開講年度
開講学部等
2025
大学院人間社会科学研究科(修士課程)
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
火3~4
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
2081004002
日本語論演習(古代語文献講読)[Seminar in Japanese Linguistics (Readings in Old Japanese)]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
安本 真弓[YASUMOTO Mayumi]
ー
担当教員[ローマ字表記]
安本 真弓 [YASUMOTO Mayumi]
特定科目区分
対象学生
対象年次
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
受講者は、古代語を対象とした日本語学文献の中から、各分野における主要な先行研究を読解する。そのうえで、先行研究の分析を行い、これまでの研究の流れや未解決の問題について、資料を作成し、口頭で発表する。さらには、文献を講読することによって得た知識・技能を用い、日本語史の分野でどのような研究を行うことが可能であるのか、実践する。
授業の到達目標
(1) 古代語を対象とした日本語学文献を講読することにより、日本語史の分野で研究を行うために必要な考え方、知識、技能を習得する。
(2) 文献を講読することによって得た知識・技能を応用することができるようになる。
(3) 日本語学全般、特に日本語史の知識を養い、近年の主要な研究が日本語研究の中でどこに位置するものであるかを理解し、その位置づけを述べることができるようになる。
(4)日本語史研究に関わる幅広い知識を有し、その中から自己の研究に最も相応しい研究方法や資料などを取捨選択できようになる。
(5)文献による日本語史研究の手続きにしたがって用例を意欲的に収集し、その用例の分析をおこなうことができる。
(6)独自の視点や調査方法を第三者に明確に示した論文執筆や発表ができ、また、その調査報告をもとに質疑・応答といった活発な議論ができるようになる。
授業計画
【全体】
古代語を対象とした日本語学文献の中から、各分野における主要な先行研究を読解したうえで、先行研究の分析を行い、これまでの研究の流れや未解決の問題について考える。さらには、文献を講読することによって得た知識・技能を用い、日本語史の分野でどのような研究を行うことが可能であるのか実践し、自己の修士論文へとつなげていく。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
導入
古代語を対象とした日本語学研究の状況
事前学習:シラバスを読んでおくこと。日本語学におけるこれまでの研究状況について調べておくこと。(目安時間:2時間)
事後学習:授業内容を復習し、先行研究の意義について整理すること。(目安時間:2時間)
第2回
日本語学(古代語)文献読解(1)
上代の語彙
事前学習:予習として授業で取り上げる文献を読んでおくこと。(目安時間:2時間)
事後学習:授業内容を復習すること(目安時間:2時間)
第3回
日本語学(古代語)文献読解(2)
上代の文法
事前学習:予習として授業で取り上げる文献を読んでおくこと。(目安時間:2時間)
事後学習:授業内容を復習すること(目安時間:2時間)
第4回
演習発表(1)
上代語の研究史と今後の課題
事前学習:自分の演習発表に備えて、準備をしておくこと(目安時間:2時間)
事後学習:授業内容を復習すること(目安時間:2時間)
第5回
日本語学(古代語)文献読解(3)
中古の語彙(個別語に着目して)
事前学習:予習として授業で取り上げる文献を読んでおくこと。(目安時間:2時間)
事後学習:授業内容を復習すること(目安時間:2時間)
第6回
日本語学(古代語)文献読解(4)
中古の語彙(語彙体系に着目して)
事前学習:予習として授業で取り上げる文献を読んでおくこと。(目安時間:2時間)
事後学習:授業内容を復習すること(目安時間:2時間)
第7回
日本語学(古代語)文献読解(5)
中古の文法
事前学習:予習として授業で取り上げる文献を読んでおくこと。(目安時間:2時間)
事後学習:授業内容を復習すること(目安時間:2時間)
第8回
演習発表(2)
中古語の研究史と今後の課題
事前学習:自分の演習発表に備えて、準備をしておくこと(目安時間:2時間)
事後学習:授業内容を復習すること(目安時間:2時間)
第9回
日本語学(古代語)文献読解(6)
中世の語彙
事前学習:予習として授業で取り上げる文献を読んでおくこと。(目安時間:2時間)
事後学習:授業内容を復習すること(目安時間:2時間)
第10回
日本語学(古代語)文献読解(7)
中世の文法
事前学習:予習として授業で取り上げる文献を読んでおくこと。(目安時間:2時間)
事後学習:授業内容を復習すること(目安時間:2時間)
第11回
演習発表(3)
中世語の研究史と今後の課題
事前学習:自分の演習発表に備えて、準備をしておくこと(目安時間:2時間)
事後学習:授業内容を復習すること(目安時間:2時間)
第12回
演習発表(4)
古代語のデータ収集・整理の方法
事前学習:自分の演習発表に備えて、準備をしておくこと(目安時間:2時間)
事後学習:授業内容を復習すること(目安時間:2時間)
第13回
演習発表(5)
用例の分析
事前学習:自分の演習発表に備えて、準備をしておくこと(目安時間:2時間)
事後学習:授業内容を復習すること(目安時間:2時間)
第14回
演習発表(6)
調査結果の分析
事前学習:自分の演習発表に備えて、準備をしておくこと(目安時間:2時間)
事後学習:授業内容を復習すること(目安時間:2時間)
第15回
総括
古代語を対象とした日本語学研究の可能性と今後の課題
事前学習:これまでの授業内容を復習しておくこと。(目安時間:1時間)
事後学習:これまでの授業内容をもとに、レポートの執筆に取り組むこと。(目安時間:3時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
演習発表50%、レポート30%、授業・質疑応答の態度20%
演習時間内の報告内容と最終レポートは、時代ごとの研究史と今後の課題を的確に把握できているか、また、古代語のデータを適切に収集・整理し、用例を分析することができているか、調査結果をきちんと論述することができているかという観点で評価する。
教科書にかかわる情報
備考
教科書は特に指定しない。読解する文献については、授業中に適宜指示する。
参考書にかかわる情報
備考
授業中に適宜指示する。
メッセージ
キーワード
日本語史
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
履修条件
連絡先
y.mayumi@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
木曜10:20-11:50
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