開講年度
開講学部等
2025
大学院教育学研究科(修士課程)
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期
水5~8
実験・実習
10.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
2022400008
臨床心理実習[Practice of Clinical Psychology]
日本語
1
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
恒吉 徹三[TSUNEYOSHI Tetsuzoh]
ー
担当教員[ローマ字表記]
恒吉 徹三 [TSUNEYOSHI Tetsuzoh], 春日 由美 [KASUGA Yumi], 佐竹 圭介, 田中 亜矢巳
特定科目区分
対象学生
対象年次
2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
心理臨床の実際場面で実習を行う。本実習においては、2種類の実習を行う。(1)院生には山口大学大学院教育学研究科「附属臨床心理センター」で実際にケースを担当し、ケースカンファレンスにおいて臨床心理面接の進め方について指導を引き続き受ける。(2)教育施設や福祉施設、山口大学病院あるいは他の精神科等の医療機関において実習を行う。
授業の到達目標
・ケースを担当する心得について知識を獲得した上で理解し、学外での臨床心理実習に臨む心得や精神医学の知識についても理解する
・ケースを担当する上で適切な見立てと支援について思考判断し、臨床心理実習においてもケースについて臨床心理学的に考え判断できる
・ケースを担当する上で適切な見立てと対応について関心と意欲があり、臨床心理実習においてもケースについて臨床心理学的に考える関心と意欲がある
・ケースを担当する上で適切な見立てと対応について積極的な態度で臨み、臨床心理実習においてもケースについて臨床心理学的に考える積極的な態度で臨む
・ケースを担当する上で適切な見立てと対応について適切な技法について提案でき、臨床心理実習においてもケースについて臨床心理学的な技法について提案し資料にすることができる
授業計画
【全体】
(1)「附属臨床心理センター」における実習では、同センターに来談された方々のケースを担当し、臨床指導教員(相談指導員)のスーパーヴィジョン、全臨床教員参加のケースカンファレンスに出席し議論しながら臨床心理面接を経験するなかで、心理臨床のあり方を学習する。
(2)「福祉施設」における実習では、さまざまなクライエントとの接触を通して、心理臨床場面の実際について、当該機関の担当臨床心理士の指導も受けながら理解を深める。
(3)「附属学校」における実習では、教育臨床場面での実践的対応とともに、教職員との協働に関する指導も受けながら理解を深める。
授業形態:複数(恒吉,春日,佐竹,田中の4名の教員のうち複数の教員が担当します)
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
附属臨床心理センターのケースにおける指導教員のスーパービジョンⅠ
前期の臨床心理実習を踏まえて、当日のセッション内容から今後のケース展開を想定する:恒吉,春日,佐竹,田中。
実習の振り返りを中心にして、予習・復習を各2時間以上行なう。具体的には、各担当教員の指示に従うこと。
第2回
附属学校における実習Ⅰ
附属学校の組織について:恒吉,春日,佐竹,田中。
実習の振り返りを中心にして、予習・復習を各自2時間以上行なう。具体的には、各担当教員の指示に従うこと。
第3回
附属学校における実習Ⅱ
附属学校の児童生徒について理解する:恒吉,春日,佐竹,田中。
実習の振り返りを中心にして、予習・復習を各2時間以上行なう。具体的には、各担当教員の指示に従うこと。
第4回
附属臨床心理センターのケースにおける臨床指導教員のスーパービジョンⅡ
前回のセッションで想定して展開が、当日のセッションでどのように作用したかを検討する:恒吉,春日,佐竹,田中。
実習の振り返りを中心にして、予習・復習を各2時間以上行なう。具体的には、各担当教員の指示に従うこと。
第5回
附属臨床心理センターのケースにおける臨床指導教員のスーパービジョンⅡ
行き詰まりを打開する。各自の理解できていない点を考える。:恒吉,春日,佐竹,田中。
実習の振り返りを中心にして、予習・復習を各2時間以上行なう。具体的には、各担当教員の指示に従うこと。
