開講年度
開講学部等
2025
大学院人間社会科学研究科(修士課程)
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
金5~6
講義
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
2101000030
アジア環境政策研究[Asian Environmental Policy]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
陳 禮俊[CHIN Reishun]
ー
担当教員[ローマ字表記]
陳 禮俊 [CHIN Reishun]
特定科目区分
対象学生
対象年次
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
18世紀の産業革命以来,ヨーロッパを中心とした工業先進国は技術革新によって,工業生産性の向上を可能にし,驚異的な経済発展をもたらした。この産業革命は伝統的な自給自足の農業社会を,財貨に対する需要拡大を引き起こした工業化社会へと変換させ,人々に多大な富と豊な生活様式を可能にした。それゆえ,発展途上国にとって,工業化は経済発展を加速させ,生活水準を向上させるために,最も有効な手段の一つだと考えられている。しかしながら,多くの発展途上国では,工業化過程の離陸段階では,環境保全のための政策的努力はしばしば無視され,キャッチアップを優先する産業政策は,汚染集約型化学工業を優先して推進されるために,社会資本では産業基盤を優先して,生活基盤を軽視する傾向にある。環境への配慮を欠いたまま進められた急速な工業化や面的開発は,様々な公害・環境問題を引き起こした。一方,地球規模の環境問題の拡大に伴って,国際協力による緩和への道を探ることは人類共通の課題になりつつある。特に,地球温暖化問題に関る国際的取組みは,科学的知見の集積をふまえて,1980年代に国際政治問題化して以来,集約的に行なわれてきたが,発展途上国の義務に関しては,なかなか合意が得られない。しかしながら,今後,発展途上国,特にアジア地域が急速な経済発展に伴う二酸化炭素の排出量を急増させると予想されることから考えても,途上国も,「持続的な開発を損なわない範囲で,地球温暖化の抑制に向けて努力しなければならない。
授業の到達目標
環境政策の立案過程を理解する。
授業計画
【全体】
(1)圧縮型工業化と爆発的都市化
(2)加速するモータリゼーション
(3)広がる環境汚染と健康被害
(4)問われる生物多様性の保全と利用
(5)地球規模の環境問題と地球サミット
(6)気候変動枠組条約
(7)国際環境保全の課題と展望
基本的に対面講義を行う予定が、コロナウィルス感染拡大防止のため、受講者の登録状況に応じて、グループに分けて、対面講義と遠隔講義を同時進行することがある。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
ガイダンス
イントロダクション:地球環境問題の特徴
キーワードを提示し、授業外学習を指導する。授業計画に沿って,準備学習2時間と復習2時間を行う。
第2回
地球環境学
地球環境問題の歴史
キーワードを提示し、授業外学習を指導する。授業計画に沿って,準備学習2時間と復習2時間を行う。
第3回
環境学
環境に関する諸原則
キーワードを提示し、授業外学習を指導する。授業計画に沿って,準備学習2時間と復習2時間を行う。
第4回
持続可能性(1)
MDGsの成果と課題
キーワードを提示し、授業外学習を指導する。授業計画に沿って,準備学習2時間と復習2時間を行う。
第5回
持続可能性(2)
SDGsの特徴
キーワードを提示し、授業外学習を指導する。授業計画に沿って,準備学習2時間と復習2時間を行う。
第6回
気候変動(1)
気候変動問題(1):京都議定書の交渉の経緯と各国のスタンス
キーワードを提示し、授業外学習を指導する。授業計画に沿って,準備学習2時間と復習2時間を行う。
第7回
気候変動(2)
気候変動問題(2):京都議定書の現状と課題
キーワードを提示し、授業外学習を指導する。授業計画に沿って,準備学習2時間と復習2時間を行う。
第8回
気候変動(3)
気候変動問題(3):パリ協定に関する国際交渉状況
キーワードを提示し、授業外学習を指導する。授業計画に沿って,準備学習2時間と復習2時間を行う。
第9回
気候変動(4)
気候変動問題(4):環境外交の現状と課題
キーワードを提示し、授業外学習を指導する。授業計画に沿って,準備学習2時間と復習2時間を行う。
第10回
生態学原理
生態学の基礎理論
キキーワードを提示し、授業外学習を指導する。授業計画に沿って,準備学習2時間と復習2時間を行う。
第11回
公害と環境
公害問題の現状
キーワードを提示し、授業外学習を指導する。授業計画に沿って,準備学習2時間と復習2時間を行う。
第12回
エネルギ問題(1)
エネルギー問題(1):原子力エネルギー、再生可能なエネルギー
キーワードを提示し、授業外学習を指導する。授業計画に沿って,準備学習2時間と復習2時間を行う。
第13回
エネルギ問題(2)
】エネルギー問題(2):再生可能なエネルギー推進に向けた国際社会の現状
キーワードを提示し、授業外学習を指導する。授業計画に沿って,準備学習2時間と復習2時間を行う。
第14回
開発と環境
開発途上国における環境・開発問題:環境と開発のトレードオフ
キーワードを提示し、授業外学習を指導する。授業計画に沿って,準備学習2時間と復習2時間を行う。
第15回
まとめ
学習の理解度を評価する。
キーワードを提示し、授業外学習を指導する。授業計画に沿って,準備学習2時間と復習2時間を行う。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
小テスト 0%、レポート 100%、学期末の筆記テスト 0%
教科書にかかわる情報
備考
『アジア環境白書』日本環境会議「アジア環境白書編集委員会」,東洋経済新報社,2000年
参考書にかかわる情報
備考
指定しない
メッセージ
積極的に授業に参加してください。
キーワード
地球環境、温暖化、気候変動、京都議定書、パリ条約、再生可能なエネルギー
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
(気候変動)気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。
(海洋資源)持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
関連科目
エコツーリズム論
履修条件
連絡先
研究室:経済学部A棟
電 話:083-933-5526
E-mail:lichun@po.cc.yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
水曜日 17:00~18:00
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