開講年度
開講学部等
2025
大学院人間社会科学研究科(修士課程)
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
木7~8
10.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
2081004008
日本文学論演習(近現代文学研究)[Seminar in Japanese Literature (Contemporary)]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
中元 さおり[NAKAMOTO Saori]
ー
担当教員[ローマ字表記]
中元 さおり [NAKAMOTO Saori]
特定科目区分
対象学生
対象年次
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
本授業では、日本近現代文学の専門的研究をおこなうために必要な知識や方法論について、演習形式で実践的に学ぶことを目的とします。受講生が関心領域に基づいて作品やテーマを提示し、先行研究を踏まえて考察した結果の発表をとおして、受講者全員で議論します。検討する作品やテーマに基づいて、それぞれ必要な論点を見極め、領域横断的に多様な参考資料を検討し、研究に必要な知識の深化を目指します。授業内では、そのために有益な参考文献なども講読し、研究の方向性と方法の確立を目指します。
授業の到達目標
日本近現代文学研究の様々な方法論を学び、理論的に作品を考察することができる。日本近現代文学の研究方法を幅広く学び、理解することができる。考察した内容を、他者に適切な形で説明することができる。
授業計画
【全体】
廣野由美子『批評理論入門』などを参照して文学研究の方法論を学び、文学作品の考察で実践していきます。さらに、自らの研究テーマへとつなげていきます。第3回以降は、文学研究の方法について受講生が調べたことを報告します。多様な観点から作品分析をおこない、考察結果を発表形式で報告します。発表後は、受講生全員で作品についてさらに検討し、教員は補足的な説明をおこないながら、さらに深い理解ができることを目指します。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
ガイダンス(1)
授業の進め方についての説明
日本近現代文学の研究法について調べる(学習時間の目安:予習2時間・復習2時間)
第2回
ガイダンス(2)
文学研究の方法について概論
日本近現代文学の研究法について調べる(学習時間の目安:予習2時間・復習2時間)
第3回
文学研究の方法論を学ぶ(1)
廣野由美子『批評理論入門』を読む(1)
課題テキストについてまとめる(学習時間の目安:予習2時間・復習2時間)
第4回
文学研究の方法論を学ぶ(2)
廣野由美子『批評理論入門』を読む(2)
課題テキストについてまとめる(学習時間の目安:予習2時間・復習2時間)
第5回
文学研究の方法論を学ぶ(3)
廣野由美子『批評理論入門』を読む(3)
課題テキストについてまとめる(学習時間の目安:予習2時間・復習2時間)
第6回
文学研究の方法論を学ぶ(4)
廣野由美子『批評理論入門』を読む(4)
課題テキストについてまとめる(学習時間の目安:予習2時間・復習2時間)
第7回
文学研究の方法論を学ぶ(5)
廣野由美子『批評理論入門』を読む(5)
課題テキストについてまとめる(学習時間の目安:予習2時間・復習2時間)
第8回
文学研究の方法論を学ぶ(6)
廣野由美子『批評理論入門』を読む(6)
課題テキストについてまとめる(学習時間の目安:予習2時間・復習2時間)
第9回
田中小実昌「ポロポロ」
文学作品の精読
作品のテーマや問題点についてまとめる。担当者は発表の準備をする。(学習時間の目安:予習2時間・復習2時間)
第10回
安岡章太郎「悪い仲間」
文学作品の精読
作品のテーマや問題点についてまとめる。担当者は発表の準備をする。(学習時間の目安:予習2時間・復習2時間)
第11回
李良枝「由熙」
文学作品の精読
作品のテーマや問題点についてまとめる。担当者は発表の準備をする。(学習時間の目安:予習2時間・復習2時間)
第12回
研究報告(1)
自らの研究テーマに基づいて方法論を応用して作品を考察する
作品を精読し、テーマや問題点を明らかにする。担当者は発表の準備をする。(学習時間の目安:予習2時間・復習2時間)
第13回
研究報告(2)
自らの研究テーマに基づいて方法論を応用して作品を考察する
作品を精読し、テーマや問題点を明らかにする。担当者は発表の準備をする。(学習時間の目安:予習2時間・復習2時間)
第14回
研究報告(3)
自らの研究テーマに基づいて方法論を応用して作品を考察する
作品を精読し、テーマや問題点を明らかにする。担当者は発表の準備をする。(学習時間の目安:予習2時間・復習2時間)
第15回
まとめとレポート作成
これまでの内容の振り返りと、レポートの作成
予習とこれまでの授業内容の復習(4時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 50% C: --% D: 50%
成績評価法
授業での発表 70%、授業への参加度 30%
教科書にかかわる情報
教科書
書名
批評理論入門 : 『フランケンシュタイン』解剖講義
ISBN
4121017900
著者名
廣野由美子
出版社
中央公論新社
出版年
2005
備考
そのほか授業内で資料を配布します。
参考書にかかわる情報
備考
授業内で適宜紹介します。
メッセージ
キーワード
日本近現代文学
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
関連科目
履修条件
連絡先
研究室 人文棟504
E-mail:s-nakamo@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
特に日時は指定せず対応します。質問などがある場合は、授業の前後やメールで事前にアポイントメントを取ってください。
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