開講年度
開講学部等
2025
大学院人文科学研究科(修士課程)
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
月3~4
5.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
2011911007
宗教思想論[Study of Religion]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
DJUMALI ALAM[DJUMALI ALAM]
ー
担当教員[ローマ字表記]
DJUMALI ALAM [DJUMALI ALAM]
特定科目区分
対象学生
対象年次
2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
1)今学期の授業は「聖俗循環」「擬人化/生命化」「生命ネットワーク」を主題とする。
2)「聖俗循環」「擬人化/生命化」「生命ネットワーク」に関するいくつかの理論的な枠組みを考察し、身近な聖俗循環、生命化・生命ネットワークの具体例に応用を試みる。理論的な枠組みとして主に取り上げるのは、「カリスマ論」「偶像論」「擬人化論」「聖俗論」「記号論」「精神分析」からなる。応用に関しては、現代人とりわけ若者が好んで触れているキャラクターを実体化する活動(キャラ活)に主な焦点をあてて一緒に分析を試みる。
3)授業は基本的にペーパーレスで行う。紙媒体によるレジメや資料の配布およびレポートの提出は行なわない。レジメ・資料は修学支援システムの「講義資料」欄に、授業前日までにアップロードし、受講生は当日の授業開始時間までに閲覧・ダウンロードする。学生は授業中、レジメ・資料をノートPC上で閲覧できるようにする。また、動画資料を用いる場合が多くあるが、学内のダウンロード専用サーバーまたはGoogle共有ドライブの配信・共有を別途検討する。レポートの提出は修学支援システムを通して行う。
授業の到達目標
1)「聖俗循環」「擬人化/生命化」「生命ネットワーク」をめぐる謎と本質を、体系的・図式的に捉えることができ、「聖俗循環」「擬人化/生命化」「生命ネットワーク」が人文科学・哲学・宗教学における重要な研究視座であることを理解する。
2)「カリスマ論」「偶像論」「擬人化論」「聖俗論」「記号論」「精神分析」に関する概要を理解する。
3)「カリスマ論」「偶像論」「擬人化論」「聖俗論」「記号論」「精神分析」を、具体的な《キャラ活》事象に関する説明と分析に応用することができる。宗教学・スピリチュアリティ研究の主要な課題について一定の理解と知識を身につけること。宗教的・スピリチュアルな活動当事者の精神状況に、ある程度共感できるようになること。日常生活における身近な宗教的・スピリチュアルな事象について関心を抱くこと。宗教的・スピリチュアルな活動当事者の精神状況に、ある程度共感できるようになること。発表するときやレポートを書くときの記述力と表現力(文字と視覚的な表現力)を身に付けること。
授業計画
【全体】
授業は以下の授業計画通り全15回行うが、多少の調整・変更はありうる。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
イントロダクション
「聖俗循環」「擬人化/生命化」「生命ネットワーク」に関する概要
授業計画に沿った学習を行う
学修に必要な時間の目安:
事後学習4時間
第2回
「聖俗循環」「擬人化/生命化」「生命ネットワーク」の構想と応用(1)
「カリスマ論」「偶像論」「擬人化論」「聖俗論」「記号論」「精神分析」から見るキャラクター
授業計画に沿った学習を行う
学修に必要な時間の目安:
事前学習2時間
事後学習2時間
第3回
「聖俗循環」「擬人化/生命化」「生命ネットワーク」の構想と応用(2)
「カリスマ論」「偶像論」「擬人化論」「聖俗論」「記号論」「精神分析」から見るキャラクター
授業計画に沿った学習を行う
学修に必要な時間の目安:
事前学習2時間
事後学習2時間
第4回
「聖俗循環」「擬人化/生命化」「生命ネットワーク」の構想と応用(3)
「カリスマ論」「偶像論」「擬人化論」「聖俗論」「記号論」「精神分析」から見るキャラクター
授業計画に沿った学習を行う
学修に必要な時間の目安:
事前学習2時間
事後学習2時間
第5回
「聖俗循環」「擬人化/生命化」「生命ネットワーク」の構想と応用(4)
「カリスマ論」「偶像論」「擬人化論」「聖俗論」「記号論」「精神分析」から見るキャラクター
授業計画に沿った学習を行う
学修に必要な時間の目安:
事前学習2時間
事後学習2時間
第6回
「聖俗循環」「擬人化/生命化」「生命ネットワーク」の構想と応用(5)
「カリスマ論」「偶像論」「擬人化論」「聖俗論」「記号論」「精神分析」から見るキャラクター
授業計画に沿った学習を行う
学修に必要な時間の目安:
事前学習2時間
事後学習2時間
第7回
「聖俗循環」「擬人化/生命化」「生命ネットワーク」の構想と応用(6)
