開講年度
開講学部等
2025
大学院人間社会科学研究科(修士課程)
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
火1~2
講義
10.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
2101000037
医療制度研究
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
角田 由佳[TSUNODA Yuka]
ー
担当教員[ローマ字表記]
角田 由佳 [TSUNODA Yuka]
特定科目区分
対象学生
対象年次
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
テキストを使用し、輪読とディスカッションを行う。2025年度は、津川友介著『世界一わかりやすい「医療政策」の教科書』(医学書院、2020年)をテキストとして使用する予定である。また他にも、受講生と話し合いながら適宜、介護をはじめとする福祉政策関連の書籍や論文を題材とする予定である。
医療や福祉政策に係る経済学の文献の輪読、ディスカッションを通じて、各自の修士論文テーマを経済学の視点からアプローチする方法を見出すことを、本科目では目標としている。
授業の到達目標
・医療福祉施設経営をとりまく医療政策・経済環境がどのような状況にあるのか、そして今後どう変化しうるのか、洞察するための経済理論を理解する。
・医療や福祉に係る経済学・政策関連の文献の輪読、ディスカッションを通じて、各自の修士論文テーマを経済学の視点からアプローチする方法を考察する。
授業計画
【全体】
受講生と話し合いながら、テキストの各章の報告担当者を決める。報告担当者は、章の要旨をまとめるとともに、内容に対する自身の批判点、見解等も交えながらレジュメを作成し、毎回の講義で報告を行う。その上で、理解に必要となる経済理論を講義し、受講生全員で報告内容についてディスカッションを行う。
また、テキストの輪読を終えた後は、受講生の関心のある医療福祉政策分野の論文や書籍を題材として取り扱う。
対面での授業を予定しているが、状況により授業の実施形態を変更する場合がある。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
イントロダクション
授業概要、今後の進め方について
テキスト全体に目を通しておくこと(10時間以上)
第2回
医療経済学入門Ⅰ:市場メカニズムが機能しない理由
担当者による発表、質疑応答、ディスカッション
・次回の報告担当者 発表準備(10時間以上)
・担当者以外は予習すること(2時間以上)
第3回
医療経済学入門Ⅱ:医療費増加の要因
担当者による発表、質疑応答、ディスカッション
・報告担当者は前回の内容を復習の上、発表準備(10時間以上)
・担当者以外は復習および予習すること(2時間以上)
第4回
医療保険の仕組み
担当者による発表、質疑応答、ディスカッション
・報告担当者は前回の内容を復習の上、発表準備(10時間以上)
・担当者以外は復習および予習すること(2時間以上)
第5回
医療サービス供給の仕組み
担当者による発表、質疑応答、ディスカッション
・報告担当者は前回の内容を復習の上、発表準備(10時間以上)
・担当者以外は復習および予習すること(2時間以上)
第6回
医療政策運営に関連する統計学Ⅰ
担当者による発表、質疑応答、ディスカッション
・報告担当者は前回の内容を復習の上、発表準備(10時間以上)
・担当者以外は復習および予習すること(2時間以上)
第7回
医療政策運営に関連する統計学Ⅱ
担当者による発表、質疑応答、ディスカッション
・報告担当者は前回の内容を復習の上、発表準備(10時間以上)
・担当者以外は復習および予習すること(2時間以上)
第8回
医療政策と政治
担当者による発表、質疑応答、ディスカッション
・報告担当者は前回の内容を復習の上、発表準備(10時間以上)
・担当者以外は復習および予習すること(2時間以上)
第9回
費用対効果分析
担当者による発表、質疑応答、ディスカッション
・報告担当者は前回の内容を復習の上、発表準備(10時間以上)
・担当者以外は復習および予習すること(2時間以上)
第10回
医療経営と質管理
担当者による発表、質疑応答、ディスカッション
・報告担当者は前回の内容を復習の上、発表準備(10時間以上)
・担当者以外は復習および予習すること(2時間以上)
第11回
医療政策と医療倫理
担当者による発表、質疑応答、ディスカッション
・報告担当者は前回の内容を復習の上、発表準備(10時間以上)
・担当者以外は復習および予習すること(2時間以上)
第12回
医療政策と健康格差
担当者による発表、質疑応答、ディスカッション
・報告担当者は前回の内容を復習の上、発表準備(10時間以上)
・担当者以外は復習および予習すること(2時間以上)
第13回
米国の医療政策
担当者による発表、質疑応答、ディスカッション
・報告担当者は前回の内容を復習の上、発表準備(10時間以上)
・担当者以外は復習および予習すること(2時間以上)
第14回
医療福祉政策関連 文献研究
担当者による発表、質疑応答、ディスカッション
・報告担当者は前回の内容を復習の上、発表準備(10時間以上)
・担当者以外は復習および予習すること(2時間以上)
第15回
医療福祉政策関連 文献研究
担当者による発表、質疑応答、ディスカッション
・報告担当者は前回の内容を復習の上、発表準備(10時間以上)
・担当者以外は復習および他の関連文献を調査(6時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 40% C: --% D: 60%
成績評価法
プレゼンテーションおよびプレゼン資料内容:80%
ディスカッション取組姿勢:20%
教科書にかかわる情報
教科書
書名
世界一わかりやすい「医療政策」の教科書
ISBN
9784260025539
著者名
津川友介著
出版社
医学書院
出版年
2020
備考
必要に応じて図書や論文の提示、資料配布を行う。
参考書にかかわる情報
備考
講義の中で、必要に応じて参考図書や論文の提示、資料配布を行う。
メッセージ
質疑応答、ディスカッション等を通じて、授業に積極的に参加してください。
キーワード
医療政策、市場メカニズム、医療保険、医療供給体制、因果推論
持続可能な開発目標(SDGs)
(貧困)あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる。
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
関連科目
医療保険制度研究、医療経済研究
履修条件
連絡先
A棟411号室(内線5551)、メールアドレス:ytsunoda@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
火曜日(12:10~13:00)、水曜日(12:10~13:00)
*できる限り事前にメール等で連絡してください。
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