開講年度
開講学部等
2025
大学院経済学研究科(修士課程)
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期
木3~4
講義
6.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
2032000044
資本市場の財務情報の役割研究[Research on the role of financial information in capital market]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
松浦 良行[MATSUURA Yoshiyuki]
ー
担当教員[ローマ字表記]
松浦 良行 [MATSUURA Yoshiyuki]
特定科目区分
対象学生
対象年次
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
前期の会計政策特論に引き続き、経営関連情報を用いて現在広く実務で活用されている統計的分析手法を学ぶ。現在のところ、財務数値と株価の関連性に焦点を当てて講義を進める予定であるが、受講生の興味やバックグラウンドによってテーマな柔軟に変更する。
授業の到達目標
会計数値と株価との理論的関係を理解し、上記の関係について簡単な仮説を立てて検証できるようになる。
経営戦略と会計数値の関係について、財務分析を通じて分析できるようになる。
授業計画
【全体】
実証的な会計を含めた経営系研究を行うために必要不可欠となる、データセットの作り方や統計処理パッケージの使い方を学ぶ。その後関連する先行研究を読むことで、実証的な会計研究の流れについて理解する。
本講義の履修生が計量経済学や統計学を専攻していない事を前提として、極力ハンズオン的なアプローチで実践的なデータ分析の能力を高めていくことに主眼を置いている。なお、本講義で利用する予定の統計処理ソフトは、本学医学部が購読しているJMPというソフトウエアである(本学学生であれば無料で利用可能)。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
イントロダクション
講義概要の説明
予習・復習(4時間)
第2回
データベースの理解(1)
本学が契約している財務関連データサービスのうち、まずEOLの構造を理解し、簡単な分析を行う
予習・復習(4時間)
第3回
データベースの理解(2)
日経FQのデータ構造とデータのダウンロードについて学ぶ
予習・復習(4時間)
第4回
データベースの理解(3)
日経FQからダウンロードしたデータをExcel上で加工する
予習・復習(4時間)
第5回
データ分析の基礎知識
データ分析を行うに当たって前提となる必要最低限の統計学の知識を学ぶ
予習・復習(4時間)
第6回
回帰分析(1)
Excel上で実行可能な記述統計と回帰分析を行う
予習・復習(4時間)
第7回
回帰分析(2)
JMPを使って回帰分析を行うと同時に、関連するデータ分析の概念を学ぶ
予習・復習(4時間)
第8回
回帰分析(3)
JMPを使って回帰分析を行うと同時に、関連するデータ分析の概念を学ぶ
予習・復習(4時間)
第9回
回帰分析(4)
プールデータとパネルデータの違いを理解した後、JMPを使ってパネルデータの分析を行う
予習・復習(4時間)
第10回
回帰分析(5)
JMP上でパネルデータ分析を行い、結果を解釈する
予習・復習(4時間)
第11回
時系列分析(1)
時系列分析の基礎について学ぶ
予習・復習(4時間)
第12回
時系列分析(2)
JMP上で時系列データの分析を行う
予習・復習(4時間)
第13回
質的データの分析
アンケートなどの質的データを使った分析を学ぶ
予習・復習(4時間)
第14回
テキストデータの分析(1)
文字情報を利用する分析を学ぶ
予習・復習(4時間)
第15回
テキストデータの分析(2)
文字情報を利用する分析を学ぶ
予習・復習(4時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: 60% D: --%
成績評価法
講義への参加度:80%、期末リポート:20%
教科書にかかわる情報
備考
当方で用意する。
参考書にかかわる情報
備考
必要があれば追って指示する。
メッセージ
私は通常常盤キャンパスにおり、原則週に一回しか吉田キャンパスには来ません。履修を希望される方は、事前に下記のアドレスまでご連絡下さい。履修人数などによって、内容等も含め柔軟に対応することも可能です。なお本講義は、基礎的な分析手法を実践的かつ反復的に習得するので、前期の会計政策特論とセットで履修することが望ましい。
キーワード
財務情報、統計分析、資本市場
持続可能な開発目標(SDGs)
(経済成長と雇用)包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
関連科目
会計、財務関連の科目に加え、計量経済学や統計学についても併せて履修していることが望ましい。
履修条件
連絡先
matu@yamaguchi-u.ac.jp(内線9067)
オフィスアワー
木曜日の午前10時から12時まで吉田キャンパスの研究室で対応する。
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