開講年度
開講学部等
2025
大学院人間社会科学研究科(修士課程)
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
金3~4
講義
1.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
2091000002
心理統計法特論演習
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
長谷 和久[NAGAYA Kazuhisa]
ー
担当教員[ローマ字表記]
長谷 和久 [NAGAYA Kazuhisa]
特定科目区分
対象学生
対象年次
1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
本科目では,Rと呼ばれる代表的な統計分析ツールを使用して,心理学で使用される基本的な分析を実際に分析コードを書きながら実施する。また,Rで使用できる多様なパッケージを利用することで,データを視覚的に表現する技法について学ぶ。こうして,再現可能な透明性の高い分析を実施するためのスキルを身に着けることを目指す。
授業の到達目標
1.記述統計の諸概念を理解し、計算等に習熟し、結果の意味を検討できる。
2.推測統計の諸概念を理解し、計算等に習熟し、結果の意味を検討できる。
3.統計的仮説検定の諸概念を理解し、計算等に習熟し、結果の意味を検討できる。
4.多変量解析の諸概念を理解し、計算等に習熟し、結果の意味を検討できる。
授業計画
【全体】
毎回の授業にて,アクティブラーニング型授業を展開する。1回の授業の基本的な構成は下記の通りである;
【前半】講義形式で進め,各回全般的事項に係る「知識・理解」の獲得を図る。
【後半】各回の中心的事項に関して,主に個人思考による課題解決・探求学習等を通して「実践的技能」の習得を図る。
担当形態:単独
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
分析環境の構築
①RとR Studioのインストール
②簡単なコードを記述してみる
③再現性のあるデータ分析の基本
講義内容の予習と復習(目安:4時間以上)。
第2回
記述統計
①代表値や散布度の計算
②データの可視化(ヒストグラム,バイオリンプロット等)
③データの標準化
講義内容の予習と復習(目安:4時間以上)。
第3回
確率の基本
①確率の定義
②確率変数と確率分布,中心極限定理
③確率分布(一様分布,正規分布,二項分布)の特徴
講義内容の予習と復習(目安:4時間以上)。
第4回
標本と母集団
①相関関係と因果関係
②線形回帰モデル
③回帰直線の図示
講義内容の予習と復習(目安:4時間以上)。
第5回
線形モデルの基礎
①相関関係と因果関係
②線形回帰モデル
③回帰直線の図示
講義内容の予習と復習(目安:4時間以上)。
第6回
回帰分析と決定係数
①重回帰分析の実施
②偏回帰係数と偏相関係数
③決定係数の理解
講義内容の予習と復習(目安:4時間以上)。
第7回
統計的仮説検定
①統計的仮説検定の考え方
②相関係数の検定
③回帰係数の検定
講義内容の予習と復習(目安:4時間以上)。
第8回
心理・調査データ解析の実際(1)
①データ解析の基本事項
②1サンプルのt検定
③2群の平均値差の検定
講義内容の予習と復習(目安:4時間以上)。
第9回
心理・調査データ解析の実際(2)
①1要因分散分析
講義内容の予習と復習(目安:4時間以上)。
第10回
心理・調査データ解析の実際(3)
①2要因分散分析
講義内容の予習と復習(目安:4時間以上)。
第11回
心理・調査データ解析の実際(4)
①因子分析(1)潜在因子からの影響を探る
講義内容の予習と復習(目安:4時間以上)。
第12回
心理・調査データ解析の実際(5)
①因子分析(2)尺度作成と信頼性の検討
講義内容の予習と復習(目安:4時間以上)。
第13回
心理・調査データ解析の実際(6
共分析構造分析(1)
講義内容の予習と復習(目安:4時間以上)。
第14回
心理・調査データ解析の実際(7)
共分析構造分析(2)
講義内容の予習と復習(目安:4時間以上)。
第15回
振り返りとまとめ
講義全体を振り返るために,これまで学んできた様々な心理・調査データ解析に関する演習課題を行う。
講義内容の予習と復習(目安:4時間以上)。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 5% B: 5% C: --% D: --%
成績評価法
小テスト・授業内レポート(20%),演習(30%),課題提出・授業外レポート(50%)で評価する。
教科書にかかわる情報
備考
特に用いない。毎回講義内容に応じた資料を作成し、配布する。
参考書にかかわる情報
参考書
書名
心理統計学の基礎
ISBN
9784641121607
著者名
南風原朝和著
出版社
有斐閣
出版年
2002
備考
メッセージ
キーワード
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
履修条件
連絡先
メールアドレス:nagaya.k@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
木曜日の9・10時限目
ご相談がある場合は前もって以下のアドレス宛に連絡をいただけますと幸いです。
nagaya.k@yamaguchi-u.ac.jp
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