山口大学教務システム - 2012914004-日本文学論演習(中古文学研究)

開講年度	開講学部等
2025	大学院人文科学研究科（修士課程）
開講学期	曜日時限	授業形態	AL（アクティブ・ラーニング）ポイント
後期	火5～6
時間割番号	科目名[英文名]			使用言語	単位数
2012914004	日本文学論演習(中古文学研究)[Seminar in Japanese Literature (Classical)]			日本語	2
担当教員（責任）[ローマ字表記]					メディア授業
森野正弘[MORINO Masahiro]					ー
担当教員[ローマ字表記]
森野正弘　[MORINO Masahiro]
特定科目区分		対象学生		対象年次
ディプロマ・ポリシーに関わる項目			カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)

授業の目的と概要

日本文学史において中古と区分される時代（平安時代）の代表的な物語文学作品である『源氏物語』を対象として、その中から「引用」関係が問題となる場面を選び出し、考察を行う。受講者は、『源氏物語』における「引用」論の概要を踏まえつつ、実際に、問題提起、先行研究論文の調査結果報告、資料の分析、論の構成の検討という工程を踏み、最終的に研究発表を行う。

授業の到達目標

日本の古典文学作品である『源氏物語』を対象として、研究史の上で積み重ねられてきた成果を踏まえつつ、自立的に古典文学作品の研究を進めることができるようになる。日本の古典文学作品を研究するための基礎的な知識を得ることができる。日本の古典文学作品の研究を自立的に進めることができるようになる。日本の古典文学作品の研究を自立的に進めることができるようになる。日本の古典文学作品を研究するための基礎的な技能を得ることができる。

授業計画

【全体】

『源氏物語』における和歌・先行物語等の引用を課題とする考察を展開し、研究発表を行う。

	項目	内容	授業時間外学習	備考

第1回	物語研究における「引用」論の概説	物語研究における「引用」論について概説する。	物語研究における「引用」論の概要について調べておく。【事前学習2時間及び事後学習2時間】

第2回

参考文献案内

『源氏物語』の研究を進めていくうえで参考となる文献を紹介する。

『源氏物語』の研究書にはどのようなものがあるかを調べておく。【事前学習2時間及び事後学習2時間】

第3回

研究史概観（１）～『源氏物語』における和歌の引用～

『源氏物語』における和歌の引用について、どのような研究が行われてきたかを概説する。

「引歌」という研究術語について調べておく。【事前学習2時間及び事後学習2時間】

第4回

研究史概観（２）～『源氏物語』における『竹取物語』の引用～

『源氏物語』における『竹取物語』の引用について、どのような研究が行われてきたかを概説する。

『竹取物語』の内容について概要を把握しておく。【事前学習2時間及び事後学習2時間】

第5回

研究史概観（３）～『源氏物語』における『伊勢物語』の引用～

『源氏物語』における『伊勢物語』の引用について、どのような研究が行われてきたかを概説する。

『伊勢物語』の内容について概要を把握しておく。【事前学習2時間及び事後学習2時間】

第6回

問題提起

『源氏物語』の中から和歌や先行物語等が引用されている箇所を一つ選び出し、そこにどのような問題が伏在しているかについて検討を加える。

『源氏物語』の中から和歌や先行物語等が引用されている箇所を一つ選び出しておく。【事前学習2時間及び事後学習2時間】

第7回

先行研究論文の調査

問題提起した内容、あるいは問題の所在とした箇所に関してどのような先行研究論文があるかを調査する。

問題提起した内容、あるいは問題の所在とした箇所についてどのような先行研究論文があるかを調べておく。【事前学習2時間及び事後学習2時間】

第8回

先行研究論文の分析

問題提起した内容、あるいは問題の所在とした箇所に関して先行研究論文がどのような成果を提出してきているかについて分析する。

先行研究論文ごとに概要を把握しておく。【事前学習2時間及び事後学習2時間】

第9回

資料の分析（１）～和歌の引用～

問題の所在とした箇所に認められる和歌の引用が『源氏物語』の文脈にどのように関係しているかについて分析を行う。

問題の所在とした箇所を含む物語の文脈について概要を把握しておく。【事前学習2時間及び事後学習2時間】

第10回

資料の分析（２）～『竹取物語』の引用～

問題の所在とした箇所に認められる『竹取物語』の引用が『源氏物語』の文脈にどのように関係しているかについて分析を行う。

問題の所在とした箇所を含む物語の文脈について概要を把握しておく。【事前学習2時間及び事後学習2時間】

第11回

資料の分析（３）～『伊勢物語』の引用～

問題の所在とした箇所に認められる『伊勢物語』の引用が『源氏物語』の文脈にどのように関係しているかについて分析を行う。

問題の所在とした箇所を含む物語の文脈について概要を把握しておく。【事前学習2時間及び事後学習2時間】

第12回

研究発表（１）～『源氏物語』における和歌の引用～

『源氏物語』における和歌の引用に関して研究発表を行う。

研究発表のための資料を用意しておく。【事前学習2時間及び事後学習2時間】

第13回

研究発表（２）～『源氏物語』における『竹取物語』の引用～

『源氏物語』における『竹取物語』の引用に関して研究発表を行う。

研究発表のための資料を用意しておく。【事前学習2時間及び事後学習2時間】

第14回

研究発表（３）～『源氏物語』における『伊勢物語』の引用～

『源氏物語』における『伊勢物語』の引用に関して研究発表を行う。

研究発表のための資料を用意しておく。【事前学習2時間及び事後学習2時間】

第15回

総括

研究発表の内容について総括を行う。

研究発表の際に検討された問題点について整理しておく。【事前学習2時間及び事後学習2時間】

※AL（アクティブ・ラーニング）欄に関する注
・授業全体で、AL（アクティブ・ラーニング）が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A：グループワーク】、【B：ディスカッション・ディベート】、【C：フィールドワーク（実験・実習、演習を含む）】、【D：プレゼンテーション】

A: --%　B: --%　C: --%　D: --%

成績評価法

授業内の発表資料50％、レポート50％

教科書にかかわる情報

教科書	書名	『新編日本古典文学全集・源氏物語』①〜⑥				ISBN	4096580201
教科書	著者名	阿部秋生・秋山虔・今井源衛・鈴木日出男校注・訳	出版社	小学館				出版年	1994

備考

プリントを配布する。

参考書にかかわる情報

参考書	書名	『源氏物語事典』				ISBN	4479840605
参考書	著者名	林田孝和・植田恭代・竹内正彦・原岡文子・針本正行・吉井美弥子編	出版社	大和書房				出版年	2002

参考書	書名	『源氏物語の鑑賞と基礎知識』全43冊				ISBN	4784302115
参考書	著者名	鈴木一雄・監修	出版社	至文堂				出版年	1998

参考書	書名	『人物で読む源氏物語』（全20巻）				ISBN	4585011420
参考書	著者名	上原作和・編集	出版社	勉誠出版				出版年	2005

備考

該当なし

メッセージ

しっかりと予習をしてくる必要があります。

キーワード

中古文学

持続可能な開発目標（SDGs）

(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。

(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。

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