タイトル

開講年度 開講学部等
2026 大学院人間社会科学研究科(修士課程)
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 金7~8 講義 3.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
2091000007 犯罪心理学特論(司法・犯罪分野に関する理論と支援の展開) 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
宮田 和佳
担当教員[ローマ字表記]
恒吉 徹三 [TSUNEYOSHI Tetsuzoh], 宮田 和佳
特定科目区分   対象学生   対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
犯罪心理学分野に関して、①統計資料から犯罪・非行の現状について考察し、②犯罪・非行について、法的成り立ちと刑事裁判や少年審判等の法制度(関係機関を含む。)を深く学び、さらに犯罪心理学の視点から、③犯罪・非行とは何かを考え、犯罪・非行に至るメカニズムをBPSモデルを活用して検討し、その動機や背景となる要因について考察し、④行刑・矯正、更生保護等の領域における更生、再犯防止のための心理的支援や心理職等について学ぶ。加えて、⑤犯罪被害者等の被害の実情や法的な立場等について学び、心理的支援を含めた犯罪被害者支援のあり方について考察する。
司法心理学分野に関して、①統計資料等から「家族」の変化について考察し、②家族、親子についての法制度を学び、さらに司法心理学の視点から、③家族や親族の間の紛争等に対する家庭裁判所の役割や手続を深く学ぶ(離婚時の共同親権制度等を定めた令和8年施行の改正親族法についても概観する)。また、④未成年の子どもがいる家庭の紛争等について、紛争下の親子の心理等を検討し、その心理的支援について考察する。加えて、⑤「児童虐待」の実情及び関与する心理職等について学び、支援の在り方について考察する。
なお、講師は家庭裁判所調査官として長年の勤務経験があり、その実務経験を踏まえて、少年審判制度、家事審判・家事調停・人事訴訟の審理手続における家庭裁判所の司法的機能と福祉的機能についても詳述する。
授業の到達目標
1.犯罪・非行、犯罪被害及び家事事件に関する知識を深める。
2.少年犯罪・非行及び家事事件に関わる関係機関及び法制度について理解を深める。
3.司法・犯罪分野における問題に対して必要な心理的支援について理解を深める。
授業計画
【全体】
本講義は、第1,2回及び第9,10回についてそれぞれ連続した対面授業で行い、それ以外の回についてはオンライン授業で行う。そのため講義による専門知識の確認や学習を基本として、対面授業の際には、犯罪・非行や家庭内紛争について、ケース分析の討議やロールプレイ等、より実践的な授業内容を予定している。なお、オンライン授業では、適宜授業内容に関する理解度確認のための小レポートの作成、提出を求める予定である。
授業形態:単独
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 イントロダクション 本講義への期待、「犯罪・非行」及び「家庭内紛争」についての私見等を求め、本講義の目的等を確認する。 配布した講義資料等を参照し、授業計画に沿って講義内容を復習する(目安2時間以上) 対面授業。第2回と同一日に実施。
第2回 家庭事件(少年事件、家事事件)について 家庭事件と家庭裁判所の役割を概観した上で、架空の少年事件、家庭紛争について、要因及び改善方法等を討議する。 配布した講義資料等を参照し、授業計画に沿って講義内容を予習及び復習する(目安4時間以上) 対面授業。第1回と同日に実施。
第3回 法制度上の「犯罪」及び「非行」について 犯罪白書等を概観の上、刑法・特別法、少年法等に定められた「犯罪・非行」について法制度を含めた基礎知識を学習する。小レポート作成を求める。 配布した講義資料等を参照し、授業計画に沿って講義内容を予習及び復習する(目安4時間以上) オンライン授業(Google meetの使用予定)。
第4回 犯罪類型とその支援について 幾つかの犯罪類型について、その特徴等を学び、心理的支援等を含めた支援について検討する。 配布した講義資料等を参照し、授業計画に沿って講義内容を予習及び復習する(目安4時間以上) オンライン授業(Google meetの使用予定)。
第5回 刑事裁判制度について 「犯罪」の捜査、起訴、刑事裁判の過程について深く学習し、関与する心理職等の役割を考察する。小レポート作成を求める。 配布した講義資料等を参照し、授業計画に沿って講義内容を予習及び復習する(目安4時間以上) オンライン授業(Google meetの使用予定)。
第6回 少年審判制度について 少年法の理念を含めて「非行」の送致・立件、少年審判手続を学び、更生のための支援を考察する。小レポート作成を求める。 配布した講義資料等を参照し、授業計画に沿って講義内容を予習及び復習する(目安4時間以上) オンライン授業(Google meetの使用予定)。
