開講年度
開講学部等
2025
大学院人間社会科学研究科(修士課程)
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
月5~6
講義
6.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
2101000046
流通システム研究[Basic Research on Distribution System]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
藤田 健[FUJITA Takeshi]
ー
担当教員[ローマ字表記]
藤田 健 [FUJITA Takeshi]
特定科目区分
対象学生
対象年次
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
現代の流通は日々変化し,ますます複雑化する様相を呈している。たとえば,大手小売業者の成長鈍化、卸売業者の統合,商社による流通資本の系列化,電子商取引の飛躍的な増加,流通の国際化,物流技術の発展など,近年でも大きな変化が見られる。こうした多様で複雑な流通現象のなかでも特定分野の動向に焦点を当て、当該分野の教科書と代表的な研究書を輪読し、プレゼンテーションとディスカッションを通して理解を深める。
本講義は,経済学研究科企業経営専攻のディプロマポリシー「経営学等の領域における専門的知識を身に付け」ることをめざし,流通論の観点からアプローチを行う。また,本講義は,「経営学等の領域に関して,高い倫理観や世界の多様な文化・歴史をふまえて相手の考えや意見を理解したり,自分自身の考えや意見を論理的に説明したりする能力を身に付けて」もらうために,流通論の書籍・論文等の輪読を行い,授業中にプレゼンテーションとディスカッションを行う。その結果,流通論の領域において,「情報や知識を複眼的,論理的に分析し,的確に表現できる能力」の獲得を目指す。
授業の到達目標
流通論における特定分野の知識を修得する。
授業計画
【全体】
各回の授業では、流通論の基礎的な知識と特定分野の内容を習得するために、文献の輪読、プレゼンテーション、ディスカッションをおこなう。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
ガイダンス
授業の概要説明と学習の進め方
予習:受講希望者は日本の商店街についてネット検索を行い、商店街の現状に関する理解を深めておく(学修時間の目安:2時間)/復習:受講を決めた者は教科書を購入し、「はじめに・目次・序章」等の内容に目を通しておく(学修時間の目安:2時間)
第2回
流通とは何か
流通概念とその分析視角
予習:事前に配布された文献を読んで、わからない言葉を調べ、理解を深めてくる。また、質問事項も整理しておくこと。(学修時間の目安:2時間)/復習:授業終了後に知識を整理し、小レポートにまとめて提出する(学修時間の目安:2時間)。
第3回
百貨店と総合スーパー
百貨店と総合スーパーの共通点・相違点を理解する
予習:事前に配布された文献を読んで、わからない言葉を調べ、理解を深めてくる。また、質問事項も整理しておくこと。(学修時間の目安:2時間)/復習:授業終了後に知識を整理し、小レポートにまとめて提出する(学修時間の目安:2時間)。
第4回
商店街とショッピングセンター
商店街とショッピングセンターの共通点・相違点を理解する
予習:事前に配布された文献を読んで、わからない言葉を調べ、理解を深めてくる。また、質問事項も整理しておくこと。(学修時間の目安:2時間)/復習:授業終了後に知識を整理し、小レポートにまとめて提出する(学修時間の目安:2時間)。
第5回
教科書輪読(1)
商業まちづくりの系譜
予習:事前に配布された文献を読んで、わからない言葉を調べ、理解を深めてくる。また、質問事項も整理しておくこと。(学修時間の目安:2時間)/復習:授業終了後に知識を整理し、小レポートにまとめて提出する(学修時間の目安:2時間)。
第6回
教科書輪読(2)
商業まちづくりの背景
予習:事前に配布された文献を読んで、わからない言葉を調べ、理解を深めてくる。また、質問事項も整理しておくこと。(学修時間の目安:2時間)/復習:授業終了後に知識を整理し、小レポートにまとめて提出する(学修時間の目安:2時間)。
第7回
教科書輪読(3)
まちづくりと行政の役割
予習:事前に配布された文献を読んで、わからない言葉を調べ、理解を深めてくる。また、質問事項も整理しておくこと。(学修時間の目安:2時間)/復習:授業終了後に知識を整理し、小レポートにまとめて提出する(学修時間の目安:2時間)。
第8回
教科書輪読(4)
都市を客観的に理解する
予習:事前に配布された文献を読んで、わからない言葉を調べ、理解を深めてくる。また、質問事項も整理しておくこと。(学修時間の目安:2時間)/復習:授業終了後に知識を整理し、小レポートにまとめて提出する(学修時間の目安:2時間)。
第9回
教科書輪読(5)
まちの資源を確認する
予習:事前に配布された文献を読んで、わからない言葉を調べ、理解を深めてくる。また、質問事項も整理しておくこと。(学修時間の目安:2時間)/復習:授業終了後に知識を整理し、小レポートにまとめて提出する(学修時間の目安:2時間)。
第10回
教科書輪読(6)
まちづくりの主体と事業を支える仕組み
