タイトル

開講年度 開講学部等
2025 国際総合科学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期後半 金7~8   7.5
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1091011278 山口と世界[Yamaguchi and the World] 日本語 1
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
星野 晋[HOSHINO Shin]
担当教員[ローマ字表記]
星野 晋 [HOSHINO Shin]
特定科目区分   対象学生 b 対象年次 1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
本科目では、多様な専門的関心・背景をもつ人たちが協働して課題を発見・解決するプロセスを学修する。具体的には、複数の学部からなる学生5〜6人でグループを組み、国際協力や地域社会(主に山口)の現場に見いだせる課題に対して、その解決に多少なりとも寄与する企画を立案し、報告し評価し合う。
授業の到達目標
山口県の歴史、文化、経済、産業、自然、教育など身近な地域の特色を知り、地域社会の発展に寄与する能力や態度を身につけるとともに、それらの資質を将来所属する地域や国際的環境で活かす力を養う。
本授業では、異なる学部学科の学生が協働して、山口もしくは国内外の課題や可能性を発見し、その背景や要因を調べ、これを山口において解決したり発展させたりする企画を立案できることを目ざす。
授業計画
【全体】
本講義は、全8回で実施される。
初回はイントロダクションとして、講義内容や進め方、評価方法について説明する。また、5〜6人からなる多学部混成チームの顔合わせを行う。第2〜3回は国際保健・医療協力現場で生じる文化摩擦の事例(シナリオ)について、その解決策をチームで検討し報告する。第4〜8回はSDGs関連の課題に対して、山口県内でできる取り組みをチームで企画立案し、報告し、これを評価し合う。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 ガイダンス、アイスブレイキング 講義内容、講義の進め方、評価方法についてのガイダンス後5〜6名の学部混成グループでアイスブレイキング、自己紹介、チーム名決定、連絡先交換などを行う。 授業の振り返りとコメント記入(60分)宿題レポート01(テーマ01、Moodleに提出、120分)
第2回 ブレインストーミングおよびプレゼン準備 テーマ01(国際保健における文化摩擦の事例)について、チームで分析し解決策を検討する。その後次週の発表の準備をする 授業の振り返りとコメント記入(60分)プレゼン準備(120分)
第3回 プレゼンテーション テーマ01について発表する。その後教員により総括する。次週より取り組むテーマ02についての説明。 授業の振り返りとコメント記入(60分)宿題レポート02(テーマ02、Moodleに提出、120分)
第4回 ブレインストーミング(テーマ02) SDGsの新しかった点と問題点について討論する。山口でできるSDGsに関わる課題解決についてチームでフリートーキング。 授業の振り返りとコメント記入(60分)宿題レポート03(テーマ02、Moodleに提出、120分)
第5回 企画立案(テーマ02) 第3・4回のグループディスカッションの成果を踏まえ、高校生を対象としたオープンキャンパス用コンテンツを制作する。 授業の振り返りとコメント記入(60分)、自班で定めた役割分担にもとづいて、次回授業で持ちよる素材の準備をする(120分)
第6回 プレゼンテーション準備 テーマ02についてチームで企画案を確認し、スライドや読み上げ原稿、企画書等の準備をする。 授業の振り返りとコメント記入(60分)、自班で定めた役割分担にもとづいて、次回授業で持ちよる素材の準備をする(120分)
第7回 プレゼンテーション01 各グループの成果を発表する。 授業の振り返りとコメント記入(60分)プロダクツ完成版(班)を提出(60分)
第8回 プレゼンテーション02、総括 各グループの成果を発表する。 授業の振り返りとコメント記入(120分)、プロダクツ完成版(班)および振り返りシート(個別)を作成しMoodleに提出(60分)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 30% B: 10% C: 5% D: 30%
成績評価法
毎回の授業コメント(4×8=32%)、宿題小レポート(5×3=15%)、プレゼンテーションおよび企画書(35%)、振り返りシート(10%)、態度・調整点(8%)。全回出席が望ましいが、やむを得ない事情による欠席は2回まで認める。それ以上の欠席は欠格として単位を与えない。
教科書にかかわる情報
備考
用いない
参考書にかかわる情報
備考
授業内で随時紹介する
メッセージ
国際総合科学部の特徴の一つに、多様な学問分野や専門分野の知を関連づけあるいは統合してプロダクツを創造できるようになるということがあります。この点を想定して、他学部の学生たちとの協働を楽しんでください。
キーワード
課題解決、価値提案、学際、協働、国際協力、山口、SDGs、持続可能生、実現可能性
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 貧困をなくそう
  • 飢餓をゼロに
  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
  • ジェンダー平等を実現しよう
  • 安全な水とトイレをみんなに
  • エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 働きがいも経済成長も
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 人や国の不平等をなくそう
  • 住み続けられるまちづくりを
  • つくる責任つかう責任
  • 気候変動に具体的な対策を
  • 海の豊かさを守ろう
  • Life on land
  • パートナーシップで目標を達成しよう
  • パートナーシップで目標を達成しよう
(貧困)あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる。
(飢餓)飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する。
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
(水・衛生)すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
(経済成長と雇用)包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
(気候変動)気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。
(海洋資源)持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
(平和)持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する。
(実施手段)持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する。
関連科目
履修条件
連絡先
hoshino@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
随時。事前にアポイントメントをとること。

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