエンス、UIUX、実務家教員
持続可能な開発目標(SDGs)

関連科目
基盤科目「デザイン概論」、「デザイン演習」
創造支援科目「ユーザエクスペリエンス(UX)」、「ワークショップデザイン」、「スペースデザイン」
展開科目「サービスデザイン」
履修条件
製作物を個別指導するため、最大24名の定員を設定する。抽選の場合は上級生の履修を優先する。
(Q4スペースデザイン受講希望者は必ず本科目を受講すること)
連絡先
k-saka[at]yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
質問や相談がある場合はメールで予約してください。

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