タイトル

開講年度 開講学部等
2025 大学院人文科学研究科(修士課程)
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 月5~6    
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
2012914001 日本語論演習(古代語研究)[Seminar in Japanese Linguistics (Old Japanese)] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
安本 真弓[YASUMOTO Mayumi]
担当教員[ローマ字表記]
安本 真弓 [YASUMOTO Mayumi]
特定科目区分   対象学生   対象年次  
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
日本語史の分野で研究を行うためには、先行研究とその問題点の把握はもちろんのこと、文献を使用したデータの収集と整理、及び研究の観点を身に付けることが必要である。受講者は、日本語史を中心とした研究理論や研究方法を学び、日本語学全般に関する知識を得る。また、口頭発表を行うことで、受講者はその内容を整理し、教員はこれに対して指導を行う。
授業の到達目標
(1) 研究の基礎である先行研究の収集や整理方法、その分析の仕方を身につける。
(2) 古代日本語を対象とした研究を行うためのデータの収集方法や整理方法、分析方法を学び、その方法を発展させることができる。
(3) 収集・整理したデータの分析結果を、用例を挙げながら、さらには図や表を用いて、論述する方法を身につける。
(4) 日本語史研究のあり方を検討すると同時に、日本語学全般に関する幅広い知識を身につける。
(5) 日本語史研究に関わる幅広い知識を有し、その中から自己の研究に最も相応しい研究方法や資料などを取捨選択できるようになる。
(6) 文献による日本語史研究の手続きにしたがって用例を意欲的に収集し、その用例の分析をおこなうことができるようになる。
(7) 独自の視点や調査方法を第三者に明確に示した論文執筆や発表ができ、また、その調査報告をもとに質疑・応答といった活発な議論ができるようになる。
授業計画
【全体】
先行研究を熟読し、自己の研究の独自性がどのような点にあるのかを、まず考察する。次に、その独自性を明確に示すためにどうような方法を用い、どのような分析をすべきかを検討する。最終的には、自己の主張を誤解なく伝えるために、論文構成や表現方法、図表の作成の仕方を工夫し、修士論文を執筆・完成させる。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 導入 日本語史とは 事前学習:シラバスを読んでおくこと。日本語学におけるこれまでの研究方法について調べておくこと。(目安時間:2時間)
事後学習:授業内容を復習し、日本語学研究の方法について整理すること。(目安時間:2時間)
第2回 先行研究の探し方 各種データベースの紹介とその使い方 事前学習:前回の授業内容を復習しておくこと。(目安時間:1時間)
事後学習:自分の演習発表に備えて、準備をしておくこと。(目安時間:3時間)
第3回 データ整理の方法(1) 先行研究のリスト作成とその整理方法 事前学習:前回の授業内容を復習しておくこと。(目安時間:1時間)
事後学習:自分の演習発表に備えて、準備をしておくこと。(目安時間:3時間)
第4回 調査法(1) 各種データベース、インターネットによる用例検索の方法 事前学習:前回の授業内容を復習しておくこと。(目安時間:1時間)
事後学習:自分の演習発表に備えて、準備をしておくこと。(目安時間:3時間)
第5回 調査法(2) 文献調査の方法 事前学習:前回の授業内容を復習しておくこと。(目安時間:1時間)
事後学習:自分の演習発表に備えて、準備をしておくこと。(目安時間:3時間)
第6回 調査法(3) 用例の分析方法 事前学習:前回の授業内容を復習しておくこと。(目安時間:1時間)
事後学習:自分の演習発表に備えて、準備をしておくこと。(目安時間:3時間)
第7回 データ整理の方法(2) 独自調査の整理方法 事前学習:前回の授業内容を復習しておくこと。(目安時間:1時間)
事後学習:自分の演習発表に備えて、準備をしておくこと。(目安時間:3時間)
第8回 研究のルール 研究の倫理 事前学習:前回の授業内容を復習しておくこと。(目安時間:1時間)
事後学習:自分の演習発表に備えて、準備をしておくこと。(目安時間:3時間)
第9回 演習発表(1) 先行研究の読解とその要約方法 事前学習:前回の授業内容を復習しておくこと。(目安時間:1時間)
事後学習:自分の演習発表に備えて、準備をしておくこと。(目安時間:3時間)
第10回 演習発表(2) 先行研究の検証方法 事前学習:前回の授業内容を復習しておくこと。(目安時間:1時間)
事後学習:自分の演習発表に備えて、準備をしておくこと。(目安時間:3時間)
第11回 演習発表(3) 用例の示し方 事前学習:前回の授業内容を復習しておくこと。(目安時間:1時間)
事後学習:自分の演習発表に備えて、準備をしておくこと。(目安時間:3時間)
第12回 演習発表(4) 用例解釈の方法 事前学習:前回の授業内容を復習しておくこと。(目安時間:1時間)
事後学習:自分の演習発表に備えて、準備をしておくこと。(目安時間:3時間)
第13回 演習発表(5) 図表の示し方 事前学習:前回の授業内容を復習しておくこと。(目安時間:1時間)
事後学習:自分の演習発表に備えて、準備をしておくこと。(目安時間:3時間)
第14回 演習発表(6) 調査結果の論述方法 事前学習:前回の授業内容を復習しておくこと。(目安時間:1時間)
事後学習:自分の演習発表に備えて、準備をしておくこと。(目安時間:3時間)
第15回 演習発表(7) 問題提起と結論との対応 事前学習:前回の授業内容を復習しておくこと。(目安時間:1時間)
事後学習:これまでの授業内容をもとに、レポートの執筆に取り組むこと。(目安時間:3時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
演習発表50%、レポート30%、授業・質疑応答の態度20%
演習時間内の報告内容と最終レポートは、先行研究を正しく把握し、問題点を見つける能力を身につけているか、古代語研究を行うための方法を理解し、それを発展させる観点を身につけているか、データの収集方法や整理方法を身につけ、実践できているかという観点で評価する。
教科書にかかわる情報
備考
教科書は特に指定しない。
参考書にかかわる情報
備考
授業中に適宜指示する。また、受講者自らが用意する。
メッセージ
キーワード
日本語史
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
履修条件
連絡先
y.mayumi@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
月曜16:10-17:40

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