タイトル

開講年度 開講学部等
2025 大学院人文科学研究科(修士課程)
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 月3~4   9.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
2011914007 日本文学論演習(近代文学研究)[Seminar in Japanese Literature (Modern)] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
野坂 昭雄[NOSAKA Akio]
担当教員[ローマ字表記]
野坂 昭雄 [NOSAKA Akio]
特定科目区分   対象学生   対象年次  
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
本授業では、日本の近代文学の専門的研究をおこなうための必要なプロセスを、演習形式で実践的に学ぶことを目的とする。
受講生は、梶井基次郎と太宰治の作品について、設定されたテーマに基づき、自らの関心領域と関わらせて発表する。その後、同時代の動向や先行研究なども見据えながら、受講者全員で議論する。文学という領域にとらわれることなく広く関連資料に目を通し、特に同時代の言説を踏まえた研究テーマの深化を目指す。授業内では、そのために有益な参考文献なども講読しながら、研究の方向性および手法を考えていく。
授業の到達目標
・近現代の文学史に関する知識を有し、その作品の特質について理解している。
・積極的に授業で発言する。
・作品のみならず関連する資料にも意欲的に目を通し、考察を広げることができる。
・自分の分析した内容を、他者に適切な形で説明することができる。
授業計画
【全体】
梶井基次郎と太宰治の作品を、授業2~3回分の時間をかけて読み解いていきます。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 概説 梶井基次郎と太宰治 予習(準備学修に必要な時間の目安:4時間)
第2回 梶井基次郎「檸檬」(1) 同時代言説の理解 作品を精読しておく(準備学修に必要な時間の目安:4時間)
第3回 梶井基次郎「檸檬」(2) 先行論の読解(詩と散文について) 先行論文を調査する(準備学修に必要な時間の目安:4時間)
第4回 梶井基次郎「ある崖上の感情」(1) 作品の分析 作品を精読する(準備学修に必要な時間の目安:4時間)
第5回 梶井基次郎「ある崖上の感情」(2) 視線と欲望 作品を精読する(準備学修に必要な時間の目安:4時間)
第6回 梶井基次郎「のんきな患者」(1) プロレタリア文学との関わり 作品を精読する(準備学修に必要な時間の目安:4時間)
第7回 梶井基次郎「のんきな患者」(2) 死への意識と文学 作品を精読する(準備学修に必要な時間の目安:4時間)
第8回 討議 梶井基次郎作品について受講者で討議する 扱った作品について各自で考えをまとめておく(準備学修に必要な時間の目安:4時間)
第9回 太宰治「人間失格」(1) これまでの評価 先行論文を調査する(準備学修に必要な時間の目安:4時間)
第10回 太宰治「人間失格」(2) 作品の構造とその効果 作品を精読する(準備学修に必要な時間の目安:4時間)
第11回 太宰治「人間失格」(3) アダプテーション 作品を精読し、アダプテーションについて調査する(準備学修に必要な時間の目安:4時間)
第12回 太宰治「斜陽」(1) これまでの評価 先行論を調査する(準備学修に必要な時間の目安:4時間)
第13回 太宰治「斜陽」(2) 作品の分析 作品を精読する(準備学修に必要な時間の目安:4時間)
第14回 太宰治「斜陽」(3) 戦後社会との関わり 作品を精読する(準備学修に必要な時間の目安:4時間)
第15回 討議 太宰治作品について受講者で討議する 扱った作品について各自で考えをまとめておく(準備学習に必要な時間の目安:4時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 50% C: --% D: 40%
成績評価法
授業内の報告、授業中の取り組みにより評価します。
報告 60%、取り組み・参加度 40%
教科書にかかわる情報
備考
作品が読めるテキスト(出版社等は問わない)を各自用意しておくこと。
参考書にかかわる情報
備考
参考書は、授業内で適宜紹介します。
メッセージ
キーワード
梶井基次郎、太宰治、日本近代文学
持続可能な開発目標(SDGs)

関連科目
履修条件
連絡先
anosaka●yamaguchi-u.ac.jp
(メール送信の際は●を@に変えてください)
オフィスアワー
オフィスアワーは特に設けませんが、研究室にて、適宜授業の質問・相談などに応じます。
授業の後、あるいはメールにてアポイントメントを取ってください。

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