開講年度
開講学部等
2025
大学院人文科学研究科(修士課程)
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
火9~10
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
2011914005
日本文学論演習(中古文学講読)[Seminar in Japanese Literature (Classical Readings)]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
森野 正弘[MORINO Masahiro]
ー
担当教員[ローマ字表記]
森野 正弘 [MORINO Masahiro]
特定科目区分
対象学生
対象年次
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
日本文学史において中古と区分される時代(平安時代)の代表的な物語文学作品である『源氏物語』を対象として、その第四帖となる「夕顔」巻の中から主要な場面を選び出し、本文の検討・諸注釈の調査・現代語訳の作成といった基礎的な研究法を習得するための演習を行う。受講者は、これらの演習課題を資料として作成し、報告する。
授業の到達目標
日本の古典文学作品である『源氏物語』を対象として、その内容を正確に読み解くための基礎的な知識と技能を習得し、自立的に古典文学作品の研究を進めることができるようになる。日本の古典文学を解釈するための基礎的な知識を用いて、作品に描かれた内容を正確に読解することができるようになる。日本の古典文学作品の研究を自立的に進めることができるようになる。日本の古典文学作品の研究を自立的に進めることができるようになる。日本の古典文学作品に描かれた内容を正確に読み取るための技能を身につけることができる。
授業計画
【全体】
『源氏物語』「夕顔」巻を適宜区切り、受講者に担当範囲として割り当てる。受講者は担当範囲についての本文の校異・注釈・先行研究の状況などを調査し、資料を作成したうえで発表する。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
『源氏物語』の研究史概説
『源氏物語』の研究史について概説する。
『源氏物語』の研究史について概要を調べておく。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
第2回
「夕顔」巻の概説
「夕顔」巻の物語内容について概説する。
「夕顔」巻の物語内容について把握しておく。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
第3回
『源氏物語』の本文研究の概説
『源氏物語』の本文研究について概説する。
『源氏物語』の本文(青表紙本・河内本)について概要を把握しておく。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
第4回
「夕顔」巻の場面に関する本文と校異の調査
「夕顔」巻の場面に関する本文の異同について調べる。
「夕顔」巻の場面に関する本文を電子テキストに変換しておく。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
第5回
「夕顔」巻の場面に関する本文と校異の検討
「夕顔」巻の場面に関する本文と校異について検討を加える。
「夕顔」巻の場面に関する本文の校異を電子テキストに変換しておく。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
第6回
「夕顔」巻の場面に関する本文と校異の資料作成
「夕顔」巻の場面に関する本文と校異を載せた資料を作成する。
電子テキスト化した「夕顔」巻の場面に関する本文と校異のデータを準備しておく。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
第7回
『源氏物語』の注釈史の概説
『源氏物語』の注釈史について概説する。
『源氏物語』の注釈書の諸相について調べておく。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
第8回
「夕顔」巻の場面に関する中世期(14〜16世紀)の注釈の調査
「夕顔」巻の場面に関する中世期(14〜16世紀)の注釈を調べる。
「夕顔」巻の場面に関する中世期(14〜16世紀)の注釈の諸相を電子テキストに変換しておく。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
第9回
「夕顔」巻の場面に関する近世期(17〜19世紀)の注釈の調査
「夕顔」巻の場面に関する近世期(17〜19世紀)の注釈を調べる。
「夕顔」巻の場面に関する近世期(17〜19世紀)の注釈の諸相を電子テキストに変換しておく。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
第10回
「夕顔」巻の場面に関する中・近世期の注釈の検討
「夕顔」巻の場面に関する中・近世期の注釈について検討を加える。
「夕顔」巻の場面に関する中・近世期の注釈に伏在する問題について見つけ出しておく。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
第11回
「夕顔」巻の場面に関する現代の注釈の調査
「夕顔」巻の場面に関する現代の注釈を調べる。
「夕顔」巻の場面に関する現代の注釈の諸相を電子テキストに変換しておく。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
第12回
「夕顔」巻の場面に関する現代の注釈の検討
「夕顔」巻の場面に関する現代の注釈について検討を加える。
「夕顔」巻の場面に関する現代の注釈に伏在する問題について見つけ出しておく。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
第13回
「夕顔」巻の場面に関する先行研究の調査
「夕顔」巻の場面に関する先行研究を調べる。
「夕顔」巻の場面に関する先行研究の諸相について調べておく。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
第14回
「夕顔」巻の場面に関する現代語訳の作成
「夕顔」巻の場面に関する現代語訳を作成する。
「夕顔」巻の場面に関する現代語訳の素案を作成しておく。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
第15回
「夕顔」巻の場面に関する現代語訳の検討
「夕顔」巻の場面に関する現代語訳を検討する。
多義的な解釈が可能な箇所について見つけ出しておく。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
授業内の発表資料50%、レポート50%
教科書にかかわる情報
教科書
書名
『新編日本古典文学全集・源氏物語』①
ISBN
4096580201
著者名
阿部秋生・秋山虔・今井源衛・鈴木日出男校注・訳
出版社
小学館
出版年
1994
備考
該当なし
参考書にかかわる情報
参考書
書名
『源氏物語大成 校異篇』1〜3巻
ISBN
著者名
池田亀鑑編
出版社
中央公論社
出版年
1953
参考書
書名
『対訳源氏物語講話』1巻
ISBN
著者名
島津久基
出版社
名著普及会
出版年
1983
参考書
書名
『源氏物語評釈』1巻
ISBN
4045605010
著者名
玉上琢彌
出版社
角川書店
出版年
1964
備考
該当なし
メッセージ
しっかりと予習をしてくる必要があります。
キーワード
中古文学
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
関連科目
日本文学論(中古)
履修条件
連絡先
morino@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
金曜日9・10時限
ページの先頭へ