開講年度
開講学部等
2025
大学院経済学研究科(修士課程)
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期
木5~6
講義
10.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
2032000019
刑事法研究[Study of criminal law]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
櫻庭 総[SAKURABA Osamu]
ー
担当教員[ローマ字表記]
櫻庭 総 [SAKURABA Osamu]
特定科目区分
対象学生
対象年次
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
授業の目的は、刑事法に関する専門的知識、説明能力、課題解決力および論理的思考力を身につけることである。
授業の概要は、刑法解釈論ないし近時の刑事立法に関する基礎的な検討を行うことであり、それについて原理的な観点から考察を加えている文献及び関連判例を読み込むことになるが、具体的なテーマは受講生と相談のうえ決定する。
講義は受講生による毎回の報告とそれに対する質疑が中心となり、教員からの一方向的な講義は行わない。
また、履修にあたっては刑事法に関する学部レベルの知識が前提となるため、受講者には相応の予習が求められる。
授業の到達目標
関連する専門文献および判例を精読し、議論することで、専門的知識、説明能力、課題解決力および論理的思考力を身につけることができる。
授業計画
【全体】
受講生の報告を基に議論をすすめる。アクチュアルな争点の理解からはじまり、その背後に控えている原理的、原則的問題へと検討を深め、その争点に関する妥当な解決案ないし解釈の在り方を模索していく。
刑事法に関する専門的知識のみならず、説明能力、課題解決力および論理的思考力を身につけることをも目的とするため、講義は受講生による毎回の報告とそれに対する質疑が中心となり、教員からの一方向的な講義は行わない。
また、履修にあたっては刑事法に関する学部レベルの知識が前提となるため、受講者には相応の予習が求められる。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
受講生の問題関心のヒアリング
ガイダンス
本講義を受講する理由を説明できるようにしておくこと(目安時間:2時間)
第2回
テーマ設定
テーマの設定、報告順の決定
予習・復習 (学修時間の目安:6時間以上)
第3回
基本文献精読(読解)
基本文献の論理と主張を正しく読み取り、その内容を報告し、質疑応答を行う。
予習・復習 (学修時間の目安:6時間以上)
第4回
基本文献精読(批評)
文献の内容を正しく理解した上で、その論理や主張に対して批判的に検討し、その内容を報告し、質疑応答を行う。
予習・復習 (学修時間の目安:6時間以上)
第5回
第二文献精読(読解)
基本文献と異なる立場の文献を取り上げ、その論理と主張を正しく読み取り、その内容を報告し、質疑応答を行う。
予習・復習 (学修時間の目安:6時間以上)
第6回
第二文献精読(批評)
基本文献と異なる立場の文献の内容を正しく理解した上で、その論理や主張に対して批判的に検討し、その内容を報告し、質疑応答を行う。
予習・復習 (学修時間の目安:6時間以上)
第7回
基本判例報告(読解)
リーディングケースとされる基本判例を正しく理解し、その内容を報告し、質疑応答を行う。
予習・復習 (学修時間の目安:6時間以上)
第8回
基本判例報告(批評)
基本判例に関する肯定的な評釈を取り上げ、その内容を報告し、質疑応答を行う。
予習・復習 (学修時間の目安:6時間以上)
第9回
基本判例報告(第二批評)
基本判例に関する批判的な評釈を取り上げ、その内容を報告し、質疑応答を行う。
予習・復習 (学修時間の目安:6時間以上)
第10回
論点の精緻化
これまでの研究内容を踏まえ、当初立てたテーマを深掘りし、より具体的で発展的な問いを模索するため議論する。
予習・復習 (学修時間の目安:6時間以上)
第11回
発展文献精読(読解)
新たな問いに関連する文献を精読し、その内容を報告し、質疑応答を行う。
予習・復習 (学修時間の目安:6時間以上)
第12回
発展文献精読(批評)
新たな問いに対して角度を変えて研究している文献を精読し、その内容を報告し、質疑応答を行う。
予習・復習 (学修時間の目安:6時間以上)
第13回
発展文献精読(補足)
新たな問いに関連する別の重要文献や判例を精読し、その内容を報告し、質疑応答を行う。
予習・復習 (学修時間の目安:6時間以上)
第14回
主張の展開
これまでの研究成果を踏まえ、自ら設定した問いへの答え(主張)を展開し、その内容について質疑応答を行う。
予習・復習 (学修時間の目安:6時間以上)
第15回
まとめ
振り返り
本講義で学修したことを振り返り説明できるようにしておくこと(目安時間:2時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 50% C: --% D: 50%
成績評価法
授業態度・授業への参加度 50%、受講者の発表(プレゼン) 50%
教科書にかかわる情報
備考
受講生の問題関心に基づいて決定するため、開講時に受講生と相談のうえ、指示する。
参考書にかかわる情報
参考書
書名
まったく新しいアカデミック・ライティングの教科書
ISBN
9784334103804
著者名
阿部幸大
出版社
光文社
出版年
2024
参考書
書名
法を学ぶ人のための文章作法(第2版)
ISBN
9784641126121
著者名
井田良ほか
出版社
有斐閣
出版年
2019
備考
上記以外に必要な参考書があれば、講義中に指示する。
メッセージ
キーワード
刑法、刑事訴訟法、刑事政策
持続可能な開発目標(SDGs)
(平和)持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する。
関連科目
履修条件
刑法に関する知識を必要とする。
連絡先
sakuraba[アットマーク]yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
急な会議等が入る可能性があるため、まずは上記連絡先にメールでアポイントメントをとること。
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