開講年度
開講学部等
2025
国際総合科学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
通年
未定
10.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1091011317
プロジェクト型課題解決研究[Project-Based Learning]
日本語
8
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
北西 功一[KITANISHI Koichi]
ー
担当教員[ローマ字表記]
北西 功一 [KITANISHI Koichi], LOEHR MARC [MARC LOEHR]
特定科目区分
対象学生
株式会社レノファ山口
対象年次
4~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
この授業は国際総合科学部で学んだことの集大成として行う授業であり,実社会に存在する問題をテーマに取り上げ,自らがプロジェクトを企画,実践することを目指す。このプロジェクトは5名程度の学生でチームを組んで行う。プロジェクトには大きく分けて2種類あり、それぞれ,プログラム・コースとオリジナル・コースと呼ぶ。
プログラム・コースでは,あらかじめ協力してもらう企業や地方自治体,NPOなどが決まっており,それらの団体が抱える課題の中から学生と協議のうえ,プロジェクトのテーマを決定する。そして,それらの団体との連携のもとで,プロジェクトを企画,実践し,その課題の解決を目指す。
オリジナル・コースではチームで地域の抱える課題を設定し,自らが地域でパートナーを探して入っていく,もしくは協力相手となる団体を探し,それらと連携してプロジェクトを企画,実践し,課題の解決を目指す。オリジナル・コースでは地域理解・連携演習Ⅰや地域理解・連携演習Ⅱで明らかになった課題を取り扱うこともある。
チームの課題に応じてチームごとに担当教員を決める。プロジェクトの活動は学生自身が主体的に行うものであるが,担当教員は週に1回程度,活動状況や今後の活動の確認を行う。また,活動が問題を抱えているようであれば適宜アドバイスをするが,それは知識を与えるというものではなく,課題解決のために必要な情報の収集方法(文献や資料の探し方,現場での情報収集の方法,専門的な知識・ノウハウを持っている人を紹介する)を指導する。そして,複数の専門分野にわたる知識や情報の融合をゼミなどで促す。また,必要ならばファシリテーターとしての役割も果たす。
企業や自治体と連携して行うプロジェクトは,実質的な長期間のインターンシップとしての機能もある。
この授業ではDP4-1科学的思考・推論力、DP4-2科学技術・社会洞察力、DP4-3触媒能力、DP4-4調整・統合能力を身につける。
授業の到達目標
それまで本学部で学んだ知識・理解,コミュニケーション能力,課題解決能力などをすべて活用し,実社会でプロジェクトを企画,実践することを通して,自らの能力をさらに磨く。特に,課題解決のためにはどのようにチームを作ればよいのか,グローバル化の時代のチーム作りはどうあるべきか,暮らしの現場を知ることがいかに重要であるかを学ぶ。さらに.現状の自分には何ができて,何ができないかを認識することで,今後の自らのキャリアデザインに確固とした方向性を見出す。
授業計画
【全体】
学生が主体となって,5名程度のチームを作り,プロジェクトと担当教員を決定する。担当教員は4年次の最終発表会まで活動状況や今後の活動の確認を行う(原則として週に2回程度だが状況に合わせて適宜行う)。プログラム・コースの場合,連携する団体と協議を重ね,プロジェクトの企画を進めていく。オリジナル・コースは連携する地域や団体を探し,協力関係を築き,プロジェクトの企画,実践を目指す。8月に中間発表会を行い,全体でプロジェクトの進捗状況を確認し,担当教員以外からのアドバイスをもらう。1月にプロジェクトの報告書を提出し,2月に最終発表会を行う。最終発表会では,この授業の成果を学生・教員全員で共有する。中間発表会,最終発表会には下級生も参加し,この授業に対する動機づけを行う。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
4月~7月 プロジェクトの実施に向けての準備。
プロジェクトの内容の決定に向けた企業等との情報交換・打合せ,文献・統計資料などの情報の収集と分析,フィールドワークの実施とデータの整理・分析。
情報の収集と分析、打ち合わせ(80時間)
第2回
8月上旬 中間発表会とその準備
全体でプロジェクトの進捗状況を確認し,担当教員以外からのアドバイスをもらう。
発表の準備(20時間)
第3回
8月下旬~11月 プロジェクトの準備と実施、その評価
プロジェクトの本格的実施に向けた準備,実際にプロジェクトを実施、実施したプロジェクトのチームでの評価の分析や改善点の洗い出し
プロジェクトの準備と実施(80時間)
第4回
12月~1月 プロジェクトの最終的評価と報告書の作成
実際に行ったプロジェクトを評価し、プロジェクト全体の報告書を作成する。
報告書作成(50時間)
第5回
2月上旬 最終発表会の準備と発表
最終報告書の内容に基づいて最終発表会を準備し発表する。
発表の準備(10時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 50% B: --% C: 40% D: 10%
成績評価法
グループワーク60%、フィールドワーク30%、プレゼンテーション10% それぞれをコモンルーブリックで評価する。
ルーブリック等の評価基準
ファイル名
備考
ルーブリック等の評価基準
コモンルーブリック(課題解決科目).pdf
(注)ルーブリックとは、評価水準である「尺度」と、尺度を満たした場合の「特徴の記述」で構成される評価指標のことを言います。
教科書にかかわる情報
備考
教科書は用いない。必要な資料や情報は学生が教員や連携する団体からのアドバイスのもと,主体的に収集する。
参考書にかかわる情報
備考
該当なし
メッセージ
学生が企業等と連携して主体的に活動します。教員はそのアドバイスをする立場になります。
キーワード
課題解決,企業・自治体・NPOとの連携
持続可能な開発目標(SDGs)
関連科目
課題解決科目
履修条件
連絡先
kitanisi@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
随時。連絡先に連絡をもらえれば日時を調整します。
ページの先頭へ