開講年度
開講学部等
2025
大学院人間社会科学研究科(修士課程)
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
月3~4
8.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
2081003004
現代民俗学特論[Japanese Folk Culture in Contemporary Society]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
谷部 真吾[YABE Shingo]
ー
担当教員[ローマ字表記]
谷部 真吾 [YABE Shingo]
特定科目区分
対象学生
対象年次
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
本講義では、福田アジオによる2冊の文献(『日本の民俗学』および『現代日本の民俗学』)を講読することで、民俗学の特徴や学史を理解するとともに、現代日本の文化的・社会的状況を理解する上で民俗学はどの程度の有効性を有しているのかについて議論する。毎回の授業では、発表担当者に担当範囲をまとめ、発表してもらう。その後、履修者全員で議論をすることで、民俗学や現代日本に対する各自の理解・認識を深める。
授業の到達目標
民俗学の特徴や学史を知るとともに、民俗学的研究の可能性と限界を自分なりに理解する。
授業計画
【全体】
1.毎回、担当者を決めて、テキストの内容を発表をしてもらう。
2.その発表をもとに、受講生全員で議論をする。
3.上記の過程を繰り返すことで、民俗学に対する見識を深める。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
ガイダンス
講義内容の説明と民俗学の概要解説
教科書や参考書等を参照し、準備学習2時間・復習2時間を行う。
第2回
『日本の民俗学』 第1章
「近世文人の活動と民俗認識」
教科書や参考書等を参照し、準備学習2時間・復習2時間を行う。
第3回
『日本の民俗学』 第2章および第3章
「人類学の成立と土俗」および「民俗学の萌芽」
教科書や参考書等を参照し、準備学習2時間・復習2時間を行う。
第4回
『日本の民俗学』 第4章
「民俗学の登場」
教科書や参考書等を参照し、準備学習2時間・復習2時間を行う。
第5回
『日本の民俗学』 第5章
「民俗学の確立」
教科書や参考書等を参照し、準備学習2時間・復習2時間を行う。
第6回
『日本の民俗学』 第6章および第7章
「戦争と民俗学」および「日本の敗戦と民俗学」
教科書や参考書等を参照し、準備学習2時間・復習2時間を行う。
第7回
『日本の民俗学』 第8章
「日本民俗学会と民俗学研究所」
教科書や参考書等を参照し、準備学習2時間・復習2時間を行う。
第8回
『日本の民俗学』 第9章および小括
「アカデミック民俗学への行程」
教科書や参考書等を参照し、準備学習2時間・復習2時間を行う。
第9回
『現代日本の民俗学』 第1章
「アカデミズムのなかの民俗学」
教科書や参考書等を参照し、準備学習2時間・復習2時間を行う。
第10回
『現代日本の民俗学』 第2章
「批判と反省の民俗学」
教科書や参考書等を参照し、準備学習2時間・復習2時間を行う。
第11回
『現代日本の民俗学』 第3章
「新しい民俗学研究の形成」
教科書や参考書等を参照し、準備学習2時間・復習2時間を行う。
第12回
『現代日本の民俗学』 第4章
「制度の中の民俗学」
教科書や参考書等を参照し、準備学習2時間・復習2時間を行う。
第13回
『現代日本の民俗学』 第5章
「社会の変化と民俗学」
教科書や参考書等を参照し、準備学習2時間・復習2時間を行う。
第14回
『現代日本の民俗学』 第6章
「落日の民俗学と現代民俗学」
教科書や参考書等を参照し、準備学習2時間・復習2時間を行う。
第15回
『現代日本の民俗学』 第7章および総括
「二一世紀の民俗学へ」および総括
教科書や参考書等を参照し、準備学習2時間・復習2時間を行う。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 40% C: --% D: 40%
成績評価法
学期末レポート、発表内容、授業への参加度をもとに、総合的に判断します。
学期末レポート 40%
発表内容 30%
授業への参加度 30%
教科書にかかわる情報
教科書
書名
『日本の民俗学 「野」の学問の二〇〇年』
ISBN
9784642080248
著者名
福田アジオ
出版社
吉川弘文館
出版年
2009
教科書
書名
『現代日本の民俗学 ポスト柳田の五〇年』
ISBN
9784642080989
著者名
福田アジオ
出版社
吉川弘文館
出版年
2014
備考
参考書にかかわる情報
参考書
書名
『日本民俗大辞典』上・下
ISBN
4642013326
著者名
福田アジオ(他編)
出版社
吉川弘文館
出版年
1999
参考書
書名
『民俗学講義』
ISBN
9784842914053
著者名
谷口貢(他編)
出版社
八千代出版
出版年
2006
参考書
書名
『新・民俗学を学ぶ』
ISBN
9784812212561
著者名
八木透(編)
出版社
昭和堂
出版年
2013
参考書
書名
『はじめて学ぶ民俗学』
ISBN
9784623071258
著者名
市川秀之(他編)
出版社
ミネルヴァ書房
出版年
2015
備考
メッセージ
1.初回授業の際に、テキストの指定と担当箇所の割り振りを行うので、受講希望者は必ず出席すること。
2.授業時間外に行う学習が、きわめて重要である。
3.他者の発表にも耳を傾け、自分の意見を述べることも、また重要である。
キーワード
民俗学 文化人類学
持続可能な開発目標(SDGs)
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
(平和)持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する。
(実施手段)持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する。
関連科目
現代民俗学専門演習(儀礼論)、現代民俗学専門演習(祭礼論)
履修条件
民俗学に関する基本的な知識を有すること。
連絡先
メールアドレス:yabe[a]yamaguchi-u.ac.jp([a]を@に変えてください)
オフィスアワー
必要があれば随時。
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