「カリスマ論」「偶像論」「擬人化論」「聖俗論」「記号論」「精神分析」から見るキャラクター
授業計画に沿った学習を行う
学修に必要な時間の目安:
事前学習2時間
事後学習2時間
第8回
「聖俗循環」「擬人化/生命化」「生命ネットワーク」の構想と応用(7)
「カリスマ論」「偶像論」「擬人化論」「聖俗論」「記号論」「精神分析」から見るキャラクター
授業計画に沿った学習を行う
学修に必要な時間の目安:
事前学習2時間
事後学習2時間
第9回
プレゼンテーション
個々が関心のあるキャラクターに関する事象/テーマを、「聖俗循環」「擬人化/生命化」「生命ネットワーク」の視点から分析を試みる
授業計画に沿った学習を行う
学修に必要な時間の目安:
事前学習2時間
事後学習2時間
第10回
プレゼンテーション
個々が関心のあるキャラクターに関する事象/テーマを、「聖俗循環」「擬人化/生命化」「生命ネットワーク」の視点から分析を試みる
授業計画に沿った学習を行う
学修に必要な時間の目安:
事前学習2時間
事後学習2時間
第11回
プレゼンテーション
個々が関心のあるキャラクターに関する事象/テーマを、「聖俗循環」「擬人化/生命化」「生命ネットワーク」の視点から分析を試みる
授業計画に沿った学習を行う
学修に必要な時間の目安:
事前学習2時間
事後学習2時間
第12回
プレゼンテーション
個々が関心のあるキャラクターに関する事象/テーマを、「聖俗循環」「擬人化/生命化」「生命ネットワーク」の視点から分析を試みる
授業計画に沿った学習を行う
学修に必要な時間の目安:
事前学習2時間
事後学習2時間
第13回
「聖俗循環」「擬人化/生命化」「生命ネットワーク」の構想と応用(8)
「カリスマ論」「偶像論」「擬人化論」「聖俗論」「記号論」「精神分析」から見るキャラクター
授業計画に沿った学習を行う
学修に必要な時間の目安:
事前学習2時間
事後学習2時間
第14回
「聖俗循環」「擬人化/生命化」「生命ネットワーク」の構想と応用(9)
「カリスマ論」「偶像論」「擬人化論」「聖俗論」「記号論」「精神分析」から見るキャラクター
授業計画に沿った学習を行う
学修に必要な時間の目安:
事前学習2時間
事後学習2時間
第15回
「聖俗循環」「擬人化/生命化」「生命ネットワーク」の構想と応用(9)
総括
「カリスマ論」「偶像論」「擬人化論」「聖俗論」「記号論」「精神分析」から見るキャラクター。
総括。
授業計画に沿った学習を行う
学修に必要な時間の目安:
事前学習2時間
事後学習2時間
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 20% B: --% C: --% D: 30%
成績評価法
小テスト 30%
グループワークとプレゼンテーション 30%
中間レポートと学期末レポート 40%
教科書にかかわる情報
備考
教科書は用いない
参考書にかかわる情報
備考
レジメ・資料は数回、授業前日に修学支援システム経由で配布または案内する
メッセージ
宗教学は、宗教の教えや信仰を実践的に学ぶ学問ではなく、いろいろな宗教的/スピリチュアルな事象、人々の多様な精神世界(スピリチュアリティ)を理解しようとする研究分野である。しかしこの場合の理解は、単に客観的な資料や情報を整理したり覚えたりするだけでは、達成できない。宗教学を学ぶには、宗教事象を自分事としてみなし、「感受性」「共感性」「主観性」「個性」「想像力」「感覚」を最大限に活かし、常に自分自身を顧みながら探究する必要がある。といっても、決して難しくて疲れるような探究・学びではない。受講生も教員も、心と思考を閉ざさずにいてさえすれば、それで十分なはず。
キーワード
宗教、宗教学、宗教性、スピリチュアリティ、記号、聖と俗、媒体、擬人化、実体化、生命化、聖俗循環、生命ネットワーク、神霊界、心理界、カリスマ、偶像、人形、アイドル、キャラクター、遊び、サブカルチャー、アニメ、漫画、映画、仮想現実、現実世界、虚構世界、フィクション、VR、Vチューバー、キャラ活、2.5次元、コスプレ、象徴界、現実界、自然界、人間界、想像界、精神分析、転移、鏡像段階、イメージ、主体、他者、自我、フロイト、ラカン、無意識、対象、欲望
持続可能な開発目標(SDGs)
(飢餓)飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する。
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
関連科目
履修条件
連絡先
ジュマリ・アラム
宗教学研究室(人文学部402号室)
djumali@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
随時とするが、特に以下の時間帯は質問・相談などの対応が可能(急用で不在になるときもあるが、優先的に学生対応の時間としている):
月曜日5・6時限
火曜日7・8時限
木曜日7・8時限
ページの先頭へ