開講年度
開講学部等
2025
大学院人間社会科学研究科(修士課程)
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期
金7~8
講義
4.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
2102000094
企業経営基礎研究[Introduction to Business Management]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
藤田 健[FUJITA Takeshi]
ー
担当教員[ローマ字表記]
藤田 健 [FUJITA Takeshi]
特定科目区分
対象学生
対象年次
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
本講義は,経済学・経営学専攻のディプロマポリシー「経済社会の活動に伴って生起する諸問題を認識し、それらを解決するための具体的な方法を考え出すことができる研究者」を養成することを目指し,中山間地マネジメント分野の研究者としての基礎的な知識を提供する。具体的には,本講義において,経営学の基礎知識,研究の基礎知識,研究方法に関する講義を行う。その結果,中山間地マネジメント分野の受講生が,情報や知識を論理的・批判的に分析し,研究論文を作成するための基礎的な能力の獲得を目指す。
本講義は,カリキュラムポリシーにおいて「専攻専門科目」の一つに位置づけられ,経済学・経営学専攻中山間地マネジメントコースにおいて渡日前入試で入学した院生の必修科目となっている。本講義は,受講生に中山間地マネジメント研究における基礎知識を幅広く身に付けてもらう。具体的には,授業の予習,ディスカッション,レポート作成等を通じて経営学の基礎知識、研究の基礎知識、研究方法論に関するコミュニケーション能力,課題解決力,論理的思考力を養成する。
授業の到達目標
中山間地マネジメントコースで研究をするための基礎的な知識を習得する。
授業計画
【全体】
本授業は、複数の教員で分担して開講する。第1回授業はガイダンスを行い、第2回~第5回は経営学の基礎知識、第6回~第10回は研究の基礎知識(研究とは何か)、第11回~第15回は具体的な研究方法を講義する。各回の授業では文献・資料・授業内容にもとづいてディスカッションを行う。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
ガイダンス
授業概要の説明、自己紹介、課題の提示
初回授業のため、特に予習すべきことはない。経営学の基礎知識を知っておきたい人は、教科書『経営学をやさしく学ぶ』の内容に目を通しておいてもらいたい。
第2回
経営学の基礎知識(1)
マネジメント分野の基礎知識と研究課題
予習:事前に配布される文献を読んで、わからない言葉を調べ、理解を深めてくる。また、質問事項も整理しておくこと。(学修時間の目安:2時間)/復習:授業終了後に知識を整理し、小レポートにまとめて提出する(学修時間の目安:2時間)。
第3回
経営学の基礎知識(2)
アカウンティング分野の基礎知識と研究課題
予習:事前に配布される文献を読んで、わからない言葉を調べ、理解を深めてくる。また、質問事項も整理しておくこと。(学修時間の目安:2時間)/復習:授業終了後に知識を整理し、小レポートにまとめて提出する(学修時間の目安:2時間)。
第4回
経営学の基礎知識(3)
マーケティング分野の基礎知識と研究課題
予習:事前に配布される文献を読んで、わからない言葉を調べ、理解を深めてくる。また、質問事項も整理しておくこと。(学修時間の目安:2時間)/復習:授業終了後に知識を整理し、小レポートにまとめて提出する(学修時間の目安:2時間)。
第5回
経営学の基礎知識(4)
中山間地マネジメントの現状と課題
予習:教科書(経営学をやさしく学ぶ)を読んで、わからない言葉を調べ、理解を深めてくる。また、質問事項も整理しておくこと。(学修時間の目安:2時間)/復習:授業終了後に知識を整理し、小レポートにまとめて提出する(学修時間の目安:2時間)。
第6回
研究の基礎知識(1)
経営学における研究とは何か
予習:事前に配布される文献を読んで、わからない言葉を調べ、理解を深めてくる。また、質問事項も整理しておくこと。(学修時間の目安:2時間)/復習:授業終了後に知識を整理し、小レポートにまとめて提出する(学修時間の目安:2時間)。
第7回
研究の基礎知識(2)
問いの立て方/研究の進め方
予習:事前に配布される文献・資料等を読んで、わからない言葉を調べ、理解を深めてくる。また、質問事項も整理しておくこと。(学修時間の目安:2時間)/復習:授業終了後に知識を整理し、小レポートにまとめて提出する(学修時間の目安:2時間)。
第8回
研究の基礎知識(3)
概念を用いた思考法
予習:事前に配布される文献・資料等を読んで、わからない言葉を調べ、理解を深めてくる。また、質問事項も整理しておくこと。(学修時間の目安:2時間)/復習:授業終了後に知識を整理し、小レポートにまとめて提出する(学修時間の目安:2時間)。
第9回
研究の基礎知識(4)
研究倫理に関する講義/研究者が守るべきルール
予習:事前に配布される文献を読んで、わからない言葉を調べ、理解を深めてくる。また、質問事項も整理しておくこと。(学修時間の目安:2時間)/復習:授業終了後に知識を整理し、小レポートにまとめて提出する(学修時間の目安:2時間)。
第10回
研究の基礎知識(5)
研究不正を避けるための方法
