タイトル

開講年度 開講学部等
2025 国際総合科学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期後半 金5~6   3.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1091011246 社会調査法Ⅱ(量的調査)[Social Research Methods II] 日本語 1
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
杉野 弘明[SUGINO Hiroaki]
担当教員[ローマ字表記]
杉野 弘明 [SUGINO Hiroaki]
特定科目区分   対象学生   対象年次 1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
社会調査における量的なデータの収集方法と,そのデータの分析方法を学ぶ。現場における真のニーズをつかむためには,既存のデータに加えて自らがデータを収集し,分析する能力が必要となることが多い。授業ではアンケート調査票の作成,調査対象者の設定,結果の分析,調査における倫理等について学ぶ。また,分析においては統計学入門・演習で学んだ統計学的手法を用いる。
授業の到達目標
・社会調査を企画・実施し、データを収集・分析する能力を養う。
・受講者が調査の一連のプロセスを自立して実施できるための知識・能力を身につけることを目標とする。
授業計画
【全体】
本講義では社会調査の中でも量的社会調査法に焦点を当て、卒業研究や仕事において社会調査を実施することを予定しており、量的な社会調査法を初めて学ぶ人を対象に、その概要や調査の在り方を学び、調査の企画からとりまとめまでの具体的な実施方法の流れを理解してもらうことを目的とします。

(注) 講義日程は変更の場合があります。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 ガイダンス:講義内容、進め方、社会調査法の復習 ・社会調査法の復習
・量的社会調査法への招待
講義内容の復習と量的社会調査の例を探す

準備学修に必要な学修時間の目安: 0.5h
第2回 社会調査の方法と調査倫理 ・調査の過程
・調査倫理
復習と最終課題への取り組み

準備学修に必要な学修時間の目安: 4.0h
第3回 調査の企画: 仮説構成と調査対象 ・リサーチ・クエスチョン
・仮設とその検証
・測定の信頼性・妥当性
復習と最終課題への取り組み

準備学修に必要な学修時間の目安: 4.0h
第4回 調査の企画実践にむけて ・データ収集と管理
・調査実勢方法の選択と比較
・注意点
復習と最終課題への取り組み

準備学修に必要な学修時間の目安: 4.0h
第5回 調査の実施1:観察による量的調査 ・データ収集法の重要性
・データ収集法の選択
・クロス集計
・カイ二乗検定
復習と最終課題への取り組み

準備学修に必要な学修時間の目安: 4.0h
第6回 調査の実施2:デバイスを利用した量的調査 ・データ収集法の重要性
・データ収集法の選択
・ヒストグラム
・t検定
復習と最終課題への取り組み

準備学修に必要な学修時間の目安: 4.0h
第7回 調査の実施3:質問紙を利用した量的調査 ・データ収集法の重要性
・データ収集法の選択
・基礎統計量
・相関分析
復習と最終課題への取り組み

準備学修に必要な学修時間の目安: 4.0h
第8回 発展的な方法について、最終課題に向けてのまとめ ・発展的手法の紹介
・多変量解析
・振り返りとまとめ
復習と最終課題への取り組み

準備学修に必要な学修時間の目安: 12.0h
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 5% B: 15% C: 10% D: --%
成績評価法
本講義では、授業内のレポート、講義時間外に課されるレポート(複数回)により評価を行います。
授業内レポート30%、講義時間外レポート70%
教科書にかかわる情報
備考
講義資料は適宜Moodleを通じて共有いたします。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 社会調査法 ISBN 9784780607048
著者名 伊達平和共著 ; 高田聖治共著 出版社 学術図書出版社 出版年 2020
参考書 書名 基礎から学ぶ統計学 ISBN 9784758121217
著者名 中原治著 出版社 羊土社 出版年 2022
備考
必要に応じて参考となるものがある場合は講義中に共有します。
メッセージ
この講義で学ぶことは、2年次以降のレポート作成、4年次の卒業研究論文やPBL(Project-based Learning)、そして卒業後にも役に立つ知識とスキルです。世の中に出ているアンケート調査について、その良さや悪さを理解し、結果として見せられているものをどう判断して良いのかなどの教養も身に着けることができると思います。
関連科目である統計学入門や統計学演習の知識と相互に結び付けながら、楽しみながら学んでいってください!
キーワード
調査票を用いた標本調査、データ収集法、サンプリングとサンプルサイズ、データ集計と分析
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • パートナーシップで目標を達成しよう
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(実施手段)持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する。
関連科目
アカデミック・ツールのための数学、統計学入門IとII、統計学演習IとII、社会調査法I、プロジェクト型課題解決研究、文化社会論演習Ⅰ:社会調査概論
履修条件
連絡先
教員居室:教育学部C棟2階209号室
内線:5525
E-mail:hsugino [at] yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
特に設けていません。必要があれば小さな質問でも構いませんので、いつでも連絡してください。メールでのお問い合わせも可能です。事前にアポを取ってもらえると助かりますが、ふらっと教員室に来て頂いても構いません。教員室に在室中は、ウェブ会議を行っている等を除き、できるだけ対応いたします。

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