開講年度
開講学部等
2026
大学院経済学研究科(修士課程)
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期
木5~6
講義
10.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
2032000303
医療原価管理研究
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
中田 範夫[NAKADA Norio]
ー
担当教員[ローマ字表記]
中田 範夫 [NAKADA Norio]
特定科目区分
対象学生
対象年次
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
病院における原価計算について学ぶ。病院では製造業で実施されている原価計算を採用しているケースがある。しかし、病院では原価計算の実施は義務ではない。それでは、義務でない原価計算を病院ではなぜ実施しているところがあるのか。
病院の原価計算は、次の4種類が実施されているケースがある。診療科別原価計算、疾患別原価計算、診療行為別原価計算、そして医師別原価計算。
授業では、テキストを読みながらこれらの原価計算の違い、および関連性について学習する。
授業の到達目標
製造業では義務になっている原価計算は病院では義務になっていない。しかし、病院の中には原価計算を実施しているものもある。
義務になっていない原価計算をなぜ実施しているのか、どのような原価計算の種類があるのか、簿記と違って原価計算はどのような役立ちがあるのか、を学ぶことがこの授業の目的である。
授業計画
【全体】
原価計算の基礎のない学生には工業簿記2級を最初に学んでもらう。そして、原価計算の医療への適用可能性について検討する。学生に順番に報告してもらう。
授業を対面で行うかどうかはそのときにならないと分からない。可能ならば対面授業を行いたいと考えている。ただし、新型コロナウィルス感染症の関係で、授業や試験等の実施形態を変更する場合があります。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
1.病院の経営環境
病院の経営環境が厳しくなっていることは、次の事実から明らかである。すなわち、日本の病院の半数以上は赤字であること、これである。
予習・復習(学習時間の目安:2時間以上)
第2回
2.医療保険制度の体系
医療保険制度の体系について概観する。
予習・復習(学習時間の目安:2時間以上)
第3回
3.病院経営の指標
病院経営の指標を財務指標および非財務指標に区別してみていく。
予習・復習(学習時間の目安:2時間以上)
第4回
4.CVP分析
損益分岐点分析は理解が容易であるという点で使用しやすいマネジメント・ツールである。この基礎は直接原価計算にある。
予習・復習(学習時間の目安:2時間以上)
第5回
5.原価計算の意義と目的
原価計算の意義と目的について概観する。
予習・復習(学習時間の目安:2時間以上)
第6回
6.制度的原価計算と特殊原価調査
制度的原価計算は簿記機構と結合した原価計算であり公表財諸表作成のために利用される。一方、特殊原価調査は意思決定や業績評価のための原価計算であり、簿記機構と結合しない情報を利用する。
予習・復習(学習時間の目安:2時間以上)
第7回
7.製造業と病院における原価計算との相違
病院における原価計算と製造業における原価計算の相違について概観する。
予習・復習(学習時間の目安:2時間以上)
第8回
病院原価計算の概要
製造業における原価計算との相違を意識しながら、病院原価計算の概要(特徴)を見ていく。
予習・復習(学習時間の目安:2時間以上)
第9回
診療科別原価計算
製造業では部門別原価計算に相当するのが診療科別原価計算である。しかし、両者はいくつかの点において違いがある。
予習・復習(学習時間の目安:2時間以上)
第10回
中期計画策定における原価計算の活用
原価計算の活用には短期的活用と中期的活用があるが、後者について概観する。
予習・復習(学習時間の目安:2時間以上)
第11回
標準原価計算による原価管理
製造業における標準原価計算は病院に対してどのように適用できるのか、また適用が困難であるかについて概観する。
予習・復習(学習時間の目安:2時間以上)
第12回
ABCによる原価改善
ABC(活動基準原価計算)は1980年代の後半に提案された比較的新しい原価計算である。製造業や他のサービス業ではABCの利用は珍しくない。それでは、病院ではABCが利用可能な可能性があるのかを概観する。
予習・復習(学習時間の目安:2時間以上)
第13回
疾患別原価計算への展開
病院では原価計算は診療科別損益計算へと展開されていることが多い。DPC採用病院が多くなっていることもあって疾患種類別原価計算へと展開している病院が寡少であるが見られる。
予習・復習(学習時間の目安:2時間以上)
第14回
他会計繰入金の視点から見た公立病院における原価計算の活用
他会計繰入金は自治体病院がその政策医療分について自治体からいわゆる補助金を受け取っているが、この部分である。これの合理的計算については不明確な部分があるが、その合理的計算についての提案を概観する。
予習・復習(学習時間の目安:2時間以上)
第15回
小生が行った原価計算に関する全国調査結果
日本の病院に対して数回の調査を実施している。この調査を見ることにより日本の病院における原価計算の利用実態がわかる。
予習・復習(学習時間の目安:2時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 50% C: --% D: 50%
成績評価法
授業は学生の報告に基づき行われる。成績は、授業での報告、および参加度(議論への参加度)によって評価する。
教科書にかかわる情報
教科書
書名
病院マネジメントー診療科別・疾患別原価計算の実務
ISBN
9784502691508
著者名
有限責任あずさ監査法人KPMGヘルスケアジャパン編
出版社
中央経済社
出版年
2011
備考
学生の知識によっては上記以外のテキストを使用するケースもある。
参考書にかかわる情報
備考
適宜指示する。
メッセージ
キーワード
国民皆保険、保険者、社会保険診療報酬支払基金、国民健康保険団体連合会、病院、赤字体質
持続可能な開発目標(SDGs)
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(経済成長と雇用)包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
関連科目
医療経営研究
履修条件
必須ではないが、会計の知識があることが望ましい。
連絡先
次のメール・アドレスへ
shnakada@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
金曜日:午後
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