タイトル

開講年度 開講学部等
2025 大学院教育学研究科(修士課程)
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 火9~12 講義 10.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
2021400001 特別支援教育コーディネーター校内実践論 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
松岡 勝彦[MATSUOKA Katsuhiko]
担当教員[ローマ字表記]
松岡 勝彦 [MATSUOKA Katsuhiko], 須藤 邦彦 [SUTOH Kunihiko]
特定科目区分   対象学生   対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
山口県の特別支援教育を支える「校内コーディネーター」を含むコーディネーターの役割を理解した上で、校内コーディネーターとしてさまざまな教育課題に対応するための知識を身につけるため、発達障害をはじめとする複数の実践事例を中心に、行動のアセスメント、指導介入方法、効果評価法を含め、できるだけ多く事例検討を行う。
※(1)近年、7月は台風や集中豪雨等の悪天候に見舞われることが多く、(2)なかには遠方から通学する受講生もこの授業を履修する可能性があります。以上の(1)(2)に鑑み、7月の授業については、もしかすると、オンラインで実施する可能性があります。このことについては、初回のオリエンテーションや7月になる前等、何らかの機会を利用し、受講生の皆さんと検討したいと思います。
授業の到達目標
・知的能力障害、ASD、ADHD、LD等の発達障害、その他の障害のある児童生徒の実態把握と実効性のあるコンサルテーション方法について理解すること。
・知的能力障害、ASD、ADHD、LD等の発達障害、その他の障害のある児童生徒の実態把握と実効性のあるコンサルテーションにおける、アセスメント、指導介入方法、効果検証法について、アイディアを出すことができる。
・知的能力障害、ASD、ADHD、LD等の発達障害、その他の障害のある児童生徒への関心を深め、より適切なコーディネーションのあり方を探求する姿勢を獲得する。
・知的能力障害、ASD、ADHD、LD等の発達障害、その他の障害のある人の人権を尊重した態度を身につける。
・受講生同士による質疑応答やコメント等を通して、授業で学んだこと、疑問点、回答案について相手に分かりやすく表現することのみならず、コンサルテーションを想定した、コンサルティにとって受容性の高い提案・助言ができる。
授業計画
【全体】
知的能力障害、ASD、ADHD、LD等の発達障害、その他の障害のある児童生徒の理解と支援方法、コンサルテーションのあり方等について検討する。なお、授業の担当形態は複数を予定している。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 行動の理由について検討する(事例提供者は可能な限り受講生を中心に行う) 暴力行動に関するABC分析、アセスメント方法、行動随伴性などについて取り上げる。
(松岡・須藤)
学術図書を参照し、準備学習やプレゼンテーションの資料を作成する(2時間程度)。学習した内容について実習先の学校で応用を試みる(2時間程度)。 タイムスケジュールを視覚的に提示する。また、プレゼンテーションについてもPowerPointを中心に視覚(聴覚)的に行う。
第2回 行動の理由について検討する(事例提供者は可能な限り受講生を中心に行う) 暴力行動に関する反応クラス、機能的アセスメントなどについて取り上げる。
(松岡)
学術図書を参照し、準備学習やプレゼンテーションの資料を作成する(2時間程度)。学習した内容について実習先の学校で応用を試みる(2時間程度)。 タイムスケジュールを視覚的に提示する。また、プレゼンテーションについてもPowerPointを中心に視覚(聴覚)的に行う。
第3回 関連する諸問題への対応事例(事例提供者は可能な限り受講生を中心に行う) 関連して強化スケジュール、行動連鎖、課題分析などについて取り上げる。
(松岡)
学術図書を参照し、準備学習やプレゼンテーションの資料を作成する(2時間程度)。学習した内容について実習先の学校で応用を試みる(2時間程度)。 タイムスケジュールを視覚的に提示する。また、プレゼンテーションについてもPowerPointを中心に視覚(聴覚)的に行う。
第4回 関連する諸問題への対応事例(事例提供者は可能な限り受講生を中心に行う) 関連してオペラント反応、レスポンデント反応などについて取り上げる。
(松岡)
学術図書を参照し、準備学習やプレゼンテーションの資料を作成する(2時間程度)。学習した内容について実習先の学校で応用を試みる(2時間程度)。 タイムスケジュールを視覚的に提示する。また、プレゼンテーションについてもPowerPointを中心に視覚(聴覚)的に行う。
第5回 子どもの豊かな生活を実現するために(事例提供者は可能な限り受講生を中心に行う) 暴力行動に関するABC分析、アセスメント方法、行動随伴性などについて取り上げる。
(松岡)
学術図書を参照し、準備学習やプレゼンテーションの資料を作成する(2時間程度)。学習した内容について実習先の学校で応用を試みる(2時間程度)。 タイムスケジュールを視覚的に提示する。また、プレゼンテーションについてもPowerPointを中心に視覚(聴覚)的に行う。
第6回 子どもの豊かな生活を実現するために(事例提供者は可能な限り受講生を中心に行う) 暴力行動に関するプロンプト、フェイディングなどについて取り上げる。
(松岡)
