開講年度
開講学部等
2025
大学院人間社会科学研究科(修士課程)
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
水3~4
講義
3.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
2091000003
教育心理学特論(教育分野に関する理論と支援の展開)
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
春日 由美[KASUGA Yumi]
ー
担当教員[ローマ字表記]
春日 由美 [KASUGA Yumi]
特定科目区分
対象学生
対象年次
1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
教育分野におけるスクールカウンセラー等の心理職に必要とされる幅広い知識を身につけるため、スクールカウンセラーの心構え、学校における児童生徒への支援やその体制、不登校やいじめ、暴力行為や虐待、自殺を含む心理的不調やストレスマネジメント、個別の支援が必要な児童生徒、保護者との関わり、教員へのコンサルテーション、危機介入等、多面的な側面について理論と実践を学ぶ。担当教員はスクールカウンセラーの経験を有しており、現在の教育現場の課題解決についての実践的な方法についても講義を行う。これにより、学校内外の他者と協力しながら子どもたちの成長発達を支援する具体的な方法について理解する。
授業の到達目標
1.教育分野の心理支援の体制を理解する。
2.学校における心理職の倫理を含めた基本的姿勢を理解する。
3.児童生徒の心理社会的発達を理解する。
4.教育分野の心理支援が必要な事柄を理解する。
5.教育分野の心理支援の方法を理解する。
6.学校外の関係機関との連携を理解する。
授業計画
【全体】
スクールカウンセラーを含む学校における教職員による心理支援の全体像、心理的専門家であるスクールカウンセラーとして働く上での職業倫理、児童生徒の心理社会的発達や課題、および心理的不調等の課題やその支援について講義を行う。また、児童生徒や保護者へのカウンセリングや心理教育、教職員へのコンサルテーションの方法についても具体的に説明する。加えて、学校内外との連携を含めた実際のスクールカウンセラーの働き方についても理解できるよう具体例を挙げながら講義を行う。(授業形態:単独)
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
オリエンテーション,
スクールカウンセリングと教育相談
生徒指導提要(改定)を踏まえながら、スクールカウンセリングや教育相談とはどのようなものかについて講義を行う。
授業内容の振り返り・次回の予習(目安時間:4時間)
第2回
スクールカウンセラーとしての心構え(学校の職員としてのスクールカウンセラーの職業倫理をを含む)
学校の一職員であるスクールカウンセラーとして働く上での心構えや職業倫理について講義を行う。
授業内容の振り返り・次回の予習(目安時間:4時間)
第3回
スクールカウンセラーの業務
スクールカウンセラーの業務について、児童生徒や保護者へのカウンセリングおよび教職員へのコンサルテーション、事務的な業務も含めて講義を行う。
授業内容の振り返り・次回の予習(目安時間:4時間)
第4回
学校内外の連携と教職員への支援
スクールカウンセラーとして働く上で重要な、学校内外の連携や、教職員のメンタルヘルスへの支援について講義を行う。
授業内容の振り返り・次回の予習(目安時間:4時間)
第5回
児童生徒の心理社会的発達
児童生徒の心理社会的発達について、周囲の大人との関わりを含め、講義を行う。
授業内容の振り返り・次回の予習(目安時間:4時間)
第6回
不登校について理解と支援
不登校について理解し、スクールカウンセラーとしての支援の具体について講義を行う。
授業内容の振り返り・次回の予習(目安時間:4時間)
第7回
いじめについての理解と対応
いじめの現状や背景を理解し、スクールカウンセラーを含む教職員の対応の具体について講義を行う。
授業内容の振り返り・次回の予習(目安時間:4時間)
第8回
問題行動や非行についての理解と対応
問題行動や非行の現状や背景を理解し、他機関との連携を含めたスクールカウンセラーを含む教職員の対応の具体について講義を行う。
授業内容の振り返り・次回の予習(目安時間:4時間)
第9回
個別の子どもへの理解と支援
発達障害や性的マイノリティなどに関する個別の理解や支援について講義を行う。
授業内容の振り返り・次回の予習(目安時間:4時間)
第10回
児童虐待についての理解と対応
虐待の現状や背景を理解し、他機関との連携を含めたスクールカウンセラーを含む教職員の対応の具体について講義を行う。
授業内容の振り返り・次回の予習(目安時間:4時間)
第11回
保護者支援
スクールカウンセラーとしての保護者との関わりや支援について講義を行う。
授業内容の振り返り・次回の予習(目安時間:4時間)
第12回
学校における危機とその対応
学校における危機場面や、スクールカウンセラーとしての対応について講義を行う。
授業内容の振り返り・次回の予習(目安時間:4時間)
第13回
児童生徒の心理不調
児童生徒に起こりうる心理的不調と学校における対応について講義を行う。
授業内容の振り返り・次回の予習(目安時間:4時間)
第14回
学校における心理的支援⓵:心理教育・心理療法
児童生徒や保護者および教員を対象とした心理教育について講義を行う。また、学校内で行う心理療法について言語・非言語的な方法について講義を行う。
授業内容の振り返り・次回の予習(目安時間:4時間)
第15回
学校における心理的支援②:キャリア教育
キャリア教育について講義を行う。
授業内容の振り返り(目安時間:4時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 30% C: --% D: --%
成績評価法
授業内での積極的な発言や質問、およびディスカッション(100%)から評価を行う。
教科書にかかわる情報
教科書
書名
現場で役立つ教育相談入門 : 子どもたちの幸せのために
ISBN
9784779307270
著者名
春日由美, 五十嵐亮編著
出版社
北樹出版
出版年
2023
備考
教科書を準備してください。
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
第一回目に受講や評価の詳しい説明をするので、必ず出席すること。毎回遅刻はしないこと。欠席する場合は事前に連絡をすること。ディスカッションには積極的に参加すること。
キーワード
今日行く教育相談 カウンセリング スクールカウンセラー
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
履修条件
連絡先
研究室:教育学部4階 C411室
メールアドレス:kasuga@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
水曜昼休み(不在のことがあるので、事前にメールで連絡をください。)
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