開講年度
開講学部等
2025
大学院人間社会科学研究科(修士課程)
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期
火5~6
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
2082004004
日本文学論演習(中古文学研究)[Seminar in Japanese Literature (Classical)]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
森野 正弘[MORINO Masahiro]
ー
担当教員[ローマ字表記]
森野 正弘 [MORINO Masahiro]
特定科目区分
対象学生
対象年次
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
日本の中古文学の専門的研究をおこなうための必要なプロセスを、演習形式で実践的に学ぶことを目的とする。受講者は、自らの関心領域に基づいて研究課題を設定し、テキストの正確な解釈や先行研究の成果などを踏まえた考察を展開する。考察にあたっては、問題の所在と問題提起、先行研究の状況調査と検討、用例調査と結果報告、資料の収集と分析、論の構成の検討、発表要旨の作成といった工程を踏むこととし、最終的に研究発表を行う。
授業の到達目標
日本の中古文学を対象として、その研究を進めるための基礎的な知識と技能を習得し、自立的に古典文学の研究を進めることができるようになる。
授業計画
【全体】
『源氏物語』における和歌・先行物語等の引用を課題とする考察を展開し、研究発表を行う。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
中古文学研究に関する参考文献案内~源氏物語研究を例として~
源氏物語研究を例に、中古文学作品を対象として研究を進めていく際に参考となる文研について紹介する。
源氏物語研究の概要について調べておく。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
第2回
問題の所在と問題提起
『源氏物語』の中から問題となる箇所を確定し、問題提起を行う。
『源氏物語』の中から問題の所在となる本文を抽出し、問題提起を記したレジュメを作成しておく。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
第3回
ことばを調べる~諸メディアを用いた用例調査~
問題の所在となる箇所からキーワードを摘出し、その用例調査を行う。
用例調査の対象となるキーワードを複数摘出し、用例数の事前調査を行っておく。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
第4回
用例調査結果の分析
キーワードの用例調査結果の分析を行う。
キーワードの用例調査結果を分析したレジュメを作成しておく。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
第5回
史料を調べる~歴史文献の調査~
問題の所在となる箇所について古注釈を手掛かりに准拠となった歴史事項を調べ、関連する史料を収集する。
問題の所在とした箇所の古注釈についてレジュメを作成しておく。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
第6回
史料の調査結果の分析
准拠となった歴史事項の史料を分析する。
問題の所在に関連する史料のレジュメを作成しておく。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
第7回
先行研究論文を調べる
研究課題に関連する先行研究論文を収集する。
研究課題に関連する先行研究論文のリストを作成しておく。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
第8回
先行研究論文の調査結果の分析
先行研究論文の内容を分析し、報告する。
先行研究論文のそれぞれの内容を分析した結果についてレジュメにしておく。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
第9回
論の構成の検討
研究発表の構成について検討を加える。
研究発表の構成を掲載したレジュメを作成しておく。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
第10回
研究発表の資料の作成
研究発表の資料を作成する。
研究発表の資料の素案を作成しておく。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
第11回
研究発表要旨の作成と報告
研究発表の要旨を作成し、報告する。
研究発表の要旨案を作成しておく。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
第12回
プレゼンテーションソフトを用いた研究発表資料の作成
研究発表資料をもとにプレゼンテーションソフトでスライドを作成する。
研究発表資料の視聴覚化のためのコンテを作成しておく。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
第13回
中古文学に関する研究発表
『源氏物語』の研究発表を行う。
研究発表資料と発表原稿の最終版を用意しておく。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
第14回
研究発表の内容に対する質疑応答
研究発表の内容について質疑応答を行う。
研究発表の内容について整理しておく。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
第15回
研究発表の内容に対する総括
研究発表の内容について総括を行う。
研究発表、及び質疑応答の際に検討された問題点について整理しておく。【事前学習2時間及び事後学習2時間】
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
授業内の発表資料50%、レポート50%
教科書にかかわる情報
教科書
書名
『新編日本古典文学全集・源氏物語』①〜⑥
ISBN
4096580201
著者名
阿部秋生・秋山虔・今井源衛・鈴木日出男校注・訳
出版社
小学館
出版年
1994
備考
プリントを配布する。
参考書にかかわる情報
参考書
書名
『源氏物語事典』
ISBN
4479840605
著者名
林田孝和・植田恭代・竹内正彦・原岡文子・針本正行・吉井美弥子編
出版社
大和書房
出版年
2002
参考書
書名
『源氏物語の鑑賞と基礎知識』全43冊
ISBN
4784302115
著者名
鈴木一雄・監修
出版社
至文堂
出版年
1998
参考書
書名
『人物で読む源氏物語』(全20巻)
ISBN
4585011420
著者名
上原作和・編集
出版社
勉誠出版
出版年
2005
備考
該当なし
メッセージ
しっかりと予習をしてくる必要があります。
キーワード
中古文学
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
関連科目
日本文学論演習(中古文学講読)
履修条件
連絡先
morino@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
金曜日9・10時限
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