学術図書を参照し、準備学習やプレゼンテーションの資料を作成する(2時間程度)。学習した内容について実習先の学校で応用を試みる(2時間程度)。 タイムスケジュールを視覚的に提示する。また、プレゼンテーションについてもPowerPointを中心に視覚(聴覚)的に行う。
第7回 子どもの豊かな生活を実現するために(事例提供者は可能な限り受講生を中心に行う) 前回学習したことの応用(機能的コミュニケーション訓練を含む)
(松岡)
学術図書を参照し、準備学習やプレゼンテーションの資料を作成する(2時間程度)。学習した内容について実習先の学校で応用を試みる(2時間程度)。 タイムスケジュールを視覚的に提示する。また、プレゼンテーションについてもPowerPointを中心に視覚(聴覚)的に行う。
第8回 行動理由に即した対処法 逸脱行動に関するABC分析、アセスメント方法、行動随伴性などについて取り上げる。
(松岡)
学術図書を参照し、準備学習やプレゼンテーションの資料を作成する(2時間程度)。学習した内容について実習先の学校で応用を試みる(2時間程度)。 タイムスケジュールを視覚的に提示する。また、プレゼンテーションについてもPowerPointを中心に視覚(聴覚)的に行う。
第9回 行動理由に即した対処法 逸脱行動に関する具体的行動目標の設定、分化強化法などについて取り上げる。
(松岡)
学術図書を参照し、準備学習やプレゼンテーションの資料を作成する(2時間程度)。学習した内容について実習先の学校で応用を試みる(2時間程度)。 タイムスケジュールを視覚的に提示する。また、プレゼンテーションについてもPowerPointを中心に視覚(聴覚)的に行う。
第10回 行動理由に即した対処法 逸脱行動に関する結果操作、消去などについて取り上げる。
(松岡)
学術図書を参照し、準備学習やプレゼンテーションの資料を作成する(2時間程度)。学習した内容について実習先の学校で応用を試みる(2時間程度)。 タイムスケジュールを視覚的に提示する。また、プレゼンテーションについてもPowerPointを中心に視覚(聴覚)的に行う。
第11回 行動理由に即した対処法 逸脱行動に関する強化子と強化価、シェイピングなどについて取り上げる。
(松岡)
学術図書を参照し、準備学習やプレゼンテーションの資料を作成する(2時間程度)。学習した内容について実習先の学校で応用を試みる(2時間程度)。 タイムスケジュールを視覚的に提示する。また、プレゼンテーションについてもPowerPointを中心に視覚(聴覚)的に行う。
第12回 行動問題を未然に防ぐ環境調整 迷惑行動に関するABC分析、アセスメント方法、行動随伴性などについて取り上げる。
(松岡)
学術図書を参照し、準備学習やプレゼンテーションの資料を作成する(2時間程度)。学習した内容について実習先の学校で応用を試みる(2時間程度)。 タイムスケジュールを視覚的に提示する。また、プレゼンテーションについてもPowerPointを中心に視覚(聴覚)的に行う。
第13回 行動問題を未然に防ぐ環境調整 迷惑行動を未然に防ぐ環境への工夫について取り上げる。(松岡) 学術図書を参照し、準備学習やプレゼンテーションの資料を作成する(2時間程度)。学習した内容について実習先の学校で応用を試みる(2時間程度)。 タイムスケジュールを視覚的に提示する。また、プレゼンテーションについてもPowerPointを中心に視覚(聴覚)的に行う。
第14回 行動問題を未然に防ぐ環境調整 迷惑行動を未然に防ぐための状況要因、非随伴性強化、環境豊穣化について取り上げる。
(松岡)
学術図書を参照し、準備学習やプレゼンテーションの資料を作成する(2時間程度)。学習した内容について実習先の学校で応用を試みる(2時間程度)。 タイムスケジュールを視覚的に提示する。また、プレゼンテーションについてもPowerPointを中心に視覚(聴覚)的に行う。
第15回 今後の課題と展望 様々な障害のある児童生徒をクライエントとしたコーディネーションに関する今後の課題ほか
(松岡)
授業で学んだことを学校実習等の実習咲で応用してみることを指示する(4時間程度)。 タイムスケジュールを視覚的に提示する。また、プレゼンテーションについてもPowerPointを中心に視覚(聴覚)的に行う。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 30% C: --% D: 70%
成績評価法
プレゼンテーションとディスカッション・ディベートをもとに評価します。プレゼンテーション70%、ディスカッション・ディベート30%
教科書にかかわる情報
備考
「行動問題」解決ケーススタディ-やさしく学べる応用行動分析.小笠原恵(編著),中央法規.
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
すでに記載しておりますが、念のためお知らせします。(1)近年、7月は台風や集中豪雨等の悪天候に見舞われることが多く、(2)なかには遠方から通学する受講生もこの授業を履修する可能性があります。以上の(1)(2)に鑑み、7月の授業については、もしかすると、オンラインで実施する可能性があります。このことについては、初回のオリエンテーションや7月になる前等、何らかの機会を利用し、受講生の皆さんと検討したいと思います。
キーワード
発達障害、行動問題、アセスメント、指導介入、効果検証法
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
履修条件
連絡先
松岡勝彦
083-933-5437
kmatsu@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
月曜日 17:50~19:20
上記以外でもメールで適宜受け付けます。

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