タイトル

開講年度 開講学部等
2025 国際総合科学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期前半 木1~4   6.5
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1091011350 科学技術論演習Ⅰ(コミュニティ・デザイン)[Science and Technology Seminar I] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
星野 晋[HOSHINO Shin]
担当教員[ローマ字表記]
星野 晋 [HOSHINO Shin]
特定科目区分 STEAM関連科目 対象学生   対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
日本の地域社会の現状や将来予測を踏まえて、どのような地域づくりの実践がなされているか、さまざま事例に触れ、その可能性と課題についてデザイン思考にもとづき検討する。地域づくりに実際に関わっているゲストスピーカーを招きその実際を聞く場合もある。後半は5〜6人のチームで地域課題を設定し、解決すべく、企画立案し、最終的にプレゼンテーションする。
授業の到達目標
地域社会や国際社会、様々な規模・地域において多様な課題が生じている。これらの社会的な課題対し積極的に関与するには、科学・技術や文化・社会など幅広い知識とそれらを総合的に活用し、情報収集や問題点の整理、更に適切な課題の設定と解決へとつながる実践力が求められる。本科目では、そのための科学技術に関わる基本的な知識や技術の習得と共に、科学技術と社会が関わる諸問題に対する自発的な疑問と思考を育み、課題解決に向けて積極的に関与するための実践的な基盤を育むことを目的とする。
本授業では、デザイン思考にもとづき地域の課題や可能性を発見し、その背景や要因を分析・考察し、地域社会の課題解決や発展に寄与できる企画を立案できるようになることを目ざす。
授業計画
【全体】
第1回はガイダンスの後にコミュニティデザインとはいかなる分野かを概説する。第2回〜3回は、コミュニティをデザインする上で前提となる日本の地域社会の現状と将来について分析する。第4回は教員から提示された地域課題(例題)について5〜6人のグループで解決案を検討し提案する。第5回以降は、チーム単位で課題を設定し地域づくりの企画・立案を行う。第8回に企画の報告会、最終回は振り返りを行う。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 オリエンテーション。今なぜコミュニティデザインか? まず授業の進め方や評価方法についてのガイダンスを行う。つづいて、現在、日本で、なぜコミュニティ・デザインのアプローチが求められるか、その背景を概説する 授業内容についての復習とMoodleへのコメント記入(90分)。
第2回 ヘルス・プロモーションと地域づくり ゲストスピーカーによる、保健・医療分野でのコミュニティ・デザインの実践事例の紹介。 授業内容についての復習とMoodleへのコメント記入(90分)。
第3回 ①コミュニティをデザインする。②例題:どうするHofF 1コマ目は、コミュニティ・デザインの視点と方法について概説する。2コマ目は宇部市で生じた課題の事例を紹介し、次回までに各チームで解決策をまとめるべく、ブレインストーミングを行う。 授業内容についての復習とMoodleへのコメント記入(90分)。次回のグループワークに向けて、各自が考えてくるレポート課題を出す(90分)。
第4回 ①例題:どうするHofF ②ブレインストーミング 1コマ目は、全回に出して宇部市の課題についての解決策をチームでまとめ、報告する。2コマ目は、コミュニティ・デザインに関わる自由課題をチームで設定すべく、ブレストする。 授業内容についての復習とMoodleへのコメント記入(90分)。各チームで、次回持ち寄る宿題を決め、各自とりくむ(90分)。
第5回 ①事例紹介 ②企画会議 1コマ目は、コミュニティデザインに関わる先輩たちのPBLの事例を紹介する。2コマ目はチームで企画会議。 授業内容についての復習とMoodleへのコメント記入(90分)。各チームで、次回持ち寄る宿題を決め、各自とりくむ(90分)。
第6回 ①事例紹介 ②企画会議 1コマ目は、コミュニティデザインに関わる先輩たちのPBLの事例を紹介する。2コマ目はチームで企画会議。 授業内容についての復習とMoodleへのコメント記入(90分)。各チームで、次回持ち寄る宿題を決め、各自とりくむ(90分)。
第7回 企画会議。企画書の作成。プレゼンテーションの準備 チームごとに企画をまとめ企画書を作成し、次回の報告のスライド等を準備する。 授業内容についての復習とMoodleへのコメント記入(90分)。企画書の完成とプレゼンテーションの準備(120分)
第8回 コミュニティをデザインする:プレゼンテーション 各チームコミュニティ・デザインの企画案を報告し、それつについディスカッションする。各チームで振り返りを行った後、全体を総括する 授業内容についての復習とMoodleへのコメント記入(90分)。企画書・スライド(チーム単位)と振り返りシート(個別)の作成提出(90分)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 25% B: 10% C: 5% D: 25%
成績評価法
毎回の授業コメント(4×8=32%)、宿題小レポート(8×2=16%)、プレゼンテーションおよび企画書(35%)、振り返りシート(10%)、態度・調整点(7%)。全回出席が望ましいが、やむを得ない事情による欠席は16回中5回まで認める。それ以上の欠席は欠格として単位を与えない。
教科書にかかわる情報
備考
教科書は用いない。資料等はMoodleにアップする。
参考書にかかわる情報
備考
『コミュニティデザインの時代 - 自分たちで「まち」をつくる』(中公新書) 山崎 亮. 中央公論新社, 2012,
メッセージ
後につづくPBLの準備運動として臨むといいでしょう。課題山積の地域社会ではありますが、プラス思考で地域づくりを楽しめるようになることを期待します。
なお生成AIには限界があるので、その使用は思考の部分的補助にとどめ、全面依存しないようにしてください。レポート等におけるコピペはもちろん厳禁です。
キーワード
コミュニティ コミュニティ・デザイン 地域社会 超高齢化 人口減 地域づくり 持続可能生 実現可能性
持続可能な開発目標(SDGs)

  • すべての人に健康と福祉を
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
関連科目
社会調査法Ⅰ・II、プロジェクト型課題解決研究
履修条件
連絡先
hoshino@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
随時。メール等でアポイントメントをとること。

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