開講年度
開講学部等
2025
大学院人間社会科学研究科(修士課程)
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期
金9~10
講義
1.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
2092000006
社会心理学特論(家族関係・集団・地域社会における心理支援に関する理論と支援の展開
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
長谷 和久[NAGAYA Kazuhisa]
ー
担当教員[ローマ字表記]
長谷 和久 [NAGAYA Kazuhisa]
特定科目区分
対象学生
対象年次
1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
受講生による社会心理学研究の発表と講義形式の授業を通じて,社会心理学の方法論について理解を深める。社会心理学は態度形成や対人認知,集団と集団の葛藤といったように多様な対象を研究対象とする。社会心理学に共通する考えは,人の認知や行動を他者の存在や周囲を取り巻く環境といった外的な要因に求めることである。本科目を通じて,私たちの考え(認知)や行動がいかにして外的な要因によって影響を受けているのか,実感を伴いながら理解する。
授業の到達目標
1. 社会心理学に関する研究論文を読むためのスキルを身に付ける。
2.社会心理学の知見を把握することで現代社会における諸問題について、客観的な視座をもって理解できるようになる。
3.家族関係等集団の関係性に焦点を当てた心理支援の理論と方法、及び相談・助言・指導等への応用について理解できるようになる。
4.地域社会や集団・組織に働きかける心理学的援助に関する理論と方法、及び相談・助言・指導等への応用について理解できるようになる。
授業計画
【全体】
各自が担当箇所を要約し,発表する演習形式と講義の両輪で授業を進める。 事前に課題論文と発表者を指名し,担当者が担当箇所についてプレゼンテーションを行う。講義の参加者は発表内容について 議論することで,理解を深める。
担当形態:単独
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
オリエンテーション
社会心理学が扱うトピックについて講義し,社会心理学に対するこれまでのイメージを議論する。
社会心理学に関するこれまでの講義資料,書籍を見返す(目安:4時間以上)。
第2回
社会心理学研究法1
『社会心理学研究入門 補訂新版』の第1章の内容を簡潔にまとめて発表する。
論文の精査と発表資料の作成(目安:8時間以上)。
第3回
社会心理学研究法2
『社会心理学研究入門 補訂新版』の第2章の内容を簡潔にまとめて発表する。
論文の精査と発表資料の作成(目安:8時間以上)。
第4回
社会心理学研究法3
『社会心理学研究入門 補訂新版』の第3章の内容を簡潔にまとめて発表する。
論文の精査と発表資料の作成(目安:8時間以上)。
第5回
社会心理学研究法4
『社会心理学研究入門 補訂新版』の第4章の内容を簡潔にまとめて発表する。
論文の精査と発表資料の作成(目安:8時間以上)。
第6回
社会心理学研究法5
『社会心理学研究入門 補訂新版』の第5章の内容を簡潔にまとめて発表する。
論文の精査と発表資料の作成(目安:8時間以上)。
第7回
社会心理学研究法6
『社会心理学研究入門 補訂新版』の第6章の内容を簡潔にまとめて発表する。
講義内容の予習(目安:4時間以上)。
第8回
社会心理学研究法7
『社会心理学研究入門 補訂新版』の第7章の内容を簡潔にまとめて発表する。
講義内容の予習(目安:4時間以上)。
第9回
社会心理学研究法8
『社会心理学研究入門 補訂新版』の第8章の内容を簡潔にまとめて発表する。
講義内容の予習(目安:4時間以上)。
第10回
社会心理学研究法9
『社会心理学研究入門 補訂新版』の第9章の内容を簡潔にまとめて発表する。
講義内容の予習(目安:4時間以上)。
第11回
社会心理学研究法10
『社会心理学研究入門 補訂新版』の第10章の内容を簡潔にまとめて発表する。
講義内容の予習(目安:4時間以上)。
第12回
社会心理学研究の発表1
発表1:国内誌『心理学研究』もしくは『社会心理学研究』に掲載された研究について要約した資料を作成し,発表する。
講義内容の予習(目安:4時間以上)。
第13回
社会心理学研究の発表2
発表2:国内誌『心理学研究』もしくは『社会心理学研究』に掲載された研究について要約した資料を作成し,発表する。
講義内容の予習(目安:4時間以上)。
第14回
社会心理学研究の発表3
発表3:国内誌『心理学研究』もしくは『社会心理学研究』に掲載された研究について要約した資料を作成し,発表する。
講義内容の予習(目安:4時間以上)。
第15回
まとめ
授業全体を振り返り,社会心理学に対するイメージの変化について議論する。
講義内容の最終的なまとめ(目安:4時間以上)。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 5% B: 5% C: --% D: --%
成績評価法
発表の内容:50%,能動的な議論への参加50%
教科書にかかわる情報
教科書
書名
社会心理学研究入門
ISBN
9784130121125
著者名
安藤清志, 村田光二, 沼崎誠編
出版社
東京大学出版会
出版年
2017
備考
参考書にかかわる情報
参考書
書名
社会心理学 補訂版
ISBN
9784641053878
著者名
池田 謙一・唐沢 穣・工藤 恵理子・村本 由紀子
出版社
有斐閣
出版年
2019
参考書
書名
信頼の構造 : こころと社会の進化ゲーム
ISBN
9784130111089
著者名
山岸俊男著
出版社
東京大学出版会
出版年
1998
参考書
書名
リスクの社会心理学 : 人間の理解と信頼の構築に向けて
ISBN
4641173877
著者名
中谷内一也編
出版社
有斐閣
出版年
2012
備考
メッセージ
講義については関連書籍を紹介するが,当然のことながら,講義で利用する箇所以外にも目を通しておかないと理解できないことが多くある。講義を通じて,社会心理学のみならず,心,社会,人間関係に対する受講生自身の考え方を練り上げて欲しい。
キーワード
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
関連科目
履修条件
連絡先
メールアドレス:nagaya.k@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
木曜日の9・10時限目
ご相談がある場合は前もって以下のアドレス宛に連絡をいただけますと幸いです。
nagaya.k@yamaguchi-u.ac.jp
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