タイトル

開講年度 開講学部等
2025 大学院人文科学研究科（修士課程）
開講学期 曜日時限 授業形態 AL（アクティブ・ラーニング）ポイント
前期 火5～6   2.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
2011914004 日本文学論(近世)[Japanese Literature (Early-Modern)] 日本語 2
担当教員（責任）[ローマ字表記] メディア授業
尾崎 千佳[OZAKI Chika] ー
担当教員[ローマ字表記]
尾崎 千佳　[OZAKI Chika]
特定科目区分   対象学生   対象年次  
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
日本の古典文学、特に日本近世文学を研究するために必要な文献学の知識と方法を実践的に修得する。
授業の到達目標
日本の古典文学を研究するために必要な文献学の知識を修得し、本文批判（テキストクリティーク）の能力を養成したうえで、近世前期に活躍した連歌師西山宗因の作品を例として、日本の近世文学作品、とりわけ自筆資料に基づく本文批判の方法について理解する。古典文学研究における原典復原の意義を理解する。
授業計画
【全体】
教員は、日本古典文学研究における文献学の歴史について講述したうえで、西山宗因の自筆紀行文を対象として、異文生成をめぐる考察の結果を講述し、学生が近世文学に適した文献学のあり方について理解することを目標とする。学生は、教員が提示する文献を参考として、近世文学を読解するために必要な本文批判の方法を修得する。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 導入 授業の到達目標及び概要の説明 配布プリント復習（４時間）
第2回 古典の原典復原（１） 古典享受とテキスト 配布プリント復習（４時間）
第3回 古典の原典復原（２） 定家本『土左日記』の諸本 配布プリント復習（４時間）
第4回 古典の原典復原（３） 『土左日記』原典の復原 配布プリント復習（４時間）
第5回 古典と本文異同（１） 創作過程に生じた本文異同―『うつほ物語』の場合― 配布プリント復習（４時間）
第6回 古典と本文異同（２） 享受過程に生じた本文異同―『狭衣物語』の場合― 配布プリント復習（４時間）
第7回 古典と本文異同（３） 享受過程に生じた本文異同―『古今和歌集』の場合― 配布プリント復習（４時間）
第8回 連歌師宗因の行動と文学 西山宗因の概要 配布プリント復習（４時間）
第9回 近世文学と本文批判（１） 『奥州塩竃記』の諸本 配布プリント復習（４時間）
第10回 近世文学と本文批判（２） 『奥州塩竃記』の奥書 配布プリント復習（４時間）
第11回 近世文学と本文批判（３） 『奥州塩竃記』諸本の系列 配布プリント復習（４時間）
第12回 近世文学と本文批判（４） 『奥州塩竃記』の本文異同 配布プリント復習（４時間）
第13回 近世文学と本文批判（５） 『奥州塩竃記』諸本の主題 配布プリント復習（４時間）
第14回 近世文学と本文批判（６） 『奥州塩竃記』における異文生成の理由 配布プリント復習（４時間）
第15回 まとめ 近世文学のための文献学 配布プリント復習（４時間）
※AL（アクティブ・ラーニング）欄に関する注
・授業全体で、AL（アクティブ・ラーニング）が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A：グループワーク】、【B：ディスカッション・ディベート】、【C：フィールドワーク（実験・実習、演習を含む）】、【D：プレゼンテーション】
A: --%　B: 20%　C: --%　D: --%
成績評価法
学期末のレポートで評価します。
学期末のレポート100％
教科書にかかわる情報
教科書 書名 原典をめざして―古典文学のための書誌―新装普及版 ISBN 9784305603043
著者名 橋本不美男 出版社 笠間書院 出版年 2008
備考
参考書にかかわる情報
備考
参考書は指定せず、授業時に随時紹介する。
メッセージ
キーワード
日本文学　文献学　本文批判
持続可能な開発目標（SDGs）

関連科目
日本文学論演習（近世文学研究）　日本文学論演習（近世文学講読）
履修条件
連絡先
研究室：人文506　電話：083-933-5257　E-mail：ozaki@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
月曜14:30-16:00

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