第6回
医学部附属病院精神神経科あるいは精神科等のクリニックにおける実習Ⅰ
医療(治療)の場について:田中春日,佐竹,恒吉。
実習の振り返りを中心にして、予習・復習を各2時間以上行なう。具体的には、各担当教員の指示に従うこと。
第7回
医学部附属病院精神神経科あるいは精神科等のクリニックにおける実習Ⅱ
精神科の位置づけについて:田中,春日,佐竹,恒吉。
実習の振り返りを中心にして、予習・復習を各2時間以上行なう。具体的には、各担当教員の指示に従うこと。
第8回
医学部附属病院精神神経科あるいは精神科等のクリニックにおける実習Ⅲ
精神科病棟内の構造と入院している方々の行動について:田中,春日,佐竹,恒吉。
実習の振り返りを中心にして、予習・復習を各2時間以上行なう。具体的には、各担当教員の指示に従うこと。
第9回
医学部附属病院精神神経科あるいは精神科等のクリニックにおける実習Ⅳ
精神科外来の構造と受診される方々の行動について:田中,春日,佐竹,恒吉。
実習の振り返りを中心にして、予習・復習を各2時間以上行なう。具体的には、各担当教員の指示に従うこと。
第10回
医学部附属病院精神神経科あるいは精神科等のクリニックにおける実習Ⅴ
医療者と受診される方々の関係について:田中,春日,佐竹,恒吉。
実習の振り返りを中心にして、予習・復習を各2時間以上行なう。具体的には、各担当教員の指示に従うこと。
第11回
医学部附属病院精神神経科あるいは精神科等のクリニックにおける実習Ⅵ
医療者の関係、他職種連携について:田中,春日,佐竹,恒吉。
実習の振り返りを中心にして、予習・復習を各2時間以上行なう。具体的には、各担当教員の指示に従うこと。
第12回
医学部附属病院精神神経科あるいは精神科等のクリニックにおける実習Ⅶ
精神科と他科とのリエゾンについて:田中,春日,佐竹,恒吉。
実習の振り返りを中心にして、予習・復習を各2時間以上行なう。具体的には、各担当教員の指示に従うこと。
第13回
医学部附属病院精神神経科あるいは精神科等のクリニックにおける実Ⅷ
医療チーム内の集団の特徴について:田中,春日,佐竹,恒吉。
実習の振り返りを中心にして、予習・復習を各自2時間以上行なう。具体的には、各担当教員の指示に従うこと。
第14回
附属臨床心理センターのケースにおける臨床指導教員のスーパービジョンⅡ
各自が担当してケースについて振り返って総括する(面接内でのふり返り:面接の感想、今後の課題、引き継ぎ事項、学会発表の承諾などについてどのように行うかを考える):恒吉,春日,佐竹,田中。
実習の振り返りを中心にして、予習・復習を各2時間以上行なう。具体的には、各担当教員の指示に従うこと。
第15回
総括(臨床心理実習報告会)
医療、教育、福祉領域での実習について方向し、総合的に振り返る。:恒吉,春日,佐竹,田中。
実習の振り返りを中心にして、予習・復習を各2時間以上行なう。具体的には、各担当教員の指示に従うこと。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 10% C: 80% D: 10%
成績評価法
実習態度:70%,発表態度:20%、レポート:10%によって採点する。
教科書にかかわる情報
備考
教科書備考:特には指定しません。
参考書にかかわる情報
備考
参考書備考:担当者により、資料が配布される場合がある。
メッセージ
「実習」としての意義を理解し、社会人としての意識と態度とマナーを踏まえて,積極的に参加して下さい。
キーワード
臨床実習、心理臨床、臨床心理面接,多職種。
持続可能な開発目標(SDGs)
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
(平和)持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する。
関連科目
履修条件
学校臨床心理学専修学生に限る。
連絡先
恒吉:whiteowl[at]yamaguchi-u.ac.jp
春日:kasuga[at]yamaguchi-u.ac.jp
佐竹:stk[at]yamaguchi-u.ac.jp
田中:tanaka3[at]yamaguchi-u.ac.jp
*[at]を@に置き換えてください。
オフィスアワー
恒吉:木曜5コマ
春日:随時受け付けます。ただし事前にメールで確認をとること。
佐竹:水曜2コマ。事前にメール等にて連絡をすること。
ページの先頭へ