予習:事前に配布された文献を読んで、わからない言葉を調べ、理解を深めてくる。また、質問事項も整理しておくこと。(学修時間の目安:2時間)/復習:授業終了後に知識を整理し、小レポートにまとめて提出する(学修時間の目安:2時間)。
第11回
教科書輪読(7)
安全・安心のまちづくり
予習:事前に配布された文献を読んで、わからない言葉を調べ、理解を深めてくる。また、質問事項も整理しておくこと。(学修時間の目安:2時間)/復習:授業終了後に知識を整理し、小レポートにまとめて提出する(学修時間の目安:2時間)。
第12回
教科書輪読(8)
地域ニーズに応える商店街
予習:事前に配布された文献を読んで、わからない言葉を調べ、理解を深めてくる。また、質問事項も整理しておくこと。(学修時間の目安:2時間)/復習:授業終了後に知識を整理し、小レポートにまとめて提出する(学修時間の目安:2時間)。
第13回
教科書輪読(9)
高齢者・子育て世代にやさしいまちづくり
予習:事前に配布された文献を読んで、わからない言葉を調べ、理解を深めてくる。また、質問事項も整理しておくこと。(学修時間の目安:2時間)/復習:授業終了後に知識を整理し、小レポートにまとめて提出する(学修時間の目安:2時間)。
第14回
教科書輪読(10)
多様化する主体との連携
予習:事前に配布された文献を読んで、わからない言葉を調べ、理解を深めてくる。また、質問事項も整理しておくこと。(学修時間の目安:2時間)/復習:授業終了後に知識を整理し、小レポートにまとめて提出する(学修時間の目安:2時間)。
第15回
教科書輪読(11)
観光とまちづくり
予習:事前に配布された文献を読んで、わからない言葉を調べ、理解を深めてくる。また、質問事項も整理しておくこと。(学修時間の目安:2時間)/復習:授業終了後に知識を整理し、小レポートにまとめて提出する(学修時間の目安:2時間)。
第16回
全体のまとめ
授業の振り返りと期末レポートの課題解説
予習:教科書やノート全体を見直し、研究の意義や今後の課題について検討する(学修時間の目安:2時間)。/復習:授業終了後に知識を整理し、期末レポートに回答する(学修時間の目安:3時間)。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 20% C: --% D: 40%
成績評価法
プレゼンテーション 40%、ディスカッションへの貢献 20%、期末レポート 40%
教科書にかかわる情報
教科書
書名
小売業起点のまちづくり
ISBN
9784502257513
著者名
石原武政, 渡辺達朗編著
出版社
中央経済社
出版年
2018
教科書
書名
1からの流通論(第2版)
ISBN
9784502283611
著者名
石原 武政, 竹村 正明, 細井 謙一
出版社
中央経済社
出版年
2018
備考
『1からの流通論(第2版)』については、該当箇所を配布する。『小売業起点のまちづくり』は各自で購入すること。
参考書にかかわる情報
参考書
書名
商店街はいま必要なのか
ISBN
9784062883252
著者名
満薗勇
出版社
講談社現代新書
出版年
2015
参考書
書名
商店街はなぜ滅びるのか
ISBN
9784334036850
著者名
新雅史
出版社
光文社
出版年
2012
参考書
書名
商業集積と小売業の動態 : 2000年代からアフターコロナまで
ISBN
9784771038905
著者名
南方建明著
出版社
晃洋書房
出版年
2024
参考書
書名
商店街の復権 : 歩いて楽しめるコミュニティ空間
ISBN
9784480076083
著者名
広井良典編
出版社
筑摩書房
出版年
2024
参考書
書名
商店街さんぽ : ビンテージなまち並み50
ISBN
9784761528133
著者名
あさみん著
出版社
学芸出版社
出版年
2022
参考書
書名
まちづくりの非常識な教科書 : 35万円で10億円の経済効果を生んだメソッド
ISBN
9784074288441
著者名
吉川美貴著
出版社
主婦の友社
出版年
2018
参考書
書名
まちづくり幻想 : 地域再生はなぜこれほど失敗するのか
ISBN
9784815609122
著者名
木下斉著
出版社
SBクリエイティブ
出版年
2021
備考
流通(商店街・商業集積)に関する基礎知識のない人は、参考書等で基礎知識を身につけること。
メッセージ
1.流通論・商業論にもとづく「まちづくり」を学んでほしい。
2.状況により、授業内容やレポート等の実施形態を変更する場合がある。
キーワード
流通、商業、商店街、商業集積、まちづくり、マーケティング、観光
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
関連科目
現代マーケティング研究,現代商品研究
履修条件
履修希望者は、授業が始まる前までに、担当教員に「履修希望」のメールを送ること。メールアドレスは、fujitat のあとに、@マークと山口大学のドメイン名をつけたものである。
連絡先
連絡先は,初回授業で配布する資料に記載する。受講生は,Moodle等の「流通システム研究」初回講義欄で,いつでも教員のメールアドレスを確認することができる。
オフィスアワー
授業内容について相談がある場合,初回配布資料およびMoodle等に記載したメールアドレス宛に連絡を取ってほしい。面談が必要な場合は,スケジュールを調整の上,適宜,個別対応する。
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