第7回 犯罪心理学の犯罪研究について 犯罪心理学研究の歴史、代表的な理論や視点等を学習し、犯罪・非行についての多角的な視点を養う。 配布した講義資料等を参照し、授業計画に沿って講義内容を予習及び復習する(目安4時間以上) オンライン授業(Google meetの使用予定)。
第8回 家族の変化と法制度について 厚労省等の統計から「家族」の変化を概観した上で、親子、親族の法制度を学習する。小レポート作成を求める。 配布した講義資料等を参照し、授業計画に沿って講義内容を予習及び復習する(目安4時間以上) オンライン授業(Google meetの使用予定)。
第9回 BPSモデルを活用した犯罪・非行の分析について 犯罪心理学研究の多角的な視点を踏まえて、刊行されている刑事事件についてBPSモデルを活用したケース分析を討議する。 配布した講義資料等を参照し、授業計画に沿って講義内容を予習及び復習する(目安4時間以上) 対面授業。第10回と同一日に実施。
第10回 少年非行及び家庭紛争に関わる心理職の実践について 架空の少年非行及び家庭紛争について、関与する心理職のロールプレイを行い、実践場面について検討する。 配布した講義資料等を参照し、授業計画に沿って講義内容を予習及び復習する(目安4時間以上) 対面授業。第9回と同一日に実施。
第11回 犯罪被害者等への被害の実情及び支援について 犯罪被害者の法的立場や心理等について学び、心理的支援を含めたその支援の在り方について考察する。 配布した講義資料等を参照し、授業計画に沿って講義内容を予習及び復習する(目安4時間以上) オンライン授業(Google meetの使用予定)。
第12回 行刑及び矯正教育の機関及び制度について 再犯防止、更生のための収容施設及び処遇について学び、関与する心理職等の役割について考察する。小レポート作成を求める。 配布した講義資料等を参照し、授業計画に沿って講義内容を予習及び復習する(目安4時間以上) オンライン授業(Google meetの使用予定)。
第13回 更生保護の機関及び制度について 再犯防止、更生のための更生保護の機関及び処遇について学び、関与する心理職等の役割について考察する。小レポート作成を求める。 配布した講義資料等を参照し、授業計画に沿って講義内容を予習及び復習する(目安4時間以上) オンライン授業(Google meetの使用予定)。
第14回 家庭内紛争下の子どもについて 父母の紛争下での父母、未成年の子どもの心理等及び心理的支援の在り方について考察する。 配布した講義資料等を参照し、授業計画に沿って講義内容を予習及び復習する(目安4時間以上) オンライン授業(Google meetの使用予定)。
第15回 児童虐待について 児童虐待に関する統計等を概観し、その実情及び支援等の在り方について考察する。なお、この回に授業全体を通した最終レポートを求める。 配布した講義資料等を参照し、授業計画に沿って講義内容を予習及び復習する(目安4時間以上) オンライン授業(Google meetの使用予定)。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 15% C: --% D: 15%
成績評価法
授業取組の意欲・態度(討議、ロールプレイ参加等)10%、小レポート70%、最終レポート20%
教科書にかかわる情報
備考
ありません。ただし、参考書は下記に挙げるほか、授業で触れた図書などは適時紹介します。プリントも適宜に配布します。
参考書にかかわる情報
備考
その他の参考書として、「司法・犯罪心理学」藤岡淳子編(有斐閣ブックス、2020)、「少年犯罪はどのように裁かれるのか。成人犯罪への道をたどらせないために」須藤明著(合同出版、2019)の他、重大事件を報道した書籍(選定中)を参照する予定です。
基本的な統計データは講師が準備したいが、事前に指定するものは各自でも閲覧してもらうことが望ましいです。
メッセージ
本講義はオンライン授業の回数が多いため、司法・犯罪心理学に関する講義を基本にします。その上で、オンライン授業では画面越しで可能な検討等を行うほか、法制度等に関しては理解度確認のための小レポート作成を実施する予定です。事前・事後の学習を含めて、意欲的に授業に取り組むようにお願いします。
キーワード
実務家教員
持続可能な開発目標(SDGs)

  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
履修条件
録音、録画は禁止する。
連絡先
各授業の終了時に、相談等の予約を申し出ること(同授業の内容には限らない。)。
メールアドレスは、本学アドレス取得後にお知らせします。
オフィスアワー
各授業の終了時に、相談等の予約を申し出ること(同授業の内容には限らない。)。オフィスアワーは、原則として金曜日の9限目相当の時間(16:20-17:20)を予定している。ただし、第1、2回及び第9,10回の時には、11限目相当の時間 (18:00-19:00)を予定する。

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