タイトル

開講年度 開講学部等
2025 大学院人文科学研究科(修士課程)
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 火9~10    
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
2011911004 日本思想論(古代中世)[Japanese Thought (Ancient and Medieval)] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
柏木 寧子[KASHIWAGI Yasuko]
担当教員[ローマ字表記]
柏木 寧子 [KASHIWAGI Yasuko]
特定科目区分   対象学生   対象年次  
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
 日本倫理思想史の基本的研究書として、たとえば佐藤正英『日本の思想とは何か―現存の倫理学』を取り上げ、授業の前半週ではその第一部「現存の根本構造」を通読し、倫理学・倫理思想史の根源的な問いの把捉・理解をめざす。授業の後半週では同書第二部「伝承としての倫理思想」のいくつかの章・節をふまえつつ、そこで挙げられるテクストを読み、具体的・個別的な問いの設定・探究をめざす。受講生は分担して論点整理と自らの検討を発表し、それを受けて全員による議論を行う。取り上げる基本的研究書・研究論文やテクストは、受講生の関心も考慮したうえで決定する。
授業の到達目標
 日本倫理思想史研究に必要な素養を習得すべく、基本的研究書・研究論文を読み、根源的な問いを知り理解するとともに、とくに古代中世の諸テクストに即し、具体的・個別的な問いを立て探究する方法を実践的に学ぶ。
授業計画
【全体】
 毎回テクストを読解する。以下の計画は、受講者の人数や関心・理解度に応じ、変更する可能性がある。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 導入 受講者の自己紹介、授業の進め方の説明、テクスト「まえがき」、スケジュールの相談・決定 倫理学・倫理思想史について基礎知識を確認する(授業外学修時間の目安:4時間) 以下、佐藤正英『日本の思想とは何か―現存の倫理学』を取り上げる場合の計画
第2回 テクスト読解(1) 第一部 現存の根本構造 第一章 無窮無辺の時・空へ/第二章 外なる他である〈もの〉Ⅰ・Ⅱ 予習、報告者はレジュメ提出(授業外学修時間の目安:4時間)
第3回 テクスト読解(2) 第二章 外なる他である〈もの〉Ⅲ 予習、報告者はレジュメ提出(授業外学修時間の目安:4時間)
第4回 テクスト読解(3) 第三章 自である内なる〈たま〉 予習、報告者はレジュメ提出(授業外学修時間の目安:4時間)
第5回 テクスト読解(4) 第四章 「生」の世界Ⅰ・Ⅱ(~「申し子」) 予習、報告者はレジュメ提出(授業外学修時間の目安:4時間)
第6回 テクスト読解(5) 同上 Ⅱ(身近な他者~) 予習、報告者はレジュメ提出(授業外学修時間の目安:4時間)
第7回 テクスト読解(6) 同上 Ⅲ

予習、報告者はレジュメ提出(授業外学修時間の目安:4時間)
第8回 テクスト読解(7) 第五章 「生」の意味 予習、報告者はレジュメ提出(授業外学修時間の目安:4時間)
第9回 テクスト読解(8) 第二部 伝承としての倫理思想 第一章 〈もの〉神の祀りⅠ・Ⅱ 予習、報告者はレジュメ提出(授業外学修時間の目安:4時間)
第10回 テクスト読解(9) 同上 Ⅲ・Ⅳ 予習、報告者はレジュメ提出(授業外学修時間の目安:4時間)
第11回 テクスト読解(10) 第二章 花鳥風月・原郷世界 Ⅰ 予習、報告者はレジュメ提出(授業外学修時間の目安:4時間)
第12回 テクスト読解(11) 同上 Ⅱ 予習、報告者はレジュメ提出(授業外学修時間の目安:4時間)
第13回 テクスト読解(12) 同上 Ⅲ 予習、報告者はレジュメ提出(授業外学修時間の目安:4時間)
第14回 テクスト読解(13) 第四章 武士 Ⅰ・Ⅱ 予習、報告者はレジュメ提出(授業外学修時間の目安:4時間)
第15回 テクスト読解(14) 同上 Ⅲ 予習、報告者はレジュメ提出(授業外学修時間の目安:4時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
毎回の演習60%、期末レポート40%。
教科書にかかわる情報
教科書 書名 日本の思想とは何か: 現存の倫理学(筑摩選書0098) ISBN 9784480016089
著者名 佐藤正英 出版社 筑摩書房 出版年 2014
備考
必要な箇所についてはコピーを配付する。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 日本倫理思想史 ISBN 9784130120609
著者名 佐藤正英 出版社 東京大学出版会 出版年 2012
備考
上記のほかは授業中に指示する。
メッセージ
欠席する場合は(できれば事前に)連絡してください。
キーワード
倫理学、日本倫理思想史
持続可能な開発目標(SDGs)

関連科目
該当なし
履修条件
連絡先
研究室:人文学部研究棟415号室。 E-mail:kashiwg*yamaguchi-u.ac.jp( * を @ に入れ替えてください)。
オフィスアワー
随時。あらかじめメール等により面会日時について相談してください。

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