予習:事前に配布される文献を読んで、わからない言葉を調べ、理解を深めてくる。また、質問事項も整理しておくこと。(学修時間の目安:2時間)/復習:授業終了後に知識を整理し、小レポートにまとめて提出する(学修時間の目安:2時間)。
第11回
研究方法論(1)
修士2年間の研究プロセス
予習:事前に配布される文献を読んで、わからない言葉を調べ、理解を深めてくる。また、質問事項も整理しておくこと。(学修時間の目安:2時間)/復習:授業終了後に知識を整理し、小レポートにまとめて提出する(学修時間の目安:2時間)。
第12回
研究方法論(2)
文献研究の方法
予習:事前に配布される文献を読んで、わからない言葉を調べ、理解を深めてくる。また、質問事項も整理しておくこと。(学修時間の目安:2時間)/復習:授業終了後に知識を整理し、小レポートにまとめて提出する(学修時間の目安:2時間)。
第13回
研究方法論(3)
定量的研究の方法
予習:事前に配布される文献を読んで、わからない言葉を調べ、理解を深めてくる。また、質問事項も整理しておくこと。(学修時間の目安:2時間)/復習:授業終了後に知識を整理し、小レポートにまとめて提出する(学修時間の目安:2時間)。
第14回
研究方法論(4)
定性的研究の方法
予習:事前に配布される文献を読んで、わからない言葉を調べ、理解を深めてくる。また、質問事項も整理しておくこと。(学修時間の目安:2時間)/復習:授業終了後に知識を整理し、小レポートにまとめて提出する(学修時間の目安:2時間)。
第15回
研究方法論(5)
研究論文の書き方
予習:教科書(論文の教室)を読んで、わからない言葉を調べ、理解を深めてくる。また、質問事項も整理しておくこと。(学修時間の目安:2時間)/復習:授業終了後に知識を整理し、小レポートにまとめて提出する(学修時間の目安:2時間)。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 40% C: --% D: --%
成績評価法
レポート 60%、ディスカッションへの貢献 40%
教科書にかかわる情報
教科書
書名
論文の教室 : レポートから卒論まで(最新版)
ISBN
9784140912720
著者名
戸田山和久著
出版社
NHK出版
出版年
2022
教科書
書名
マネジメント研究への招待 : 研究方法の種類と選択
ISBN
9784502296116
著者名
須田敏子著
出版社
中央経済社
出版年
2019
備考
担当教員から上記以外の必読文献・資料等が配布される。毎週Moodle等を確認し、適宜、ダウンロードすること。指定された文献・資料等を熟読し、疑問点を整理したうえで授業に参加すること。
参考書にかかわる情報
参考書
書名
ゼミナール経営学入門(第3版)
ISBN
9784532132477
著者名
伊丹敬之, 加護野忠男著
出版社
日本経済新聞社
出版年
2003
参考書
書名
リサーチ・デザイン
ISBN
9784561264576
著者名
田村正紀
出版社
白桃書房
出版年
2006
参考書
書名
リサーチのはじめかた : 「きみの問い」を見つけ、育て、伝える方法
ISBN
9784480837257
著者名
トーマス・S・マラニー, クリストファー・レア著 ; 安原和見訳
出版社
筑摩書房
出版年
2023
備考
経営学の知識を体系的に学ぶのであれば『ゼミナール経営学入門(第3版)』を、経営学分野(流通論・マーケティング論)の研究方法をリサーチ・デザインという観点から学ぶのであれば『リサーチ・デザイン』を通読してほしい。研究方法論の本は多数出版されているが、ここでは研究の出発点で役立つ『リサーチのはじめかた』を取り上げておく。
メッセージ
キーワード
経営学研究、中山間地マネジメント、経営学研究の基礎知識、経営学研究の方法
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
中山間地マネジメントコースの経営学科目と関連している。
履修条件
1.この授業は、渡日前入試で入学した中山間地マネジメントコース院生(1年生)に対する必修科目である。この授業は、経営学プログラム中山間地マネジメント分野の研究能力の育成を目的とした内容となっており、渡日前入試で入学した院生のレベルにあわせて授業を進める。
2.授業内容は、経営学プログラム(中山間地マネジメントコース)の修士論文を作成する人には適した内容であるが、適さない分野(法学など)もある。経営学プログラムの院生がこの授業の履修を検討している場合は、初回授業開始前に、調整役(藤田)にメールで相談すること。
3.この授業は、他専攻・他プログラム・他コースの院生には、履修に適さない内容である。それでも聴講を希望する人は、初回授業開始前に、調整役(藤田)にメールで相談すること。
4.この授業は、コンサルやベンチャー起業家等の実務家を養成するような内容を取り扱わない。
5.なお、調整役のメールアドレスは、fujitat のあとにアットマークと、山口大学のドメイン名をつけたものである。
連絡先
授業の進め方について質問があれば,本授業の調整役の藤田に連絡すること。連絡先は,上記「履修条件」欄にも記載しているが、初回授業で配布する資料には明記する。受講生は,Moodleの「企業経営基礎研究」初回講義欄で,随時教員のメールアドレスを確認することができる。
オフィスアワー
授業内容について個別に相談事項がある場合,初回配布資料およびMoodle3に記載したメールアドレス宛に連絡を取ってほしい。面談が必要な場合は,メールでスケジュールを調整の上,対面・オンライン等で個別対応する。
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