タイトル

開講年度 開講学部等
2025 大学院人間社会科学研究科(修士課程)
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 水1~2   9.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
2081003011 道徳心理学専門演習(理論)[Seminar in Moral Psychology(Theory)] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
高橋 征仁[TAKAHASHI Masahito]
担当教員[ローマ字表記]
高橋 征仁 [TAKAHASHI Masahito]
特定科目区分   対象学生   対象年次  
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
道徳心理学を研究しようとする大学院生を主たる対象として、基礎的な学術論文の検討を行う。さらに、受講生自身の希望する研究テーマについて発表を行い、ディスカッションすることで、当該テーマに関する論文執筆に資する指導を行う。
授業の到達目標
道徳心理学に関する学術論文について、精読し、これらを批判的に検討する能力を養成していく。また、受講生自身の研究テーマに関する研究発表もあわせて行うことで、修士論文を作成するための理論的枠組みや調査能力、研究者倫理などを洗練していく。
授業計画
【全体】
規範とコミュニケーションをめぐる問題について取り扱う。大まかな流れとしては、道徳的社会化に関する研究が、「内面化モデル」から「構造モデル」を経て、「免疫モデル(進化論的アプローチ)」へと展開していくプロセスについて取り上げる。その中で、最新の論争点や研究知見についても触れていく。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 授業ガイダンス 先行研究の検索方法について 資料講読と授業コメント(学修時間の目安:2時間)
第2回 先行研究の分類と評価 研究マップを作る 資料講読と授業コメント(学修時間の目安:4時間)
第3回 「道徳性の形成」第1、2章 「認知発達理論と心の構造」、「社会化と構造」 資料講読と授業コメント(学修時間の目安:4時間)
第4回 「道徳性の形成」第3章 「認知構造からみた社会的発達の例」 資料講読と授業コメント(学修時間の目安:4時間)
第5回 「道徳性の形成」第4-5章 「認知、感情、行為」、第5章「役割取得機会」 資料講読と授業コメント(学修時間の目安:4時間)
第6回 第1回研究成果報告 学生オリジナル 資料講読と授業コメント(学修時間の目安:4時間)
第7回 「道徳性の形成」第6章 「社会的学習研究と構造変化」 資料講読と授業コメント(学修時間の目安:4時間)
第8回 「道徳性の形成」第7-8章 「社会的学習研究と内面化」、「模倣」 資料講読と授業コメント(学修時間の目安:4時間)
第9回 「道徳性の形成」第9-10章 「同一視」、「模倣―同一視の認知構造的段階」 資料講読と授業コメント(学修時間の目安:4時間)
第10回 第2回研究成果報告 学生オリジナル 資料講読と授業コメント(学修時間の目安:4時間)
第11回 「道徳性の形成」第11-12章 「内的動機づけとしての模倣、「規範同調」 資料講読と授業コメント(学修時間の目安:4時間)
第12回 「道徳性の形成」第13-14章 「モデルと子供」、第14章「社会的依存性と愛着」 資料講読と授業コメント(学修時間の目安:4時間)
第13回 「道徳性の形成」第15章 「同一化の機制と精神病理」 資料講読と授業コメント(学修時間の目安:4時間)
第14回 第3回研究成果報告 学生オリジナル 資料講読と授業コメント(学修時間の目安:4時間)
第15回 演習の総括 まとめ 資料講読と授業コメント(学修時間の目安:4時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 20% B: 20% C: 10% D: 40%
成績評価法
演習中の報告・研究発表50%と最終レポート50%に基づき評価する。演習中の報告・研究発表は、先行研究の理解度やディスカッションの展開力により評価する。最終レポートは、先行研究の理解度、テーマ設定の明確さ、オリジナリティを総合的に評価する。
教科書にかかわる情報
教科書 書名 道徳性の形成 : 認知発達的アプローチ ISBN 978-4788502642
著者名 L・コールバーグ著 出版社 新曜社 出版年 1987
備考
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
キーワード
進化論的アプローチ、コミュニケーション、道徳意識
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
  • ジェンダー平等を実現しよう
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
関連科目
履修条件
連絡先
takahasi@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
月曜日3・4時限

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