タイトル

開講年度 開講学部等
2025 大学院教育学研究科(修士課程)
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 未定 講義 2.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
201200003 国際理解教育特論[Studies in Education for International Understanding] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
石井 由理[ISHII Yuri]
担当教員[ローマ字表記]
石井 由理 [ISHII Yuri]
特定科目区分   対象学生   対象年次 1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
学校における国際理解教育とは何かを、関連する用語、歴史、理念、含まれる事項、実践事例等に関する講義をとおして理解し、自分の専門分野との関連付けることができるようになることを目的とする。授業では、文献やビデオ、エクササイズを用いて受講者が批判的思考ができるように支援する。
授業の到達目標
国際理解教育およびESDの概念を認知面、心情面から理解し、自分の専門性との関連性を考えて調査し、どのように自らの教育実践に取り入れることができるかを判断できる。
授業計画
【全体】
国際理解教育とは、定まった定義があるのではなく、時代や場所によって様々な変遷をとげるものであり、現在はSGDsやESDの枠組みの中に入っているということ、日本の学校教育でも教科や活動など学校生活全体を通して進めていくものであることを、学習指導要領などの資料、文献や映像を通して学ぶ。
また、自分もその変遷の中にいる参加者だという自己認識を、講師との討議やエクササイズを通して高める。
この授業は対面で実施する。(単独)
授業形態の変更も含め、諸連絡は修学支援を用いて行う。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 国際理解教育とは何か 授業説明国際理解教育に関連のある概念 次回までに資料を予習するなど、課題をやってくる(4時間程度)
第2回 国際理解教育という概念の形成(第二次世界大戦まで) 国際理解教育の成り立ちについての講義 次回までに資料講読課題をやってくる(4時間程度)
第3回 ユネスコと国際理解教育 国際理解教育の成り立ちについての講義 次回までに資料講読課題をやってくる(4時間程度)
第4回 ユネスコと国際理解教育 国際理解教育の成り立ちについての講義
世界人権宣言
次回までに世界人権宣言の内容を読むなどの課題をやってくる(4時間程度)
第5回 ユネスコと国際理解教育 公民権運動など、1960年代の社会背景 次回までに公民権運動に関する資料を読んでくる(4時間程度)
第6回 ユネスコと国際理解教育 1970年代の時代背景と1974年国際教育勧告 次回までに1974年勧告を読んで来るなど、講読課題をやってくる(4時間程度)
第7回 ユネスコと国際理解教育 1974年勧告後の各国の実践努力 次回までにワールドスタディーズやフードファーストカリキュラムなどの内容を検討してくる(4時間程度)中間レポートの調査を進める
第8回 ユネスコと国際理解教育 1980年代ブルントラント委員会、1990年代の社会背景 次回までに持続可能か開発について調べるなどの課題をやってくる(4時間程度)
中間レポートを作成する
第9回 1990年代 コソボの学校 中間レポートを提出できるようにしてくる
次回までに課題をやってくる(4時間程度)
第10回 1990年代 ルワンダでの民族紛争におけるメディアの役割 ステレオタイプとマスメディアに関する資料を読んでくる(4時間程度)
期末レポートの調査を進める
第11回 マスメディアと国際理解 マスメディアのもつ特性、課題について理解し、期末レポートの課題への取り組み方を学ぶ。 期末レポートの調査を進める
偏見とマスメディアに関する資料を読んでくる(4時間程度)
第12回 マスメディアと国際理解 映画や漫画の例 期末レポートの調査・分析を進める
次回までに課題をやってくる(4時間程度)
第13回 マスメディアと国際理解 映画、テレビの例 期末レポートの調査・分析を進める
次回までに課題をやってくる(4時間程度)
第14回 学校教育における国際理解教育比較 多文化社会の状況とノルウェー、イギリス、日本の学習指導要領 期末レポートを作成する(4時間程度の課題)
第15回 学校教育における国際理解教育比較 多文化社会の状況とノルウェー、イギリス、日本の学習指導要領 期末レポートを完成させる(4時間程度)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 10% C: 10% D: --%
成績評価法
中間(50%)および学期末(50%)のレポートによる総合評価。
教科書にかかわる情報
備考
資料を配布
参考書にかかわる情報
参考書 書名 国際理解教育 ISBN
著者名 永井滋郎 出版社 第一学習社 出版年 1989
参考書 書名 イギリスのグローバル教育 ISBN 432620043X
著者名 木村一子 出版社 勁草書房 出版年 2001
参考書 書名 異文化コミュニケーション教育 ISBN 4874405584
著者名 青木順子 出版社 渓水社 出版年 1999
参考書 書名 ハリウッド100年のアラブ ISBN 9784022599155
著者名 村上由見子 出版社 朝日新聞社 出版年 2007
参考書 書名 日本人の境界 ISBN 9784788506480
著者名 小熊英二 出版社 新曜社 出版年 1999
備考
メッセージ
履修予定者は学期初めにyuri@yamaguchi-u.ac.jpまでメール連絡のうえ、C-336に会いに来てください。
キーワード
国際理解教育、ESD、異文化理解
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
履修条件
連絡先
教育学部C-336研究室 yuri@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
初回授業時に指示。

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