タイトル

開講年度 開講学部等
2025 大学院人間社会科学研究科(修士課程)
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 金5~6    
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
2082001008 日本思想論演習(古代中世・文芸)[Seminar in Japanese Thought (Ancient and Medieval Literature)] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
柏木 寧子[KASHIWAGI Yasuko]
担当教員[ローマ字表記]
柏木 寧子 [KASHIWAGI Yasuko]
特定科目区分   対象学生   対象年次  
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
主に日本倫理思想史研究を志す大学院生を対象として、各自の研究を指導する。受講生は教員と相談のうえ、広い意味で自らの研究にかかわる(自らの修士論文のテーマに直結しないとしても、学問的関心をもちうる)古代中世の文芸関連文献(テクスト、研究論文)を選び、精読・検討して担当回に報告する。担当者以外の受講生もあらかじめその文献を読んで授業に臨み、報告後の議論を全員で行う。必要に応じて文学・神話学・歴史学等、隣接他分野の基本的研究論文も参照し知見を広げつつ、日本倫理思想史の問い・方法論について理解を深める。
授業の到達目標
主に日本倫理思想史研究を志す大学院生を対象として、古代中世の文芸関連文献(テクスト、研究論文)を精読しつつ、倫理思想史の問い・方法論について理解を深め、実践的訓練を重ね、基本的技能の習得をめざす。
授業計画
【全体】
受講者が輪番で報告を担当し、文献を読解する。報告者はレジュメを準備し、他の受講者もあらかじめテクストを読み授業に臨む。週単位のスケジュール(テクスト選定を含む)については、初回授業時に受講者と相談のうえ決定する。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 導入 受講者の自己紹介、授業の進め方の説明、テクスト・スケジュールの相談・決定 修論完成までの大まかなスケジュールに従い、読むべきテクストについてあらかじめ考えておく(授業外学修の目安:4時間) 以下、『今昔物語集』の世界観をテーマとして、天竺部~本朝部の主要巻から説話を選択・精読する場合の計画
第2回 テクスト読解(1) 『今昔物語集』天竺部 巻第一 仏伝(降兜率~教化) 予習、報告者はレジュメ提出(授業外学修の目安:4時間)
第3回 テクスト読解(2) 同上 巻第二・第三 仏伝(教化・救済) 予習、報告者はレジュメ提出(授業外学修の目安:4時間)
第4回 テクスト読解(3) 同上 巻第三・第四 仏伝(入滅)・仏後 予習、報告者はレジュメ提出(授業外学修の目安:4時間)
第5回 テクスト読解(4) 同上 巻第五 仏前・本生 予習、報告者はレジュメ提出(授業外学修の目安:4時間)
第6回 テクスト読解(5) 『今昔物語集』震旦部 巻第六 仏法伝来・諸仏霊験 予習、報告者はレジュメ提出(授業外学修の目安:4時間)
第7回 テクスト読解(6) 同上 巻第九 孝養  巻第十 国史 予習、報告者はレジュメ提出(授業外学修の目安:4時間)
第8回 テクスト読解(7) 『今昔物語集』本朝部 巻第十一 仏法伝来 巻第十二 諸仏霊験 予習、報告者はレジュメ提出(授業外学修の目安:4時間)
第9回 テクスト読解(8) 同上 巻第十三・第十四 諸経霊験 予習、報告者はレジュメ提出(授業外学修の目安:4時間)
第10回 テクスト読解(9) 同上 巻第十五 往生 巻第十六 観音霊験 予習、報告者はレジュメ提出(授業外学修の目安:4時間)
第11回 テクスト読解(10) 同上 巻第十七 諸菩薩霊験 巻第十九 出家機縁 予習、報告者はレジュメ提出(授業外学修の目安:4時間)
第12回 テクスト読解(11) 同上 巻二十三・第二十四 諸技芸 予習、報告者はレジュメ提出(授業外学修の目安:4時間)
第13回 テクスト読解(12) 同上 第二十五 武士 巻二十七 霊鬼 予習、報告者はレジュメ提出(授業外学修の目安:4時間)
第14回 テクスト読解(13) 同上 巻二十九 悪行・動物 予習、報告者はレジュメ提出(授業外学修の目安:4時間)
第15回 テクスト読解(14) 先行研究読解 予習、報告者はレジュメ提出(授業外学修の目安:4時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
毎回の演習60%、期末レポート40%。
教科書にかかわる情報
教科書 書名 今昔物語集一(新日本古典文学大系33) ISBN 9784002400334
著者名 今野達校注 出版社 岩波書店 出版年 1999
教科書 書名 今昔物語集二(新日本古典文学大系34) ISBN 9784002400341
著者名 小峯和明校注 出版社 岩波書店 出版年 1999
教科書 書名 今昔物語集三(新日本古典文学大系35) ISBN 9784002400358
著者名 池上洵一校注 出版社 岩波書店 出版年 1993
教科書 書名 今昔物語集四(新日本古典文学大系36) ISBN 9784002400365
著者名 小峯和明校注 出版社 岩波書店 出版年 1994
教科書 書名 今昔物語集五(新日本古典文学大系37) ISBN 9784002400372
著者名 森正人校注 出版社 岩波書店 出版年 1996
備考
上記は『今昔物語集』を取り上げる場合の例。いずれも必要箇所をコピーで配付(購入不要)。
参考書にかかわる情報
備考
必要に応じ、補助教材をプリントで配付。
メッセージ
欠席する場合は(できれば事前に)連絡してください。
キーワード
日本倫理思想史
持続可能な開発目標(SDGs)

関連科目
履修条件
連絡先
研究室:人文学部研究棟415号室。 E-mail:kashiwg*yamaguchi-u.ac.jp( * を @ に入れ替えてください)。
オフィスアワー
随時。あらかじめメイル等により面会の希望をお知らせください。

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