タイトル

開講年度 開講学部等
2026 大学院人間社会科学研究科(修士課程)
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期集中 集中 講義 5.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
2091000011 産業カウンセリング特論(産業・労働分野に関する理論と支援の展開) 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
篠田 光臨
担当教員[ローマ字表記]
恒吉 徹三 [TSUNEYOSHI Tetsuzoh], 篠田 光臨
特定科目区分   対象学生   対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
この授業では、産業労働分野に従事する心理職が講師を務め、本分野に必要な知識と技能について講義および演習を通じて学びます。
少子高齢化による労働生産人口の減少を背景に、国や企業では労働者の確保と生産性向上を目的とした施策が進められています。具体的には、働き方改革、パワーハラスメント対策の義務化、健康経営の推進、ストレスチェックと職場改善などが挙げられます。
職場のメンタルヘルス対策も、従来のメンタル不調者への支援(ハイリスクアプローチ)に加え、健康な人を増やすポピュレーションアプローチや、組織全体への支援が求められるようになっています。
本授業では、産業組織心理学を基盤とし、キャリア・ワーク・ライフの視点から個人と組織への心理的支援を考察します。さらに、関係法規・指針・制度・就業規則、ストレスチェック制度、職場復帰支援、メンタルヘルス研修の企画・実施など、理論と実践を幅広く学びます。
授業の到達目標
1.労働安全衛生施策の全体像と公認心理師の役割の理解を深める。
2.職業性ストレスに関する理論とストレスチェック制度の運用の在り方の理解を深める。                            3.産業保健スタッフ・人事・労務・経営者との連携について理解を深める。
4.産業・労働分野(企業)の組織支援について理解し、公認心理師及び臨床心理士の実践について理解を深める。
授業計画
【全体】
産業労働分野の心理職に必要な知識と技能を講義と演習にて学ぶ。社会情勢、行政、関係法規や産業保健・産業組織心理学の基礎を学び、産業労働分野の諸問題(ハラスメント、職場復帰支援、離職予防等)への心理的支援の全体像を概説する。また、本分野では、ストレスチェック制度や職場のメンタルヘルス研修の講師等、組織の健康増進に向けた集団心理教育の実施が求められるため、講義やデモンストレーション、演習にてその技能を体験的、具体的にを学ぶ。
授業形態:単独
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 産業労働分野の心理的支援とは 産業労働分野で求められる心理職のコンピテンシーについて産業・組織心理学の視点から講義を行う 配布した講義資料等を参照し、授業計画に沿って講義内容を予習および復習する(目安 4時間以上)
第2回 労働法規の理解 安衛法、ハラスメント関係等、関係法規や企業の就業規則について講義を行う 配布した講義資料等を参照し、授業計画に沿って講義内容を予習および復習する(目安 4時間以上)
第3回 社会・行政・経済の動向 労働者人口の減少、健康経営等、国や企業の動向を受けて産業心理職の役割について講義を行う 配布した講義資料等を参照し、授業計画に沿って講義内容を予習および復習する(目安 4時間以上)
第4回 職場のメンタルヘルスケア 職場で求められる4つのメンタルヘルスケアと心理職の役割について講義を行う 配布した講義資料等を参照し、授業計画に沿って講義内容を予習および復習する(目安 4時間以上)
第5回 産業・組織心理学の理論 職業性ストレス、モチベーション、リーダーシップ、生産性パフォーマンス向上等の理論について講義を行う 配布した講義資料等を参照し、授業計画に沿って講義内容を予習および復習する(目安 4時間以上)
第6回 産業保健活動の実際 産業医、保健師、公認心理師、キャリアコンサルタント等から産業保健活動の実際について講義をおこなう 配布した講義資料等を参照し、授業計画に沿って講義内容を予習および復習する(目安 4時間以上)
第7回 職場復帰支援 メンタルヘルス不調等の休職者への職場復帰支援について講義を行う 配布した講義資料等を参照し、授業計画に沿って講義内容を予習および復習する(目安 4時間以上)
第8回 ストレスチェック実施について ストレスチェックやその他サーベイを体験し産業労働分野でのツールの活用と展開について講義を行う 配布した講義資料等を参照し、授業計画に沿って講義内容を予習および復習する(目安 4時間以上)
第9回 ストレスチェック実施について後の対応について 高ストレス者面接のロールプレイを実施し、カウンセラーに求められる姿勢や配慮について講義を行う 配布した講義資料等を参照し、授業計画に沿って講義内容を予習および復習する(目安 4時間以上)
第10回 ストレスチェック集団分析と職場改善活動 集団分析と職場改善活動に活かす活動や管理職へのマネジメントコンサルテーションについて講義を行う 配布した講義資料等を参照し、授業計画に沿って講義内容を予習および復習する(目安 4時間以上)
第11回 職場のポジティブメンタルヘルス 健康でいきいき働くためのキーワード、ワークエンゲイジメントについて講義を行う 配布した講義資料等を参照し、授業計画に沿って講義内容を予習および復習する(目安 4時間以上)
第12回 ハラスメントへの対応 ハラスメント問題に対する職場の相談体制、心理職の役割と支援方法について講義を行う 配布した講義資料等を参照し、授業計画に沿って講義内容を予習および復習する(目安 4時間以上)
第13回 心理教育と集団教育(研修講師) 企業で実施するメンタルヘルス研修について講義を行い、資料作成とプレゼンテーション実習を行う 配布した講義資料等を参照し、授業計画に沿って講義内容を予習および復習する(目安 4時間以上)
第14回 事件・事故・災害等による職場の危機に対する支援 事件・事故・災害等による職場の危機に対する心理的支援について講義を行う 配布した講義資料等を参照し、授業計画に沿って講義内容を予習および復習する(目安 4時間以上)
第15回 事業場外からの労働者・経営者への支援 EAP(従業員支援プログラム) EAPについての活動と支援の実際について講義を行う 配布した講義資料等を参照し、授業計画に沿って講義内容を予習および復習する(目安 4時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 10% B: 5% C: 30% D: 5%
成績評価法
授業内で行う授業内レポート(30%)、授業内での演習への参加態度(70%)、授業内での積極的な発言や質問等をもとに総合的に評価をおこなう。
教科書にかかわる情報
備考
ありません(必要な資料を講師より配布します)。授業中、毎回インターネットに接続しますので、ラップトップPCの持参をお願いします。
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
公認心理師は、支援対象となる集団や、自身が所属する組織のニーズに応じて、コンサルテーション、心理教育(研修講師)、グループカウンセリングなどの実施を求められることがあります。こうした実践を効果的に行うためには、個人支援に加えて「組織支援」の視点を持つことが重要です。産業労働分野の知識を通じて、組織支援の視点を学んでみましょう。
キーワード
産業・組織心理学、産業カウンセリング、職場のメンタルヘルスケア、ストレスチェック、職場のポジティブメンタルヘルス、ワークエンゲイジメント、ハラスメント対応、EAP(従業員支援プログラム)
持続可能な開発目標(SDGs)

  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
  • ジェンダー平等を実現しよう
  • 働きがいも経済成長も
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
(経済成長と雇用)包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
関連科目
履修条件
連絡先
メールにて受付  篠田光臨  kourins@yahoo.co.jp
オフィスアワー
随時メールにて受け付けます。以下のアドレスに連絡してください。  kourins@yahoo.co.jp

ページの先頭へ