開講年度
開講学部等
2025
大学院教育学研究科(修士課程)
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
水5~6
講義
10.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
2021100002
学校教育実践研究[Practical Research into School Education]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
恒吉 徹三[TSUNEYOSHI Tetsuzoh]
ー
担当教員[ローマ字表記]
恒吉 徹三 [TSUNEYOSHI Tetsuzoh], 春日 由美 [KASUGA Yumi], 佐竹 圭介, 田中 亜矢巳
特定科目区分
対象学生
対象年次
2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
学校教育に関わる臨床心理事例の研究について学びます。附属臨床心理センターのケース、学校に関係する臨床心理事例研究についての発表を行い、討議を行う。具体的な内容としては、学校現場や学校臨床の実際を踏まえた上で、児童生徒や保護者さらには学校の困難な点を明らかにし、さらにはそれぞれの持っている資源を生かすような見立てと対応が提案できるよう、総合的に検討する。
授業の到達目標
・各ケースにおける、その学校の校務分掌、年間行事計画、地域の特徴、およびその学校の児童生徒や保護者、教職員が抱える問題、さらにはそれらのもつ資源について知り、理解することができる。
・各ケースにおける、その学校の校務分掌、年間行事計画、地域の特徴、児童生徒や保護者、教職員が抱える問題、さらにはそれらのもつ資源について知り、理解した上で、ケースにおける適切な見立てとふさわしい支援について考え、総合的に判断するすることができる。
・各ケースにおける、その学校の校務分掌、年間行事計画、地域の特徴、およびその学校の児童生徒や保護者、教職員が抱える問題、さらにはそれらのもつ資源について知り、理解した上で、そのケースにおける適切な見立てとふさわしい支援を見いだすことに、関心・意欲をもつことができる。
・各ケースにおける、その学校の校務分掌、年間行事計画、地域の特徴、およびその学校の児童生徒や保護者、教職員が抱える問題、さらにはそれらのもつ資源について知り、理解した上で、そのケースにおける適切な見立てとふさわしい支援を見いだそうと、ディスカッション等において熱心な態度で臨むことができる。
・各ケースにおける、その学校の校務分掌、年間行事計画、地域の特徴、およびその学校の児童生徒や保護者、教職員が抱える問題、さらにはそれらのもつ資源について知り、理解した上で、そのケースにおける適切な見立てとふさわしい支援について資料等で明確に表現できる。
授業計画
【全体】
附属臨床心理センターのケースや『心理臨床学研究』に掲載されている臨床心理事例研究の中から、学校に関係するケースについて各自が論文を選んで発表し、学校現場や学校臨床の実際を踏まえた上で、児童生徒や保護者さらには学校の抱える問題や困難な点を明らかにし、さらにはそれらの資源を生かすような見立てと対応が提案できるよう、総合的に検討する。
授業形態:複数(恒吉,春日,佐竹,田中)
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
附属臨床心理センターで学校に関するケースの発表と検討1
主に不登校(小学生)に関する発表と検討1(恒吉、春日、佐竹、田中)
臨床心理事例に関する論文検索の予習と事例報告後の復習を4時間以上行なう。
第2回
附属臨床心理センターで学校に関するケースの発表と検討2
主に不登校(中高生)に関する発表と検討2(恒吉)
臨床心理事例に関する論文検索の予習と事例報告後の復習を4時間以上行なう。
第3回
附属臨床心理センターで学校に関するケースの発表と検討3
主に発達障害(幼児〜児童期)に関する発表と検討1(田中)
臨床心理事例に関する論文検索の予習と事例報告後の復習を4時間以上行なう。
第4回
附属臨床心理センターで学校に関するケースの発表と検討4
主に発達障害(青年期)に関する発表と検討2(田中)
臨床心理事例に関する論文検索の予習と事例報告後の復習を4時間以上行なう。
第5回
附属臨床心理センターで学校に関するケースの発表と検討5
主にいじめ(小学校)に関する発表と検討1(佐竹)
臨床心理事例に関する論文検索の予習と事例報告後の復習を4時間以上行なう。
第6回
附属臨床心理センターで学校に関するケースの発表と検討
主にいじめ(中学・高校)に関する発表と検討2(佐竹)
臨床心理事例に関する論文検索の予習と事例報告後の復習を4時間以上行なう。
第7回
附属臨床心理センターで学校に関するケースの発表と検討7
主に虐待に関する発表と検討1(春日)
臨床心理事例に関する論文検索の予習と事例報告後の復習を4時間以上行なう。
第8回
附属臨床心理センターでのまとめ
臨床心理センターで学校(児童期・青年期)に関するケースにおける総合的検討(恒吉)
臨床心理事例に関する論文検索の予習と事例報告後の復習を4時間以上行なう。
第9回
学校に関するケースの発表と検討1
主に不登校の学校外での公的支援(適応指導教室など)に関する発表と検討(春日)
臨床心理事例に関する論文検索の予習と事例報告後の復習を4時間以上行なう。
第10回
学校に関するケースの発表と検討2
主に発達障害による適応上の問題に関する発表と検討(田中)
臨床心理事例に関する論文検索の予習と事例報告後の復習を4時間以上行なう。
第11回
学校に関するケースの発表と検討3
主にいじめによる適応上の問題に関する発表と検討(田中)
臨床心理事例に関する論文検索の予習と事例報告後の復習を4時間以上行なう。
第12回
学校に関するケースの発表と検討4
主に虐待に関する適応上の問題に関する発表と検討(佐竹)
臨床心理事例に関する論文検索の予習と事例報告後の復習を4時間以上行なう。
第13回
学校に関するケースの発表と検討5
小学校の解決困難なケースの発表と検討(佐竹)
臨床心理事例に関する論文検索の予習と事例報告後の復習を4時間以上行なう。
第14回
学校に関するケースの発表と検討6
中学校の解決困難なケースの発表と検討(春日)
臨床心理事例に関する論文検索の予習と事例報告後の復習を4時間以上行なう。
第15回
まとめ
全ケースの総合的検討(恒吉)
臨床心理事例に関する論文検索の予習と事例報告後の復習を4時間以上行なう。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 30% C: --% D: 70%
成績評価法
プレゼンテーション:100%
各自の発表内容では、臨床心理事例の記載の適切性をはじめ,ケースの見立てと考察を評価します。
もちろん,他の発表者への積極的なコメントも期待します。
教科書にかかわる情報
備考
各担当教員から、必要な本や論文等は授業内で紹介する。特に『心理臨床学研究』(日本心理臨床学会)の中から,各自の関心のある臨床心理事例を選んで発表してください。
参考書にかかわる情報
備考
参考書は,適宜担当者からお知らせします。
メッセージ
授業内で、ケースに対して深い関心をもって取り組む姿勢で臨んでもらいたい。
キーワード
ケース,見立て,考察
持続可能な開発目標(SDGs)
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
(平和)持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する。
関連科目
履修条件
学校臨床心理学専修の大学院生限定です。
連絡先
恒吉:whiteowl
オフィスアワー
木曜5コマ
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