タイトル

開講年度 開講学部等
2026 大学院経済学研究科(修士課程)
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 木5~6 講義 6.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
2032000025 Public Administration[Public Administration] 英語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
富本 幾文[TOMIMOTO Ikufumi]
担当教員[ローマ字表記]
富本 幾文 [TOMIMOTO Ikufumi]
特定科目区分   対象学生   対象年次  
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
SDGsの目標年である2030年まで、残すところ4年余りとなった。17のゴールの内、多くのゴールの進捗が遅れており、全体として達成が難しい見通しである。特に貧困と格差、飢餓と食糧難、医療と教育、ジェンダー格差、環境保全、気候変動、紛争と戦争、難民など多くの未解決の問題が山積している。
日本ではポストSDGsのアジェンダとしてSWGs(Sustainable Well-beings Goals)などが提唱されているが、発展途上国の多くにとっては、いまだにSDGsの各ゴールの達成が重要な課題である。

アジアや中南米の多くの発展途上国は最貧国から中所得国のレベルに達し、さらなる経済発展を目指しているが、その過程で所得・資産格差や環境悪化、汚職と不正など新たな問題が発生しており、人々の期待に応えられない状況下で政治的な不安定さが増している。

また、アフリカ諸国では未だに絶対的な貧困状態に置かれている多くの人々、特に女性や女子、障がい者や高齢者などが飢餓や病気、気候変動による災害、戦争と紛争のための難民など非常に危険な状態に置かれている。

こうした状況を解決することが期待されている国及び自治体の行政官はどのように、これらの状況を理解し、計画し、行動し、自らの行いを反省したら良いのだろうか?
本講義は、特に発展途上国の社会経済発展を担う若手の行政官や、将来公務員をめざす学生の能力強化を目的とし、様々な角度からの問題解決の方法を見出そうとするものである。

なお、本講義はJICA(国際協力機構)の開発大学院プログラムの一環をなしている。
また、担当講師はJICAで36年の行政経験を持つ実務家教員である。
授業の到達目標
1 最近の公共行政の理論的な枠組みを理解する。
2 SDGsと公共行政の関係を理解する。
3 日本と諸外国の公共行政システムについて理解する。
4 日本および山口県の公共行政の課題を理解する。
5 自らの経験に基づくプレゼンテーションを行い、課題解決方法について学ぶ。
授業計画
【全体】
講義は全体として3部から構成されている。
第一部は、理論編として、最近の公共行政に関する理論を学ぶとともに、日本と諸外国の行政システムなどを学ぶ。
第2部は、応用編として、国内外の専門家を招聘し、最近の公共行政の動向を学ぶとともに、山口県内の行政機関等を訪問し、公共行政の課題を学ぶ。
第3部は、実践編として、受講者が自らの経験を基に、社会経済発展の諸課題についてプレゼンテーションを行い、受講者全体での討論を行いながら、解決方法を検討する。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 1 イントロダクション  講義全体の目的、スケジュール、評価方法等の説明他
  
講義資料の予習(2時間)
講義内容の復習(2時間)
第2回 2 第1部理論編
  公共行政の理論
公共行政の理論 講義資料の予習(2時間)
講義内容の復習(2時間)
第3回 3 日本と諸外国の行政制度 日本と諸外国の行政制度 講義資料の予習(2時間)
講義内容の復習(2時間)
第4回 4 日本と諸外国の公務員制度 日本と諸外国の公務員制度 講義資料の予習(2時間)
講義内容の復習(2時間)
第5回 5 日本と諸外国の財政・予算制度 日本と諸外国の財政・予算制度 講義資料の予習(2時間)
講義内容の復習(2時間)
第6回 6 日本と諸外国の行政
とガバナンス、汚職防止
政策・行政評価、DXと行政
日本と諸外国の行政とガバナンス、汚職防止
政策・行政評価、DXと行政
講義資料の予習(2時間)
講義内容の復習(2時間)
第7回 7 第2部 応用編 
  招聘専門家による特別講義
招聘専門家による特別講義 講義資料の予習(2時間)
講義内容の復習(2時間)
第8回 8 招聘専門家による特別講義 招聘専門家による特別講義 講義資料の予習(2時間)
講義内容の復習(2時間)
第9回 9 招聘専門家による特別講義 招聘専門家による特別講義 講義資料の予習(2時間)
講義内容の復習(2時間)
第10回 10 招聘専門家による特別講義 招聘専門家による特別講義 講義資料の予習(2時間)
講義内容の復習(2時間)
第11回 11 山口県内の行政機関訪問 山口県内の行政機関訪問 講義資料の予習(2時間)
講義内容の復習(2時間)
第12回 12 第3部  実践編
受講生のプレゼンテーション
受講生のプレゼンテーション 講義資料の予習(2時間)
講義内容の復習(2時間)
第13回 13
受講生のプレゼンテーション
受講生のプレゼンテーション 講義資料の予習(2時間)
講義内容の復習(2時間)
第14回 14
受講生のプレゼンテーション
受講生のプレゼンテーション 講義資料の予習(2時間)
講義内容の復習(2時間)
第15回 15 講義全体のまとめ 講義全体のまとめ 講義資料の予習(2時間)
講義全体の復習(2時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 30% C: --% D: 30%
成績評価法
ディスカッション30%
プレゼンテーション 30%
最終レポート 40%
教科書にかかわる情報
備考
各講義の前に講義資料を修学支援システムに掲載する。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 Public Administration, Seventh Edition ISBN 9781133939214
著者名 Robert B. Denhardt, Janet V. Denhardt, Tara A. Blanc 出版社 Warsworth 出版年 2014
参考書 書名 Governance Networks in Public Administration and Public Policy ISBN 9781138286108
著者名 Christopher Koliba, Jack W.Meek,Asim Zia 出版社 CRC Press 出版年 2019
参考書 書名 Globalism and Comparative Public Administration ISBN 9781439854587
著者名 Jamil Jreisat 出版社 CRC Press 出版年 2012
参考書 書名 International Handbook of Public Management Reform ISBN 9781847204042
著者名 Shaun F. Goldfinch , Joe Walls 出版社 Mixed Sources 出版年 2009
備考
メッセージ
積極的な講義への参加を期待する。
キーワード
SDGs、SWGs、公共行政、公共管理、公共経営、開発行政、ガバナンス、汚職防止、政策・行政評価、DXと行政
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 貧困をなくそう
  • 飢餓をゼロに
  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
  • ジェンダー平等を実現しよう
  • 安全な水とトイレをみんなに
  • エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 働きがいも経済成長も
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 人や国の不平等をなくそう
  • 住み続けられるまちづくりを
  • つくる責任つかう責任
  • 気候変動に具体的な対策を
  • 海の豊かさを守ろう
  • Life on land
  • パートナーシップで目標を達成しよう
(貧困)あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる。
(飢餓)飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する。
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
(水・衛生)すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
(経済成長と雇用)包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
(気候変動)気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。
(海洋資源)持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
(平和)持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する。
関連科目
Social Policy Studies
履修条件
連絡先
tomimoto@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
経済学部C206
月曜から木曜の9時から16時まで

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