開講年度
開講学部等
2025
大学院人間社会科学研究科(修士課程)
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
木5~6
講義
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
2101000051
会計政策論研究[Accounting Research Policy]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
松浦 良行[MATSUURA Yoshiyuki]
ー
担当教員[ローマ字表記]
松浦 良行 [MATSUURA Yoshiyuki]
特定科目区分
対象学生
対象年次
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
今年度は財務情報の分析の仕方について学習する。自らの疑問や仮説を検証し、他人に正当性や有用性を説明し、納得させるときの有力のアプローチの一つはデータを活用することである。近年ビックデータを活用した解析ツールが様々提案され、実務で活用されていることを踏まえれば、企業経営を研究する学生にとって、データ分析ツールや方法の理解は、これらのトレンドにキャッチアップするために必要不可欠なスキルであるといえる。それと同時に、将来アカデミックな世界のみならず実務において何らかの研究を実施するときに、テーマによって適したアプローチ法も異なるので、大学院生は様々な検証法を体得しておくことが重要である。
授業の到達目標
生成AIを活用した効率的な文献調査や分析ができるようになる。
大量の財務データを利用して、基本的な統計分析ができるようになる。
授業計画
【全体】
財務情報を用いた分析を行うために、まずデータを利用した実証的研究の古典的論文を紹介し、研究の一連の流れを理解する。その後、データベースの構造などについてともに確認し、それと同時に表計算ソフトおよび統計処理ソフトの基本的な操作法について習得する。以上を踏まえて、当方から提示した課題について自分でデータセットの構築から検証までの一巡のプロセスを体験する。最後に、自分で課題を設定し、それをデータを利用して検証する。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
イントロダクション
講義の方針について
財務会計の基礎知識の確認
予習・復習(4時間)
第2回
財務比率分析の基礎(1)
財務比率分析の枠組み理解
予習・復習(4時間)
第3回
財務比率分析の基礎(2)
代表的な財務比率を把握する
予習・復習(4時間)
第4回
財務比率分析の基礎(3)
企業を選択して財務比率分析を実際に行う
予習・復習(4時間)
第5回
経営戦略と財務比率(1)
経営戦略の基礎について把握する
予習・復習(4時間)
第6回
経営戦略と財務比率(2)
経営戦略と財務数値の関係について理解する
予習・復習(4時間)
第7回
経営戦略と財務比率(3)
経営戦略の違いと財務比率の違い尾を演習を通じて理解する
予習・復習(4時間)
第8回
資本コストの導出(1)
CAPMの理論的背景について理解する
予習・復習(4時間)
第9回
資本コストの導出(2)
CAPMに基づいて株主資本コストを計算する
予習・復習(4時間)
第10回
資本コストとリスク
財務比率から見た企業のリスク状態と資本コストを関連付けて分析する
予習・復習(4時間)
第11回
ファンダメンタル指標の理解(1)
投資におけるPERやPBRなどの代表的な指標の理論的背景を理解する
予習・復習(4時間)
第12回
ファンダメンタル分析の理解(2)
代表的な投資評価尺度と財務比率を関連付ける
予習・復習(4時間)
第13回
財務数値の変化の予測
企業戦略の遂行が財務数値にどのような影響を及ぼすかをシミュレーションする
予習・復習(4時間)
第14回
会計の保守主義と財務比率
会計制度の保守主義的な傾向とそれによる財務比率分析への影響について考える
予習・復習(4時間)
第15回
会計操作と財務数値
会計制度が認めている会計方法の選択や見積もりがどのように財務比率に影響を与えるかを考える
予習・復習(4時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
講義への参加度80%、期末リポート20%
教科書にかかわる情報
備考
特に指定しない。
参考書にかかわる情報
備考
必要に応じて指示する。
メッセージ
私は通常常盤キャンパスにおり、原則週に一回しか吉田キャンパスには来ません。履修を希望される方は、必ず事前に下記のアドレスまでご連絡下さい。また、履修人数などによって、内容等も含め柔軟に対応することも可能です。
キーワード
財務情報、統計分析、資本市場
持続可能な開発目標(SDGs)
(経済成長と雇用)包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
関連科目
会計、財務関連の科目に加え、計量経済学や統計学についても併せて履修していることが望ましい。
履修条件
連絡先
会計、財務関連の科目に加え、計量経済学や統計学についても併せて履修していることが望ましい。
オフィスアワー
木曜日の午前10時から12時まで吉田キャンパスの研究室で対応する。
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