タイトル

開講年度 開講学部等
2026 大学院人間社会科学研究科(修士課程)
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 水3~4 講義 8.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
2091000017 臨床心理面接特論Ⅱ 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
恒吉 徹三[TSUNEYOSHI Tetsuzoh]
担当教員[ローマ字表記]
恒吉 徹三 [TSUNEYOSHI Tetsuzoh]
特定科目区分   対象学生   対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
臨床心理面接では,クライアントと面接者の関わりの中で,クライアントの個別性を深く理解することが心的世界へのアプローチの基本です。このアプローチから,臨床心理面接についての発展的な内容を講義し,受講者はその理解が期待されています。さらに,臨床心理事例研究についても講義の後半では取り上げることで,臨床心理面接を面接者となった時にも内省的に振り返ることを通して理解する観点についても講義します。
発展的内容としては,対応することが困難な自傷や恋愛性転移,攻撃性などについてどのように理解して対応するのか,また,メンタライジングの観点からの面接理解についても講義します。
このような講義を通して,臨床心理面接の発展的内容について省察します。
授業の到達目標
1.臨床心理面接の発展的内容、特に困難な面接での対応について理解を深める。
2.臨床心理事例研究の進め方について理解を深める。
3.臨床心理事例研究を発表するための基本について理解を深める。
授業計画
【全体】
授業は、受講生によるプレゼンテーションを中心にすすめる。これに加えて、講義担当教員による講義や補足や、参加者による討論を行う。受講生には、講義への積極的な関与が期待されてい。臨床心理学の基礎理論やモデルを踏まえた来談者やその関係者の理解や対応,臨床心理学的問題を踏まえた対応などの重要知見、来談者をはじめとする関係者との関係を通して深く理解することを前提とした面接について,発展的な講義内容である。

授業形態:単独
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 臨床心理面接の基本的姿勢 臨床心理的アプローチの基本姿勢について 授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上) (具体的な内容については授業中に伝達する)
第2回 臨床心理面接の構造について 小此木の『治療構造論』を踏まえた面接構造の構築について 授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上) (具体的な内容については授業中に伝達する)
第3回 面接関係の持つ意味について 面接同盟の果たす役割について 授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上) (具体的な内容については授業中に伝達する)
第4回 よりシビアな面接状況への対応①
自傷の理解と対応 授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上) (具体的な内容については授業中に伝達する)
第5回 よりシビアな面接状況への対応② 恋愛性転移や依存性のテーマの理解と対応 授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上) (具体的な内容については授業中に伝達する)
第6回 よりシビアな面接状況への対応③ 攻撃性の理解と対応 授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上) (具体的な内容については授業中に伝達する)
第7回 発達論的視点① Klein,M.のポジション概念とBionの集団力動の理解について 授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上) (具体的な内容については授業中に伝達する)
第8回 発達論的視点② 社会発達とメンタライゼーション 授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上) (具体的な内容については授業中に伝達する)
第9回 メンタライジングの観点から① メンタライジングの基本的事項について 授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上) (具体的な内容については授業中に伝達する)
第10回 メンタライジングの観点から② メンタライジングと関係論的視点 授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上) (具体的な内容については授業中に伝達する)
第11回 メンタライジングの観点から③ メンタライジングと神経学的な視点 授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上) (具体的な内容については授業中に伝達する)
第12回 臨床心理事例研究について① 基本的な視点について学ぶ。 授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上) (具体的な内容については授業中に伝達する)
第13回 臨床心理事例研究について② 先行研究のレビューについて,心理臨床学研究や,精神分析学研究などの事例論文を通して学ぶ。 授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上) (具体的な内容については授業中に伝達する)
第14回 臨床心理事例研究について③ 担当ケースや各自の臨床的関心等を元にして,どのような視点からテーマ設定をするかについて検討する。 授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上) (具体的な内容については授業中に伝達する)
第15回 講義のまとめと総合討論 講義全体を振り返って,各自の理解を明確にするためにも討論を行う。 授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上) (具体的な内容については授業中に伝達する)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 30% C: --% D: 50%
成績評価法
・プレゼンテーション:80%(発表1回につき40%)
・ディスカッション:20%

評価に際して欠席回数を考慮します(欠席が1回でもある場合は「秀」に該当しません。)。
講義に参加して積極的に議論することを前提としているだからです。なお、講義実施回数の2/3以上の出席が必要です(欠格条件)。
教科書にかかわる情報
教科書 書名 メンタライゼーション・ハンドブック : MBTの基礎と臨床 ISBN 9784753310159
著者名 J.G.アレン, P.フォナギー編 ; 池田暁史訳 出版社 岩崎学術出版社 出版年 2011
備考
テキストに関することは、初回の講義で詳細をお知らせします。事前に購入する必要はありません。まず初回講義に必ず出席した上で確認してください。
発表分担(2回)についても初回の講義で決定します。
なお,受講メンバーへの発表資料や補足資料はPDFで当システムの講義資料から配信します。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 臨床心理面接特論II〔新訂〕: 心理臨床の実際 (放送大学教材) ISBN 4595142129
著者名 村松健司, 大山泰宏編著 出版社 放送大学教育振興会 出版年 2025
参考書 書名 心理療法家の情緒的成熟 : 逆転移に含まれた超自我、自我理想、盲点を考える ISBN 4422117858
著者名 ヴィック・セドラック著 ; 五十嵐庸介 [ほか] 訳 出版社 創元社 出版年 2022
参考書 書名 風景構成法 : その基礎と実践 ISBN 4414401690
著者名 皆藤章著 出版社 誠信書房 出版年 1994
参考書 書名 コラージュ療法のすすめ : 実践に活かすための使い方のヒント ISBN 9784772419949
著者名 日本コラージュ療法学会編 出版社 金剛出版 出版年 2023
参考書 書名 W・R・ビオンの三論文 ISBN 9784753312313
著者名 W・R・ビオン [著] ; クリス・モーソン編 ; 福本修訳 出版社 岩崎学術出版社 出版年 2023
備考
・心理臨床学研究(日本心理臨床学会発行),臨床心理学,などの雑誌も活用してください。
メッセージ
臨床心理学は、さまざまな領域と密接にかかわりながらも独自の領域をもつ学問です。日本の臨床心理学の特徴についても講義します。講義ですべての領域を紹介することはできたいため、さまざまなアプローチや臨床実践場面での研究方法についての詳細は、『心理臨床学研究』をはじめとする参考文献を積極的に読んでください。
キーワード
臨床心理学、面接構造,面接者‐クライアント関係、臨床心理学的問題
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 貧困をなくそう
  • 飢餓をゼロに
  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
  • ジェンダー平等を実現しよう
  • 人や国の不平等をなくそう
  • パートナーシップで目標を達成しよう
(貧困)あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる。
(飢餓)飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する。
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
(平和)持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する。
関連科目
臨床心理面接特論Ⅰ,臨床心理学特論Ⅱ、臨床心理基礎実習、臨床心理実習
履修条件
臨床心理学専攻の学生限定です。
連絡先
whiteowl[at]yamaguchi-u.ac.jp(恒吉)
*[at]を@に置き換えてください。
オフィスアワー
木曜5コマ(事前にメールでご連絡ください)

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