タイトル

開講年度 開講学部等
2025 大学院人間社会科学研究科(修士課程)
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 金5~6 講義 5.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
2101000021 財産法研究[Study of property law] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
小林 友則[KOBAYASHI Tomonori]
担当教員[ローマ字表記]
小林 友則 [KOBAYASHI Tomonori]
特定科目区分   対象学生   対象年次  
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
 財産や取引について規律する基本的な法律である民法、その中でも特に財産法分野を深く学び、これによって社会のあり方について考えます。すなわち、民法が用意する様々な法制度はよりよい社会を実現するために定められているため、法制度の要件及び効果に関する知識を習得するだけでなく、法がどのような社会をよしとし、実現を目指しているのかという、法制度の根幹をなしている考え方を学びます。
 また、受講生の研究テーマに繋がりのある(あるいは関心のある)民法上の分野を学習・検討の対象とすることで、各自の研究に法という視点を取り込むことを目指します。

※This lecture will be given in Japanese only. Only those who understand the following goals and plans shown in Japanese should take this lecture.
授業の到達目標
・自分が関心をもつ社会的問題に関わりのある民法上の制度を理解できる。
・自分が関心をもつ社会的問題について法的な視点で考えることができる。
・自分が関心をもつ社会的問題について、他の受講生がわかりやすいプレゼンを行うことができる。
授業計画
【全体】
この授業では、まず最初に、民法の全体像(民法総則、物権法、債権法)を概観して、自身の関心のある民法上の分野・問題を探してもらいます。
その上で、各自に選んだテーマと関連する民法上の制度について、⓵当該制度を理解するための基礎知識、⓶制度の基本構造、⓷当該制度をめぐる理論的問題、④当該制度に関連する諸問題について、順次まとめ、報告をしてもらい、全員で検討・討論を行います。
最後に、この授業で学んだことと自身の研究・考察との繋がりについて、検討してもらいます。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 オリエンテーション・民法概論 テーマ・報告者の決定等 予習・復習を積極的に行う(学修時間の目安:4時間以上)
第2回 法的思考の基礎 法的思考の基礎を学びます 予習・復習を積極的に行う(学修時間の目安:4時間以上)
第3回 民法総則における法制度・基礎整理 第1回で決定したテーマに関わる法制度について報告および討論を行います 予習・復習を積極的に行う(学修時間の目安:4時間以上)
第4回 民法総則における法制度・構造把握 第1回で決定したテーマに関わる法制度について報告および討論を行います 予習・復習を積極的に行う(学修時間の目安:4時間以上)
第5回 民法総則における法制度・論点検討 第1回で決定したテーマに関わる法制度について報告および討論を行います 予習・復習を積極的に行う(学修時間の目安:4時間以上)
第6回 民法総則における法制度・応用議論 第1回で決定したテーマに関わる法制度について報告および討論を行います 予習・復習を積極的に行う(学修時間の目安:4時間以上)
第7回 物権法における法制度・基礎整理 第1回で決定したテーマに関わる法制度について報告および討論を行います 予習・復習を積極的に行う(学修時間の目安:4時間以上)
第8回 物権法における法制度・構造把握 第1回で決定したテーマに関わる法制度について報告および討論を行います 予習・復習を積極的に行う(学修時間の目安:4時間以上)
第9回 物権法における法制度・論点検討 第1回で決定したテーマに関わる法制度について報告および討論を行います 予習・復習を積極的に行う(学修時間の目安:4時間以上)
第10回 物権法における法制度・応用議論 第1回で決定したテーマに関わる法制度について報告および討論を行います 予習・復習を積極的に行う(学修時間の目安:4時間以上)
第11回 債権法における法制度・基礎整理 第1回で決定したテーマに関わる法制度について報告および討論を行います 予習・復習を積極的に行う(学修時間の目安:4時間以上)
第12回 債権法における法制度・構造把握 第1回で決定したテーマに関わる法制度について報告および討論を行います 予習・復習を積極的に行う(学修時間の目安:4時間以上)
第13回 債権法における法制度・論点検討 第1回で決定したテーマに関わる法制度について報告および討論を行います 予習・復習を積極的に行う(学修時間の目安:4時間以上)
第14回 債権法における法制度・応用議論 第1回で決定したテーマに関わる法制度について報告および討論を行います 報告の準備を行う(学修時間の目安:4時間以上)
第15回 総括・自己のテーマに関する報告および討論① 報告者の研究テーマについて報告および討論を行います 報告の準備を行う(学修時間の目安:4時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 30% C: --% D: 20%
成績評価法
平常点(授業態度・授業への参加度、発表等)で評価を行います(100%)。
教科書にかかわる情報
教科書 書名 リーガルベイシス民法入門 第5版 ISBN 9784296118397
著者名 道垣内弘人 出版社 日経BP 日本経済新聞出版 出版年 2024
備考
受講者全員で相談し、変更することがあります
参考書にかかわる情報
備考
開講時に指示します。
メッセージ
報告担当者以外も十分な準備の上、質問等をしてください。
キーワード
財産法 民法
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
  • 人や国の不平等をなくそう
  • パートナーシップで目標を達成しよう
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
(平和)持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する。
関連科目
民事法研究
履修条件
民法に関する基礎知識があることが望ましい
連絡先
経済学部A棟315号室
Email:t-koba@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
木曜日14:30~16:00。ただし、必ず事前に連絡をすること。なお、この時間以外でも事前に連絡をもらえれば対応します。

ページの先頭へ