タイトル

開講年度 開講学部等
2025 大学院人間社会科学研究科(修士課程)
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期集中 集中 講義 3.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
2092000019 精神医学特論(保健医療分野に関する理論と支援の展開) 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
三木 浩司
担当教員[ローマ字表記]
三木 浩司, 恒吉 徹三 [TSUNEYOSHI Tetsuzoh]
特定科目区分   対象学生   対象年次 1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
1_精神疾患概論(代表的な精神疾患について、成因、症状、診断法、治療法、経過、本院や家人への支援を含む。)
2_向精神薬をはじめとする薬剤による心身の変化
3_医療機関との連携
授業の概要
本講義は、精神疾患概論として、代表的な精神疾患について、成因、症状、診断法、治療法、経過、本人や家族への支援といった観点から理解させる。具体的には精神疾患の歴史と現状、精神疾患の生物学的基盤、こころの理解、精神障害の概念、精神疾患の成因と分類、代表的な精神科疾患、精神症状と状態像、診断の手順と方法、身体的検査と心理的検査を理解させる。さらに、精神科疾患の治療(薬物療法、身体両方、精神療法、精神科リハビリテーション、環境・社会療法)および精神科医療機関の治療構造および専門病院についての理解を促す。
授業の到達目標
1.精神医学全般に関する知識を深める。
2.心理に関する支援を要する精神障害者に関する理解を深める。
3.多職種連携について理解を深める。
授業計画
【全体】
1.精神医学の歴史と概要、2.脳と神経の形態と機能、3.主な精神科疾患について、4.薬物療法と精神療法、5.精神科医療と法律
精神科疾患については、ICD-11に準じて講義を行う。

授業形態:単独
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 精神医学とは何か、その誕生と発展について 講義と質疑応答 授業計画に沿って、準備学習を行う(学修時間の目安:4時間以上)
第2回 神経および脳の解剖と生理 講義と質疑応答 授業計画に沿って、準備学習を行う(学修時間の目安:4時間以上)
第3回 神経発達症群 講義と質疑応答 授業計画に沿って、準備学習を行う(学修時間の目安:4時間以上)
第4回 統合失調症または他の一次性精神症群1 講義と質疑応答 授業計画に沿って、準備学習を行う(学修時間の目安:4時間以上)
第5回 統合失調症または他の一次性精神症群2 講義と質疑応答 授業計画に沿って、準備学習を行う(学修時間の目安:4時間以上)
第6回 気分症群1 講義と質疑応答 授業計画に沿って、準備学習を行う(学修時間の目安:4時間以上)
第7回 気分症群2 講義と質疑応答 授業計画に沿って、準備学習を行う(学修時間の目安:4時間以上)
第8回 不安または恐怖症群、強迫症または関連症群 講義と質疑応答 授業計画に沿って、準備学習を行う(学修時間の目安:4時間以上)
第9回 ストレス関連症群、解離症群 講義と質疑応答 授業計画に沿って、準備学習を行う(学修時間の目安:4時間以上)
第10回 食行動症または摂食症群、排泄症群、身体的苦痛症群または身体的体験症群、性の健康に関連する状態 講義と質疑応答 授業計画に沿って、準備学習を行う(学修時間の目安:4時間以上)
第11回 物質使用症群または嗜癖行動症群 講義と質疑応答 授業計画に沿って、準備学習を行う(学修時間の目安:4時間以上)
第12回 衝動制御症群、秩序破壊的または非社会的行動症群、パーソナリティ症群および関連特性、パラフィリア症群、作為症群 講義と質疑応答 授業計画に沿って、準備学習を行う(学修時間の目安:4時間以上)
第13回 認知症と他の神経認知障害群 講義と質疑応答 授業計画に沿って、準備学習を行う(学修時間の目安:4時間以上)
第14回 精神疾患と法律・倫理 講義と質疑応答 授業計画に沿って、準備学習を行う(学修時間の目安:4時間以上)
第15回 最近の精神医学の動向 講義と質疑応答 授業計画に沿って、準備学習を行う(学修時間の目安:4時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 10% B: 10% C: --% D: 10%
成績評価法
授業外レポート:50%
受講態度・授業への参加度:50%
教科書にかかわる情報
教科書 書名 精神疾患とその治療 : 公認心理師カリキュラム準拠 = Psychiatric Disorders and Treatments ISBN 9784263266854
著者名 三村將 [ほか] 編 出版社 医歯薬出版 出版年 2025
備考
参考書にかかわる情報
参考書 書名 精神医学ハンドブック : 医学・保健・福祉の基礎知識 ISBN 9784535983335
著者名 山下格著 出版社 日本評論社 出版年 2010
参考書 書名 看護のための精神医学 ISBN 9784260333252
著者名 中井久夫, 山口直彦著 出版社 医学書院 出版年 2004
参考書 書名 こんなとき私はどうしてきたか ISBN 9784260004572
著者名 中井久夫著 出版社 医学書院 出版年 2007
参考書 書名 精神疾患とその治療 ISBN 9784866160726
著者名 加藤隆弘, 神庭重信編 出版社 遠見書房 出版年 2020
備考
メッセージ
当日の授業項目について、教科書などで予習しておいて下さい。
事例を用いた授業を行う予定のため、守秘義務について配慮して下さい。
キーワード
精神病理学、脳科学、精神薬理学、臨床精神医学
持続可能な開発目標(SDGs)

  • すべての人に健康と福祉を
  • ジェンダー平等を実現しよう
  • 人や国の不平等をなくそう
  • パートナーシップで目標を達成しよう
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
(平和)持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する。
関連科目
履修条件
臨床心理学専攻の学生限定です。
連絡先
平成紫川会 小倉記念病院 緩和ケア・精神科 〒802−8555 福岡県北九州市小倉北区浅野3丁目2−1
電話 093−511−2000
メール a_miki[at]mx5.canvas.ne.jp
*メールは[at]の部分を@に置き換えてください。
オフィスアワー
メールで連絡をしてください。

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