タイトル

開講年度 開講学部等
2025 国際総合科学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期後半 水3~4,金9~10   7.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1091011260 文化社会論演習Ⅱ(環境経済論)[Culture and Society Seminar II] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
阿部 新[ABE Arata]
担当教員[ローマ字表記]
阿部 新 [ABE Arata]
特定科目区分 STEAM関連科目 対象学生   対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
環境問題は経済的動機により発生することが多い。環境経済学においては、その問題構造の分析のみならず、責任・費用負担を議論する。本授業では、各経済主体のインセンティブ構造を理解し、誰にどのように責任、費用負担を求めれば、望ましい構造になりうるかを議論する。自然現象や社会現象の知識・理解のみならず、具体的問題点を明確化することにより、社会洞察力も養う。グループディスカッションにより、着想練り上げ能力や着想具現化能力も養われる。
授業の到達目標
地域社会や国際社会、様々な規模・地域において多様な課題が生じている。これらの社会的な課題に対し積極的に関与するには、科学・技術や文化・社会など幅広い知識とそれらを総合的に活用し、多様な文化的・思想的な背景を持つ人々と協調し、適切な課題の設定と解決へとつながる実践力が求められる。本科目では、そのための思想・文化、政治・経済に関わる基本的な知識や様式の習得と共に、人と社会が関わる諸問題に対する自発的な疑問と思考を育み、課題解決に向けて積極的に関与するための実践的な基盤を育むことを目的とする。
授業計画
【全体】
実態把握、問題構造の分析、ディスカッション、学術的説明の流れで進める。新聞記事、データ等で実態を見たうえで、その問題構造を考え、それが起こるインセンティブ構造を分析する。そのうえで、これを克服するためにはどうしたらよいかについて議論する。それを受けて、学術的・理論的見解を学ぶ。グループ討論、受講者のプレゼンテーションをベースとして授業を進めるが、受講者の人数により修正することがある。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 イントロダクション ガイダンス データ収集(目安時間4時間)
第2回 ごみのポイ捨て データ共有、プレゼンテーション(事例研究) 課題の抽出(目安時間4時間)
第3回 ごみのポイ捨て グループ・全体ディスカッション(課題の抽出と絞り込み) 意見整理、解決策の検討(目安時間4時間)
第4回 ごみのポイ捨て プレゼンテーション(課題解決案とさらなる課題)、学術的な考え方の説明 学術的見解の理解、記事収集(目安時間4時間)
第5回 漂着ゴミ問題 データ共有、プレゼンテーション(事例研究) 課題の抽出(目安時間4時間)
第6回 漂着ゴミ問題 グループ・全体ディスカッション(課題の抽出と絞り込み) 意見整理、解決策の検討(目安時間4時間)
第7回 漂着ゴミ問題 プレゼンテーション(課題解決案とさらなる課題)、学術的な考え方の説明 学術的見解の理解、記事収集(目安時間4時間)
第8回 気候変動、衣類廃棄、食品ロス データ共有、プレゼンテーション(事例研究) 課題の抽出(目安時間4時間)
第9回 気候変動、衣類廃棄、食品ロス グループ・全体ディスカッション(課題の抽出と絞り込み) 意見整理、解決策の検討(目安時間4時間)
第10回 気候変動、衣類廃棄、食品ロス プレゼンテーション(課題解決案とさらなる課題)、学術的な考え方の説明 学術的見解の理解、記事収集(目安時間4時間)
第11回 景観、里山保全 データ共有、プレゼンテーション(事例研究) 課題の抽出(目安時間4時間)
第12回 景観、里山保全 グループ・全体ディスカッション(課題の抽出と絞り込み) 意見整理、解決策の検討(目安時間4時間)
第13回 景観、里山保全 プレゼンテーション(課題解決案とさらなる課題)、学術的な考え方の説明 学術的見解の理解、課題抽出(目安時間4時間)
第14回 全体の振り返りとさらなる環境問題の発見 プレゼンテーション(全体の振り返り) 意見整理、解決策の検討(目安時間4時間)
第15回 全体の振り返りとさらなる環境問題の発見 プレゼンテーション(さらなる環境問題) 意見整理、レポート指示(目安時間4時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 30% C: 10% D: 30%
成績評価法
毎回の演習問題50%、プレゼンテーション30%、授業参加・積極性20%
教科書にかかわる情報
備考
資料をmoodleにアップロードする。
参考書にかかわる情報
備考
なし
メッセージ
キーワード
経済学、環境問題
持続可能な開発目標(SDGs)

  • エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 働きがいも経済成長も
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • つくる責任つかう責任
  • 気候変動に具体的な対策を
  • 海の豊かさを守ろう
  • Life on land
(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
(経済成長と雇用)包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
(気候変動)気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。
(海洋資源)持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
関連科目
経済学概論
履修条件
連絡先
a_abe[at]yamaguchi-u.ac.jp
教育学部C棟107研究室
オフィスアワー
月曜日:11:30~13:30
その他、在室の場合はいつでも対応可能です。気軽に研究室を訪ねてください。アポイントを取っていただければ確実です。

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