開講年度
開講学部等
2025
国際総合科学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期後半
月3~4,木5~6
10.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1091011360
文化社会論演習Ⅱ(Environmental Psychology)[Culture and Society Seminar II]
英語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
杉野 弘明[SUGINO Hiroaki]
ー
担当教員[ローマ字表記]
杉野 弘明 [SUGINO Hiroaki]
特定科目区分
STEAM関連科目
対象学生
対象年次
2
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
本講義では、環境とヒトとの関わりを扱う学問である環境心理学について、その基本的な考え方や、研究手法を学び、基礎的な調査を行うことができる技術を習得することを目的とする。知覚心理学や社会心理学,都市計画学や建築学、デザイン心理学などの諸周辺領域との関連を見ながら、環境に囲まれた人間の心理と行動を扱っていく。
授業の到達目標
地域社会や国際社会、様々な規模・地域において多様な課題が生じている。これらの社会的な課題に対し積極的に関与するには、科学・技術や文化・社会など幅広い知識とそれらを総合的に活用し、多様な文化的・思想的な背景を持つ人々と協調し、適切な課題の設定と解決へとつながる実践力が求められる。本科目では、そのための思想・文化、政治・経済に関わる基本的な知識や様式の習得と共に、人と社会が関わる諸問題に対する自発的な疑問と思考を育み、課題解決に向けて積極的に関与するための実践的な基盤を育むことを目的とする。
授業計画
【全体】
この講義は全16回で構成される予定です。
初期段階では講師による導入講義を行い、徐々に参加者主導のディスカッションや発表へと移行していきます。
また、環境心理学や人間-環境相互作用の理解を深めるためのフィールドワークも予定されています。
議論は、各テーマの中で参加者が自ら見つけた具体的な事例に基づいて進められます。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
イントロダクション
本講義の概要、進め方、スケジュールを説明する
講義内容の予習と復習(目安:1時間以上)
第2回
レクチャー1
環境心理学への招待
講義内容の予習と復習(目安:2時間以上)
第3回
レクチャー2
環境心理学の歴史と現在
講義内容の予習と復習(目安:2時間以上)
第4回
レクチャー3
環境設計における環境心理学の役割
講義内容の予習と復習(目安:2時間以上)
第5回
レクチャー4
モノの知覚とは異なる環境知覚の特徴
講義内容の予習と復習(目安:2時間以上)
第6回
レクチャー5
環境視の概念とその研究適用
講義内容の予習と復習(目安:2時間以上)
第7回
レクチャー6
都市空間の多感覚体験
講義内容の予習と復習(目安:2時間以上)
第8回
レクチャー7
都市の魅力とわかりやすさ
講義内容の予習と復習(目安:2時間以上)
第9回
フィールドワーク1
まちなかにおける遊歩経験
講義内容の予習と復習(目安:2時間以上)
第10回
レクチャー8
景観の理解
講義内容の予習と復習(目安:2時間以上)
第11回
レクチャー9
場所愛着
講義内容の予習と復習(目安:2時間以上)
第12回
レクチャー10
さまざまなユーザーの知覚と行動の理解
講義内容の予習と復習(目安:2時間以上)
第13回
レクチャー11
犯罪を防ぐ環境デザイン
講義内容の予習と復習(目安:2時間以上)
第14回
フィールドワーク2
まちなかで環境デザインを考える
講義内容の予習と復習(目安:2時間以上)
第15回
ディスカッション
フィールドワークでの経験を振り返り議論する
講義内容の復習(目安:1時間)
第16回
総括
講義全体の総括を行い、必要に応じて最終課題を課す。
講義内容の復習(目安:1時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 30% B: 30% C: 30% D: 10%
成績評価法
本講義では、講義内課題、課題レポート、最終成果物に基づいて評価します。
講義内課題30%、課題レポート40%、最終成果物30%
教科書にかかわる情報
備考
講義資料は適宜Moodleを通じて共有する。
参考書にかかわる情報
参考書
書名
Environmental psychology : principles and practice
ISBN
9780993771903
著者名
Robert Gifford
出版社
Optimal Books
出版年
2014
備考
参考資料は必要に応じて講義中に共有または配布する。
メッセージ
人間の行動は常に環境から影響を受け、また同時に環境に影響を与えています。人間の行動を科学するための情報(データ)は、人間の行動が影響を与える環境の中にも溢れているものです。本講義を通して、普段の何気ない行動の中にも紛れこんでいる環境心理学のトピックについて、一緒に考えていきましょう。
キーワード
環境心理学、人間環境学、生態学的心理学、人間-環境、生態学的視点
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
関連科目
文化社会論演習Ⅰ:環境と心理
履修条件
連絡先
教員居室:教育学部C棟2階209号室
内線:5525
E-mail:hsugino [at] yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
特に設けていません。必要があれば小さな質問でも構いませんので、いつでも連絡してください。メールでのお問い合わせも可能です。事前にアポを取ってもらえると助かりますが、ふらっと教員室に来て頂いても構いません。教員室に在室中は、ウェブ会議を行っている等を除き、できるだけ対応いたします。
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